日本の2019年の神道の大嘗祭で天照大神に対する偶像崇拝が行われる

(1)2019年の元号の移り変わりに伴う大嘗祭でどんなことが行われたか 

　　日本では、2019年5月以降、平成天皇が令和天皇に変わりました。そして、大嘗祭が皇居で行われました。wiki等によると、大嘗祭とは、新天皇が即位したことを天照大神に報告し、供え物を捧げて天照大神などの神々に感謝と祈りの文を読み上げその供え物を食べる儀式です。基本、天照大神など日本の神道の神々を崇拝する行事だと言えます。

神秘的な皇室行事「大嘗祭」：新天皇が神々と対座

　天照大神は、イザナギノミコトの娘の神だと古事記に書かれています。日本の国土を造ったとされるイザナギが天照大神に神々の世界を支配するように命じました。それで、天照大神は日本の神々のトップで、日本の神道の主神ということになっています。　2019年（令和元年）11月14日・15日 の大嘗祭では、安倍首相夫妻だけでなく、司法・立法の長の夫妻、国務大臣夫妻、国会議員約60名、都道府県知事など地方公共団体の代表者ら総勢約730名が来場したとのことです。そのために大嘗宮が10億円弱かけて皇居内に設営されました。大嘗祭の全体の予算は27億円の税金が使われたということです。 

大嘗宮の全体模型、奥「主基殿」手前「悠紀殿」右側「廻立殿」

江戸村のとくぞう 天照大神を崇拝する儀式である大嘗祭に総額27億円の予算 

　総勢730名がどのようにして参加なさったのかが少し分かりませんでしたが、大嘗祭の最後に大宴会があるということがWikiの大嘗祭に書かれているので、その時に出席なさったのだろうかと想像します。 

　幄舎（あくしゃ）と呼ばれる白い天幕が皇族以外の参列者が控えた場所だということです。大嘗祭の儀式が行われるかなり長時間にわたって、参列者がそこに待機させられたのでしょうか。印象としては、天皇が政治上の長とされ内閣その他の政治家が天皇よりも立場や権威が低かった戦前の儀式のような雰囲気があります。 

第126代天皇徳仁の即位礼正殿の儀。安倍晋三内閣総理大臣が寿詞を述べる。10月22日挙行。

首相官邸 - http://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201910/22sokuirei.html

戦前の天皇が政治のトップに立って行政に権威を振るっていた時が再現されているような印象を受けます

 

平成の「今次大嘗宮イメージ写真」の題名の左斜め上の長い白の天幕が幄舎

 宮内庁 The Imperial Household Agency - http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/shiryo/tairei/pdf/shiryo301219-1.pdf

実在しない天照大神を崇拝する大嘗祭を行う大嘗宮は約10億円弱かけて建設され大嘗祭の後取り壊された

   　　　　また、以下は、机代物（つくえしろもの） と呼ばれ、平成時の代替わりと令和の代替わりの時に、だいたい米、粟に加え、各地の名産品を最大5品目までお供えしたものを、宮内庁が購入したということです。 

令和の机代物悠紀地方（東日本）北海道:小豆、ジャガイモ、小麦、干しホタテ貝柱、昆布青森県:リンゴ、ナガイモ、ゴボウ、サケの燻製、干しホタテ貝柱岩手県:リンゴ、サトイモ、干しシイタケ、干し昆布、新巻鮭宮城県:大豆、リンゴ、ハクサイ、干しシイタケ、塩銀ザケ（みやぎサーモン）秋田県:大豆、セリ、リンゴ、天然きのこ（マイタケ）、ハタハタ一夜干し山形県:西洋梨（ラ・フランス）、ブドウ（シャインマスカット）、柿、干しゼンマイ、するめ福島県:リンゴ、梨、生シイタケ、干しマガレイ茨城県:ハクサイ、レンコン、しらす干し、ワカサギ煮干し、干しシイタケ栃木県:二条大麦（もち絹香）、カボチャ、イチゴ、リンゴ、ユズ群馬県:リンゴ、コンニャク、ヤマトイモ、シイタケ、小麦埼玉県:小麦、ヤマトイモ、サトイモ（丸系八頭）、茶東京都:キャベツ、ダイコン、ウド、シイタケ、テングサ千葉県:ラッカセイ、梨、ニンジン、海苔、さば節神奈川県:茶、ラッカセイ、ダイコン、キャベツ、海苔新潟県:柿、サトイモ、レンコン、干しシイタケ、塩引きザケ長野県:リンゴ、ナガイモ、ワサビ、寒天、干しシイタケ山梨県:ブドウ、トマト、柿、大豆（あけぼの大豆）、山梨夏っ子きのこ（クロアワビタケ）静岡県:茶、ミカン、ワサビ、干しシイタケ、かつお節

主基地方（西日本）富山県:大豆、サトイモ、リンゴ（苹果）、シロエビの燻製、イナダの天日干し石川県:加賀棒茶、柿（紋平）、加賀金糸瓜、能登原木干しシイタケ、輪島海女採りアワビ福井県:大豆、抜き実ソバ、サトイモ、干しシイタケ、アマダイ（若狭グジ）岐阜県:柿（富有）、栗（ぼろたん）、リンゴ、干しシイタケ、干しアユ愛知県:フキ、レンコン、柿、ニンジン、海苔三重県:茶、ミカン、のしアワビ、乾燥ヒジキ、かつお節滋賀県:茶、ヤマイモ、焼きホンモロコ京都府:長ダイコン、短系ゴボウ（ごぼ丹）、シイタケ、宇治茶、ササガレイ奈良県:柿、茶、吉野葛大阪府:栗、ミカン、エビイモ、干しシイタケ、ちりめんじゃこ和歌山県:ミカン、柿（富有）、干しサバ、干しマグロ、乾燥ヒジキむ兵庫県:丹波黒大豆、丹波栗、佐用もち大豆、兵庫海苔、干しダイ鳥取県:あんぽ柿、ヤマイモ（ねばりっこ）、梨（王秋）、干しシイタケ、ハタハタ一夜干し島根県:あんぽ柿（西条）、ワサビ、干しシイタケ、板ワカメ、岩海苔岡山県:黒大豆、ブドウ、ナス、干しエビ、干しタコ広島県:サヤエンドウ、柿（西条）、レモン山口県:ダイダイ、レンコン、干しシイタケ、するめ、ちりめんじゃこ香川県:小麦、キウイフルーツ、生オリーブ、干しシイタケ、イワシ煮干し徳島県:スダチ、干しシイタケ、ワカメ高知県:ブンタン、ユズ、干しシイタケ、かつお節愛媛県:ミカン（日の丸みかん）、サトイモ（伊予美人）、裸麦、干しシイタケ、干しダイ福岡県:柿、茶、干しシイタケ、干しダイ、干し海苔佐賀県:レンコン、ミカン、茶、キュウリ、海苔長崎県:干しシイタケ、ミカン、煮干し、長ヒジキ、アオサー大分県:干しシイタケ、カボス、梨、サツマイモ、ヒジキ熊本県:デコポン、スイカ、トマト、干しシイタケ、干し海苔宮崎県:茶、干しシイタケ、キンカン、サツマイモ、ちりめんじゃこ鹿児島県:サツマイモ、茶、ピーマン、早堀りタケノコ、本枯れ節沖縄県:ニガウリ（ゴーヤー）、クロアワビタケ、乾燥モズク、乾燥ヒトエグサ（アーサ）　数えましたが、確かに合計47です。これは、聖書的に言うと、単に他愛のない作法ということにはなりません。以上のお供えは、47都道府県知事がすべて実在しない天照大神にお供えしたものだということになります。クリスチャンであれば、自分が信じていない神に犠牲を捧げることはできません。(以上は、Wikiに最初は掲載されていたものです。二度目に見た時には、削除されていました。単なるコピペであるので、自分で作りだした記載ではありません。一応、事情が分かるまでそのまま掲載しておきます。wikiの記載が消去されても、事実であれば変わらないと思いますので。)　それで、都道府県知事、総出で、天照大神を崇拝する偶像崇拝を行ったということになります。それで、都道府県知事の中には、まことの神を崇拝するクリスチャンは一人もいなかったということになります。 

　　　　しかしながら、宮内庁が都道府県知事たちに購入するので新天皇即位のお祝いに土地の名産品を持ってくるよう依頼しただけで、その趣旨が説明されておらず、天皇家と宮内庁が勝手に天照大神のお供え物に用いたということであれば、自治体の長としては偶像崇拝を行ってはいないということになるかもしれません。わたしはその状況の詳細は分かりません。

　　それで、日本は憲法で信仰は自由とされていますが、今回、大嘗祭で、日本政府が主導して、全国津々浦々の自治体の代表者に、神道の偶像崇拝を強制させたのかもしれません。　もし、都道府県知事が宮内庁から趣旨を説明されて、そうしたというのであれば、全国の自治体の代表者の中には、エホバ神に是認される立場のクリスチャンはひとりもいないことを証明したことになります。日本全国の政治・行政の指導者たちに、全能のまことの神に祈りを聞いていただける立場の人は現時点でひとりもいないことになります。　　また、令和天皇が外国のトップの方々を招いたパーティでも、安倍首相が万歳三唱をされました。それは、安倍首相の意図が少し分かりません。安倍首相が新天皇が神の子孫であり、日本の統治者であることを認められたということなのでしょうか。　　これは、世界の他の国々では、こうしたことは起こらないのではないかと思います。世界の他の国々だったら、一部に偶像崇拝を拒否し、まことの神を崇拝していることを示す人もいる場合も多いのではないかと思います。少なくとも、外国ではさまざまな宗教の人がいるので、他の宗教を奉じている人は、出席しなかったり、あるいは、供え物をささげなかったりするのではないかと思います。　　豊臣秀吉の時代から、キリスト教徒が迫害され徹底的に根絶されてきた日本ならではないかと思います。