三歳児までの生育環境
子育て奮闘中のお母さん、ご苦労さまです。あなたは今、とても難しい、しかし世の中で最も大切な働きをされていることをご存知ですか? 人それぞれ置かれた環境は違いますが、どんな環境であれ、子育てほど重要で、楽しく、生きがいと喜びのある、それでいて難しい仕事はないかも知れません。
よく、三つ子の魂百まで・・・などと言いますが、それは周知の通り、幼いころの性格は年をとっても変わらない、という意味の諺です。つまり、「性格の基礎をつくる大事なお年頃」ということです。
英国を代表するロマン派の詩人ウィリアム・ワーズワースは、The child is father of the manという言葉を残していますが、直訳すると「子供は大人の父である」という意味になります。これは「幼い頃の性質が、大人のときの性質の基盤となっている」というような意味で言われており、「三つ子の魂百まで」と同じような意味です。つまり、それ程までに3歳ぐらいまでの生育環境は、その後の人生にとって大変重要な時期だということでしょう。
人間は3歳ごろまでに急速に脳細胞からの配線が伸び、かなりの回路が作られると言われます。その配線を伸ばし、回路を発達させるのは、外部から入ってくる刺激や環境、教育などだと言われます。そして、この乳幼児に最も大きな影響を与えるのが母親なのです。わずかの部分で父親や家族も関与していますが、1歳から3歳の人格形成時における母親の存在の大きさは、どんなに強調しても強調し過ぎることはありません。
生まれてきた赤ちゃんは、お母さんの胸に抱かれ、お母さんから「プラスの刺激」をいっぱいもらいます。そして赤ちゃんの脳の中で 「肯定的な感情」をはぐくみ、いわば「喜びの回路」が作られていくのです。
ところが、おむつが濡れたままで、気持ちが悪いのに取り替えてもらえない…。オッパイが欲しいのに飲ませてもらえない…。お母さんが悲しそうな顔をしている…。お父さんとお母さんが喧嘩をしている…。というようなことは、赤ちゃんに「マイナスの刺激」を与え、そこから「怒りの回路」「悲しみの回路」「恐れの回路」が作られていくと言われます。
大人になって、犬を見て怖がる人、好き嫌いをする人などは、自分では気づかない、小さな子供のころに「マイナスの刺激」を受け、拒絶の回路が形成され、その後の人生を支配してしまったのです。まさに「三つ子の魂百まで」です。
生まれてから2~3歳までは、母親や家族から与えられる情報を、そのまま受け止め、脳の回路が形成されていきます。赤ちゃんは周りで発生する「プラスの刺激」「マイナスの刺激」など何でも、意味や理屈が解からなくても、完璧に吸収していくそうです。
TV漫才を見ていて、直ぐに笑いこける人、笑う姿を横で見ていて、「何がそんなにおかしいんだろう?」と不思議がる人…。 人よりも笑いのスイッチが早く入る人、遅い人。ドラマを見ていて直ぐに涙腺が緩む人、そうでない人…。人によって様々です。幼児期にそうした喜怒哀楽の物差しが出来上がり、性格の一部となって、一生を支配していくのです。
たとえば、両親が毎日のように大声で喧嘩していると、いつの間にか赤ちゃんの脳に、「怒り」や「恐れ」「悲しみ」の 回路が増幅されて形成され、成人してから、人から大声で怒鳴られたりすると、恐怖と恐れで固まってしまい、パニックに陥り、人間嫌いになったりします。
1歳になるかならない時期に、保育所に預けられた赤ちゃん。大人しくしていたら構ってもらえない。大きな声で泣いて自己主張すると、保母さんがやってきて抱いたり、あやしたりしてくれる。「周りの赤ちゃんより激しく泣くことで思いがかなう」ということを、学習するのです。
そして、夕方、お母さんが迎えに来て、有り余るほどの愛情を我が子に注ぎます。赤ちゃんがむずかれば、大抵のことを聞いてくれる…。そんな回路ができてしまった赤ちゃんは、その後、自己中心的で、 我がままで身勝手な子どもに育っていくそうです。
今日の一言: 幼児の生育環境を真剣に見直そう
鶴田健次
He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel
Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......
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