The Cross Pendant

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Emmanuel

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創世記 31 - ERV 訳 -読みやすい聖書-(新約聖書)

逃げ出すヤコブ

1ある日のこと・・・

ヤコブはラバンの息子たちがこそこそと話をしているのを聞いた。彼らはこんなことを話していた・・・

「ヤコブは俺らの父から全てを奪った!今となっては父のものが全てヤコブのものとなり、あいつは金持ちになった!」

2ヤコブ自身も薄々あることに気づいていた。それは、以前に比べてラバンがフレンドリーではなくなっていたのだ。

3その時、神ヤハウェはヤコブに話しかけた。

「家族の元に帰るのだ!お前の先祖が暮らしていた土地に!わたしはお前と共にいる」

4そこでヤコブは遣つかいを送り、妻ラケルとレアをヤコブが持つ家畜の群れの側に呼び出した。

5ヤコブは妻たちに会うとすぐにこう説明した。

「以前と比べて最近特に、あなたの父ラバンさんは私に対して冷たいんだ!まあー、でも大丈夫!私の父が仕えていた神が私と共にいてくれるから。 62人とも分かるだろうが、私は今までずっとラバンさんのために一生懸命働いてきた。 7だが、彼は私を何度も騙だましてきた。報酬だって10回も変更するし・・・しかし、そんな悪い条件の中で、神は私を守ってくれた。 8ラバンさんが、まだら模様の動物を報酬として私にくれると言えば、全ての群れからは必ずまだら模様の動物が産まれてくる。彼がしましま模様の動物を私にくれると言えば、群れからは必ずしましま模様の動物が産まれてくるんだ。 9こんな感じに、神はラバンさんから家畜を私のものとして取り分けてくれた」 10「動物たちが交尾をするシーズンに入った時、私は夢を見たんだ。その夢は、しましま模様、まだら模様、水玉模様のオスのヤギのみが交尾をしている様子だった。 11そして、夢の中で神の天使がこう言ったんだ。『ヤコブ!』そして、私は『はい!』と応えた。 12そしたら天使がこう言ったんだ。『お前が見ている通り、今交尾をしているのは全てしましま模様、まだら模様、そして水玉模様のオスのヤギだ。わたしがそのようにさせてるのだ。なぜなら、わたしはこれまでずっと見てきた。ラバンがお前にしてきたことを。だからわたしはお前を助けたいのだ。 13わたしはベテルでお前に現れた神だ。お前が特別な岩を並べ、そこにオリーブオイルを注いだ。その時わたしと約束したはずだ!今!お前はこの地を離れ、お前が生まれた故郷に帰るのだ!』と・・・」

14ラケルとレアは答えて言った。

「私たちがここに留まる理由は何もないわ!だって、私たちの父はもう、兄さんたちに渡す遺産以外、何も残っていないもの・・・私たちにあげるものなんか何もないはずだわ! 15父は私たちに対しても他人のように接していたわ。私たちを売り払い、あなたに何年も働かせた。しかも、あなたが働いて手に入れたものだって全て使い果たしてしまったもの。その中のいくつかは私たちのものだったはずよ! 16神がラバンから取り返し、あなたに与えた全ての富は、私たちや、私たちの子供たちのものでもある。そう!神があなたに語ったように、そのようにすべきよ!」

17その答えを聞くとヤコブはすぐに旅の支度をし始めた。子供と妻たちをラクダの背中に乗せ、

18父イサクが住んでいたカナン地方に向けて旅立った。ヤコブは、メソポタミアに滞在していた間に得た、全ての家畜と財産を持って出て行った。

19彼らはラバンが家を空け、羊の毛を刈っている間に出発した。そしてラケルは、父がいないタイミングを見計らって父の家に入り、彼の家族が受け継いでいた偶像アイドルを何個か盗んでいった。

20ヤコブはアラム人のラバンに何も告げず逃げるように出て行ったのだ。

21彼は自分の持ち物全てを持って、急いでそこを離れた。彼はユーフラテス川を渡り、ギルアデの山地へ向かって行った。

ヤコブを追いかけるラバン

22それから3日後、ラバンはヤコブがいつの間にか逃げ出していることに気づき、

23急いで彼の使いを何人か集め、ヤコブを追いかけるために家を後にした。7日間歩き、ラバンはギルアデの山地にいるヤコブを発見した。

24しかしその晩、神はラバンの夢の中に現れてこう言った。

「ヤコブに対して、何かものを言う時には気を付けなさい!彼を傷つけるようなことを言ってはならない!」盗まれた偶像アイドルを探す

25次の日の朝、ラバンはギルアデの山地で宿営地キャンプ地を張っていたヤコブに追いついた。そして、ラバンたちもその場所に宿営地キャンプ地を置き、テントを張った。

26ラバンはヤコブに言った。

「なぜお前は私をだますんだ!しかも捕虜ほりょのように私の娘たちまで一緒に! 27なぜ何も言わずに出て行く?もし出る前にきちんとあいさつしてくれるなら、お別れのパーティーをしてやったのに!琴ことやタンバリンで歌って踊ってどんちゃん騒ぎのお祝いをしてやったのに! 28私の孫たちや娘たちに別れのキスもさせないで!こんなやり方は常識外れだ! 29俺はお前を貶おとしめることだって簡単に出来る!だが・・・昨夜、お前の父の神が私の夢に現れ、お前を傷つけるようなことはしちゃいかんと・・・ 30知ってるぞ!お前が故郷に帰りたいことなんか!しかし、なぜ私の神々まで盗むのか?」 31ヤコブは答えた。「お伝えしなかった理由は・・・伝えれば、あなた様が娘さん達を私から奪ってしまうのではないかと・・・それを恐れていたのです。 32しかし、あなたの神々を盗む?あなたのものを盗むような真似はしておりません!もしここにいる誰かがその神々の置物を盗んでいるようなことがあれば、生かしてはおきません!あなたが引き連れてきた男たちが私の証人となります。あなたのものがここにあるかどうか徹底的に探してください!もしそれがあなたのものであれば、どうぞ持ち帰ってください」

ヤコブは妻ラケルがラバンの偶像アイドルをいくつか盗んだことを知らずにそう言ったのだ。

33そこでラバンはヤコブの宿営地キャンプ地をくまなく探した。ヤコブのテントに入り、レアのテントにも入った。2人の女奴隷が使っているテントまで・・・しかし、どこからもラバンの神々の置物は見つからなかった。ついに彼はラケルのテントに入って行った。

34ラケルは彼が探しに来る前に、その偶像アイドルの置物を鞍くら【人がラクダの上へ乗る時に使うもの】の内側に隠し、その上に座っていた。ラバンはラケルのテントの隅すみから隅すみまで探したが何も見つけられなかった。

35ラケルは言った。

「お父様!わたしに怒りを向けないでください!私は今、生理がきていて、立ち上がることが出来ません」

結局、宿営地キャンプ地をくまなく探したがラバンの家にあったその偶像アイドルは見つからなかった。

36ヤコブは疑いをかけられたことに腹を立て、怒ってこう言った。

「私が何をしたって言うんだ!どんな法律を破ったって言うんだ!あなたにはどんな権利があって私を追いつめ、ここに留まらせるんだ! 37全てを見て分かっただろう!あなたのものなんて一つもないってことが!何か見つけたって言うなら、目の前に出してくればいい!私たちと、あなた達がいるこの目の前に持ってこい!正々堂々と決着をつけようじゃないか!そして、人々に決めてもらえばいい! 38私は20年間ずーっとあなたの家畜の世話をしてきた。家畜の出産の際にだって、たったの1度も、メスの羊やメスのヤギを死なせたことはなかった!それに、あなたの家畜からオスの子羊だって1度たりとも食べたことはない! 39しかも、野生の動物に羊が襲われてしまった時などは、自ら弁償してその分を支払ってきた。死んでしまった動物についても私自身が責任を負い、あなたに嘘うそをついたことなんてなかった!日中や夜間に盗まれてしまった動物に関しても、あなたは私に弁償させた。 40昼間はカンカン照りの暑さの中で仕事をし、夜は眠れないほどの寒さの中で一生懸命働いてきた! 4120年間!奴隷のようにあなたに仕えてきたんだ!最初の14年は、あなたの2人の娘さんを得るために猛烈に働き、最後の6年間はあなたの家畜を増やすために働いた!そして、その間に10回も私へ払う給料を変更した! 42しかし、神は私と共にいた!私の父イサクも、おじいさんのアブラハムも一緒に神を讃え、仕えてきたその神が私と共にいてくれた。もし神の助けがなければ、あなたは何の成果も出せない私をとっくに家から追い出していたでしょう。しかし、神は私の問題を見てくれた。私の仕事環境も!だからこそ昨夜、神はあなたに現れて言ったんだ。あなたがどれだけ間違っているかを示すために・・・」ヤコブとラバンの合意

43ラバンはヤコブに言った。

「ここにいる女性は私の娘だ!そして、ここにいる子供たちも私のものだ!この動物たちも全て。お前が見ている全てのものは私のものだ!だが、私の娘たちやその子供たちを抑えきることはできない。 44だからこうしよう!お互いの平和を保っていくために合意を交わしていくのはどうかね!」

45そこでヤコブは大きな石を探し、それを立たせ、この場所が特別な場所であるという印サインとした。

46ヤコブは彼の使いに頼み、もう少し石を集めさせて上に重ねさせた。そして、その積んだ石の横で全員で食事をとった。

47ラバンはこの場所をエガル・サハドタ【アラム語で「石を積み上げた記念碑」という意味】と名づけたが、ヤコブはこれをガルエデ【ヘブル語で「石を積み上げた記念碑」という意味】と名づけた。

48ラバンはヤコブに言った。

「この積み重ねた岩は私たちが合意に至ったことを思い出させてくれる」それゆえヤコブはその石をガルエデと呼んだ。

49またその場所はミツパ【見張りの場】とも呼ばれた。それは、ラバンがこう言ったからだ。

「私たちが互いに目が届かない所にいるとき、神ヤハウェが私とお前との間の見張りをしてくれる。 50もしお前が私の娘を傷つけるようなことがあったり、他の女性と結婚することがあったら、神が必ず見ているということを思い出せ!」

51そして、ラバンはまたヤコブに言った。

「この積み重ねた石の柱は私たちの間で合意した印サインだ! 52この石の柱が私たちの交わした約束を忘れないように思い出させてくれる。この石の柱を超えてお前たちと戦うことは決してない!お前たちもこの印サインを超えて私たちに襲い掛かることは決してない! 53もし私たちがこの約束を破る時があれば、その時はお前のおじいさんが讃え、仕えてきたその神と、私のおじいさんナホルの神が裁きを下すだろう!」

そこでヤコブは父イサクが仕えてきたその神の前でラバンと固い契約を結んだ。

54その後、ヤコブは山の頂上に行き、動物を生贄いけにえとして焼き尽くした。ヤコブは家族全員をその場所に呼び、一緒に料理を食べた。食べ終わると、頂上で夜をあかした。

55次の日の朝早く、ラバンは自分の孫たちと娘たちにキスをし別れを告げた後、家に向かって帰って行った。

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