- The Cross Pendant
He is a cross pendant.He is engraved with a unique Number.
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Emmanuel
1 さて、ひとりの病人びょうにんがいた。ラザロといい、マリヤとその姉妹しまいマルタの村むらベタニヤの人ひとであった。
2 このマリヤは主しゅに香油こうゆをぬり、自分じぶんの髪かみの毛けで、主しゅの足あしをふいた女おんなであって、病気びょうきであったのは、彼女かのじょの兄弟きょうだいラザロであった。
3 姉妹しまいたちは人ひとをイエスのもとにつかわして、「主しゅよ、ただ今いま、あなたが愛あいしておられる者ものが病気びょうきをしています」と言いわせた。
4 イエスはそれを聞きいて言いわれた、「この病気びょうきは死しぬほどのものではない。それは神かみの栄光えいこうのため、また、神かみの子こがそれによって栄光えいこうを受うけるためのものである」。
5 イエスは、マルタとその姉妹しまいとラザロとを愛あいしておられた。
6 ラザロが病気びょうきであることを聞きいてから、なおふつか、そのおられた所ところに滞在たいざいされた。
7 それから弟子でしたちに、「もう一度どユダヤに行いこう」と言いわれた。
8 弟子でしたちは言いった、「先生せんせい、ユダヤ人じんらが、さきほどもあなたを石いしで殺ころそうとしていましたのに、またそこに行いかれるのですか」。
9 イエスは答こたえられた、「一日にちには十二時間じかんあるではないか。昼間ひるまあるけば、人ひとはつまずくことはない。この世よの光ひかりを見みているからである。
10 しかし、夜よるあるけば、つまずく。その人ひとのうちに、光ひかりがないからである」。
11 そう言いわれたが、それからまた、彼かれらに言いわれた、「わたしたちの友ともラザロが眠ねむっている。わたしは彼かれを起おこしに行いく」。
12 すると弟子でしたちは言いった、「主しゅよ、眠ねむっているのでしたら、助たすかるでしょう」。
13 イエスはラザロが死しんだことを言いわれたのであるが、弟子でしたちは、眠ねむって休やすんでいることをさして言いわれたのだと思おもった。
14 するとイエスは、あからさまに彼かれらに言いわれた、「ラザロは死しんだのだ。
15 そして、わたしがそこにいあわせなかったことを、あなたがたのために喜よろこぶ。それは、あなたがたが信しんじるようになるためである。では、彼かれのところに行いこう」。
16 するとデドモと呼よばれているトマスが、仲間なかまの弟子でしたちに言いった、「わたしたちも行いって、先生せんせいと一緒いっしょに死しのうではないか」。
17 さて、イエスが行いってごらんになると、ラザロはすでに四日間かかんも墓はかの中なかに置おかれていた。
18 ベタニヤはエルサレムに近ちかく、二十五丁ちょうばかり離はなれたところにあった。
19 大おおぜいのユダヤ人じんが、その兄弟きょうだいのことで、マルタとマリヤとを慰なぐさめようとしてきていた。
20 マルタはイエスがこられたと聞きいて、出迎でむかえに行いったが、マリヤは家いえですわっていた。
21 マルタはイエスに言いった、「主しゅよ、もしあなたがここにいて下くださったなら、わたしの兄弟きょうだいは死しななかったでしょう。
22 しかし、あなたがどんなことをお願ねがいになっても、神かみはかなえて下くださることを、わたしは今いまでも存ぞんじています」。
23 イエスはマルタに言いわれた、「あなたの兄弟きょうだいはよみがえるであろう」。
24 マルタは言いった、「終おわりの日ひのよみがえりの時ときよみがえることは、存ぞんじています」。
25 イエスは彼女かのじょに言いわれた、「わたしはよみがえりであり、命いのちである。わたしを信しんじる者ものは、たとい死しんでも生いきる。
26 また、生いきていて、わたしを信しんじる者ものは、いつまでも死しなない。あなたはこれを信しんじるか」。
27 マルタはイエスに言いった、「主しゅよ、信しんじます。あなたがこの世よにきたるべきキリスト、神かみの御子みこであると信しんじております」。
28 マルタはこう言いってから、帰かえって姉妹しまいのマリヤを呼よび、「先生せんせいがおいでになって、あなたを呼よんでおられます」と小声こごえで言いった。
29 これを聞きいたマリヤはすぐ立たち上あがって、イエスのもとに行いった。
30 イエスはまだ村むらに、はいってこられず、マルタがお迎むかえしたその場所ばしょにおられた。
31 マリヤと一緒いっしょに家いえにいて彼女かのじょを慰なぐさめていたユダヤ人じんたちは、マリヤが急いそいで立たち上あがって出でて行いくのを見みて、彼女かのじょは墓はかに泣なきに行いくのであろうと思おもい、そのあとからついて行いった。
32 マリヤは、イエスのおられる所ところに行いってお目めにかかり、その足あしもとにひれ伏ふして言いった、「主しゅよ、もしあなたがここにいて下くださったなら、わたしの兄弟きょうだいは死しななかったでしょう」。
33 イエスは、彼女かのじょが泣なき、また、彼女かのじょと一緒いっしょにきたユダヤ人じんたちも泣ないているのをごらんになり、激はげしく感動かんどうし、また心こころを騒さわがせ、そして言いわれた、
34 「彼かれをどこに置おいたのか」。彼かれらはイエスに言いった、「主しゅよ、きて、ごらん下ください」。
35 イエスは涙なみだを流ながされた。
36 するとユダヤ人じんたちは言いった、「ああ、なんと彼かれを愛あいしておられたことか」。
37 しかし、彼かれらのある人ひとたちは言いった、「あの盲人もうじんの目めをあけたこの人ひとでも、ラザロを死しなせないようには、できなかったのか」。
38 イエスはまた激はげしく感動かんどうして、墓はかにはいられた。それは洞穴ほらあなであって、そこに石いしがはめてあった。
39 イエスは言いわれた、「石いしを取とりのけなさい」。死しんだラザロの姉妹しまいマルタが言いった、「主しゅよ、もう臭くさくなっております。四日かもたっていますから」。
40 イエスは彼女かのじょに言いわれた、「もし信しんじるなら神かみの栄光えいこうを見みるであろうと、あなたに言いったではないか」。
41 人々ひとびとは石いしを取とりのけた。すると、イエスは目めを天てんにむけて言いわれた、「父ちちよ、わたしの願ねがいをお聞きき下くださったことを感謝かんしゃします。
42 あなたがいつでもわたしの願ねがいを聞ききいれて下くださることを、よく知しっています。しかし、こう申もうしますのは、そばに立たっている人々ひとびとに、あなたがわたしをつかわされたことを、信しんじさせるためであります」。
43 こう言いいながら、大声おおごえで「ラザロよ、出でてきなさい」と呼よばわれた。
44 すると、死人しにんは手足てあしを布ぬのでまかれ、顔かおも顔かおおおいで包つつまれたまま、出でてきた。イエスは人々ひとびとに言いわれた、「彼かれをほどいてやって、帰かえらせなさい」。
45 マリヤのところにきて、イエスのなさったことを見みた多おおくのユダヤ人じんたちは、イエスを信しんじた。
46 しかし、そのうちの数人すうにんがパリサイ人びとたちのところに行いって、イエスのされたことを告つげた。
47 そこで、祭司長さいしちょうたちとパリサイ人びとたちとは、議会ぎかいを召集しょうしゅうして言いった、「この人ひとが多おおくのしるしを行おこなっているのに、お互たがいは何なにをしているのだ。
48 もしこのままにしておけば、みんなが彼かれを信しんじるようになるだろう。そのうえ、ローマ人じんがやってきて、わたしたちの土地とちも人民じんみんも奪うばってしまうであろう」。
49 彼かれらのうちのひとりで、その年としの大祭司だいさいしであったカヤパが、彼かれらに言いった、「あなたがたは、何なにもわかっていないし、
50 ひとりの人ひとが人民じんみんに代かわって死しんで、全国民ぜんこくみんが滅ほろびないようになるのがわたしたちにとって得えだということを、考かんがえてもいない」。
51 このことは彼かれが自分じぶんから言いったのではない。彼かれはこの年としの大祭司だいさいしであったので、預言よげんをして、イエスが国民こくみんのために、
52 ただ国民こくみんのためだけではなく、また散在さんざいしている神かみの子こらを一つに集あつめるために、死しぬことになっていると、言いったのである。
53 彼かれらはこの日ひからイエスを殺ころそうと相談そうだんした。
54 そのためイエスは、もはや公然こうぜんとユダヤ人じんの間あいだを歩あるかないで、そこを出でて、荒野あらのに近ちかい地方ちほうのエフライムという町まちに行いかれ、そこに弟子でしたちと一緒いっしょに滞在たいざいしておられた。
55 さて、ユダヤ人じんの過越すぎこしの祭まつりが近ちかづいたので、多おおくの人々ひとびとは身みをきよめるために、祭まつりの前まえに、地方ちほうからエルサレムへ上のぼった。
56 人々ひとびとはイエスを捜さがし求もとめ、宮みやの庭にわに立たって互たがいに言いった、「あなたがたはどう思おもうか。イエスはこの祭まつりにこないのだろうか」。
57 祭司長さいしちょうたちとパリサイ人びとたちとは、イエスを捕とらえようとして、そのいどころを知しっている者ものがあれば申もうし出でよ、という指令しれいを出だしていた。
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