離婚その悲惨な結果(1)-離婚を勧める風潮

正しいか間違っているかは別として、私は最善を尽くしましたが、これらは私の意見を表明しているだけです。

「夫婦は誰でも一度は離婚を考えたことがある」といわれますが、もはや離婚は珍しいものではなく、ごく身近な問題になってきました。

しかし、離婚は、悲惨な結果をもたらします。今回、離婚を勧める風潮があり、そのために離婚が増えていることをとりあげます。

例えば、日本の離婚件数の過去最高を記録したのが平成14年の28万9836組です。これは単純に計算すると、約2秒間で1組の夫婦が離婚しているという結果になります。また、毎年の婚姻件数と離婚件数を対比させると、近年は結婚した夫婦の3組に1組が離婚しています。

また、統計によると、最近では、熟年離婚が大幅に増加しているという結果が出ています。 厚生労働省の調査結果によると、同居期間が20年以上の夫婦の離婚件数は年々増加しており、平成19年では4万349件に達しています。

ある夫婦の場合

例えば、ある夫婦の場合の結婚について取り上げたいと思います。彼らは、離婚しました。何に影響されたのでしょうか。アンドルーとアンは似合いの夫婦になりました。彼がいるところではアンの目は輝いていました。また彼がアンに夢中であることは,だれの目にも明らかでした。

しかしそれから7年がたち,二人の結婚に亀裂が生じ始めました。アンドルーは新しい仕事に就き,それにかなりの時間を取られるようになりました。アンは,夫が仕事に没頭し,夜遅く帰宅することが多いので,次第に憤りを感じてきました。彼女の言葉を借りれば,「その空白を埋める」ために,自分自身も仕事に打ち込むようにしました。

しかし,しばらくするとアンドルーは酒のにおいをさせて帰宅しては,仕事の付き合いだと言って弁解するようになりました。アンドルーの酒癖は悪くなり,ついにアンはアパートを出ました。アンドルーは次第に落ち込んでうつ病になり,二人は数か月後に離婚しました。

珍しくもない話だと多くの人は思うかもしれません。離婚件数は日本のみならず世界中で急増しています。もちろん中には,避けられない離婚や必要な離婚もあります。聖書は,離婚を全面的に禁じているわけではありません。聖書の規準は合理的であり,姦淫を根拠にした離婚を認めます。イエスは、離婚についてこう言われました。「あなた方に言いますが,だれでも,淫行以外の理由で妻を離婚して別の女と結婚する者は,姦淫を犯すのです」(マタイ 19:9)それで、配偶者の淫行すなわち姦淫という理由で離婚することをイエスは認められました。

また聖書の原則は,身体的虐待など,ある種の極端な状況のもとでは別居を認めています。(マタイ 5:32; コリント第一 7:10,11)しかし,アンドルーとアンの離婚の陰にあったのはこれらの原則ではありませんでした。

アンドルーとアンはクリスチャンでしたから,かつては結婚を厳粛なものとして尊んでいました。しかし,この二人も,結婚は使い捨てのものであり,離婚はそれを捨てるための手段であるという全く異質な倫理の影響を受けました。

毎年,非常に多くの夫婦がこの考え方に影響され,明確な聖書的理由もなく離婚しています。そして多くの人は,離婚に対する“今風の”“進んだ”態度に影響されてわなに落ちたことに気づきます。

あなたは,離婚の暗い面については知っているでしょうか。今日の世界が,わたしたちの離婚観を極めて巧妙に形作る場合があることに気づいているでしょうか。

自己達成の誘惑

アンドルーとアンの場合,二人を離婚に陥れたえさの一部は,仕事で成功して自己達成を図るという魅惑的な見込みでした。二人の結婚は,『仕事第一』という考え方の犠牲になりました。アンドルーは,新しい仕事と出世の見込みに魅せられました。さらに尊敬され,さらに受け入れてもらえるように,余分の企画を引き受け,仕事が終わった後も同僚に付き合いました。一方アンのほうも,もっと教育を受けることは仕事で成功する道という考えに目をくらまされていました。

成功の誘惑に引かれて行ったため,アンドルーとアンは互いのための時間が持てなくなりました。アンはこう言います。「わたしたちは,別々の方向に引っ張られてゆきました。前のように,夜の10時に二人で一緒に座って語り合うこともなくなりました。彼もわたしも,翌日の仕事の準備をしていました。対話が消えたのです」。

また、二人は仕事を第一にすることにより,神との関係を背後に押しやってしまいました。二人で協力して聖書の原則を当てはめて、自分たちの結婚問題に取り組む代わりに,二人はあらゆる圧迫からの逃げ道として,離婚のことを考えるようになりました。そうなったのは,決して二人の結婚が最初ではありません。

“専門家”も離婚を勧める

結婚生活で問題にぶつかる時,結婚カウンセラーや指導員に相談したり,その道の権威が書いた本を読んだりする夫婦は少なくありません。しかし『離婚は悪くない。離婚は人を解放する。離婚の一般化は,社会のどこかが間違っている証拠ではなく,結婚という制度のどこかが間違っている証拠だ』。このような見方を教える“専門家”は少なくありません。言い換えれば,不貞も離婚もごく自然なことだというわけです。

“専門家”のほかにも,テレビ,映画,雑誌,恋愛小説などのマスメディアは,離婚を奨励することが少なくありません。時としてこうしたマスメディアは,平凡で退屈な結婚生活の外には限りない興奮と快い刺激と充足があるとか,独身と自由というそのきらめく虹の端には,いま家にいる相手よりもはるかに勝った新しい結婚相手が待っている,といったメッセージを送ります。

では、離婚を勧める大勢の人が,間違っているということがあり得るでしょうか。離婚の後遺症をいくらか調べてみれば,その答えが分かります。

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次回は、「離婚その悲惨な結果(2)-道徳的経済的な影響」をアップしたいと思います。

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