創世記 50 - ERV 訳 -読みやすい聖書-(新約聖書)

6ファラオ王の答えはこうだった。

7そこで、ヨセフは遺体を埋葬まいそうするために出かけて行った。その旅にはファラオの役人である側近たちや、エジプトの長老たちも同行した。

8子供たちと家畜はゴシェンに残し、ヨセフの家族全員、兄弟と兄弟の家族も皆そろって出発した。

9そのグループは家族勢ぞろいで、かなりの人数になった。そして、彼らの護衛のために馬車に乗った護衛隊も一緒にその地に向かった。

10ヨルダン川の近くにあるアタデという場所にある、脱穀だっこく作業場と呼ばれる穀物の皮を剥むく作業をする場所に差し掛かると、彼らはヤコブの死を追悼ついとうし、長い時間大声で泣いた。ヨセフは引き続き、7日間かけてヤコブのために葬式を行った。

11カナンの地に住む人々は、その脱穀だっこく作業場での葬式を見てこう言った。「エジプト人たちの悲しみの時だ」そして、彼らはその場所をアベル・ミツライム【「エジプト人の悲しみの時」という意味】と名付けた。

12ヤコブの息子たちは、生前ヤコブが希望していた通りのことをした。

13遺体をカナンに運び入れ、マクペラの洞窟に埋葬まいそうした。この土地はマムレの近くで、アブラハムがヘテ人のエフロンから買い取った土地であり、そこをお墓として用いていた。

14父の遺体を埋葬まいそうすると、ヨセフと兄弟たち、また旅に同行した全ての人たちと共にエジプトへと戻って行った。

15ヤコブが他界すると、ヨセフの兄弟たちは、なんともいたたまれない不安な思いになり、お互いにこのようなことを話していた。

16そこで兄弟たちはヨセフにこの様な伝言を送った。