神のご計画２

アメリカ人の夫に出会う前の私はアメリカには全く興味はなく、イタリアで絵画を学びたいと貯金をしていました。しかし神のご計画はアメリカ合衆国にありました。

初の海外旅行が一人旅でしかも全くの英語だけのホームステイとなったのは私の選択ではなく、そこにご計画があったとしか言いようがないほどの素晴らしい旅となりました。前回記載したようにSeattle空港からの乗りかえで大変な思いをして目的地に到着した夜、突然、翌朝早く出発して6時間もかかる別の州に子供6人でドライブして行くことを告げられクタクタな私は時差もあり眠れませんでしたが、そのおかげでしっかり出発に間に合いました。

当時18、19歳の子供だけでドライブして何百マイルもある他州に行くなど免許もなかった日本から来たばかりの私には信じられませんでした。背の高いアメリカ人と六人で古い普通車にギューギュー詰めに乗り込んでの旅でした。

しかしこの無理な計画と思えるような旅でクリスチャンの子供たちの純粋な神を思う行動に触れる事ができたのは私の人生の宝となりました。

空港で誘拐されそうになったのも、夫のお母さんが私が来ない様に迎えに行くなと言ったことも私を来させないようにする反キリストの働きでした。

また彼らと同行するはずだった学校の先生が私が到着する寸前に犯罪に巻き込まれて亡くなり代わりに私が参加することにならなければこのクリスチャンの子供達との旅はありませんでした。

彼らの行動を見てどれほど純粋な信仰に触れる事ができたかと思えば神のご計画以外に考えられませんでした。

このsmall tripはクリスチャン学校の友人の男の子4人と彼の妹と私の6人でした。子供だけなのでお金をかけられないのでhostelに泊まることも初めてならまず海外が初めて、英語だけの生活も初めて、６時間の長いドライブ中みんなで賛美し運転を交代しての旅でした。

初めてBagel をしりstrawberry cream cheese を知り、サンドイッチのオーダーに数分もかかること日本でのSサイズのドリンクを注文するとレストランの方から可愛そうと思われ特別なカップをプレゼントされたり初めての経験に楽しさ以外ありませんでした。

その旅行の中で何よりも心が惹かれたのは彼らは毎朝起きると互いに誘い合い、まず水辺を探し、みんなで祈る事から一日を初めます。水辺は泉だったり、噴水だったり、川だったりしました。そこで彼らはイエスが弟子達にされた様に互いに足を洗い合うのです。

初めて見る光景の美しさに「クリスチャン＝美しい信仰」を見て感動の日々でした

この事がなければ興味がないどころかそれまでの出会ったクリスチャンは閉鎖的と思っていたので避けているところでした。

旅行が終わり彼らの家に戻った後も自転車で家の周りを回ると果物が道や庭に溢れ、人々は手をあげると必ず挨拶をしてくれるなどアメリカの良いところにふれ、この国の素晴らしさ、自由さを感じました。

主の深いみ手のご計画はすでに始まっていました。

日本に戻りもっとクリスチャンを知りたい、神を知りたいと思うようになり、米国でみた絵(下図)のようにイエスが私の家のドアをノックされないかと毎日ドアをみながら思っていました。

ある日そのイエスがドアの外に立っている絵を良く見ると、絵の中のドアにはドアノブが外にはない事に気が付き、ドアは内側からしか開けられない事を知りました。

イエス様は私達の心のドアを静かにノックされ私達から開ける時までずっと辛抱強く待っておられます。

ドアを開けてイエス様をあなたの人生に受け入れるのはあなたの選択です

アメリカ旅行をしなければこのようなクリスチャンの素晴らしさに触れることも神が創造された大地を感じることもありませんでした。

何を選ぶかはあなたの選択に託されています。

しかし、神は今も自然界の美しさを通し、人を通し語っておられます。

耳を傾けて、美しい自然がなぜ存在するか考えてみませんか。

(LL)