牧師室より #13
ラスベガス日本人教会 砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を
今日は人間の価値について考えてみました。「あなたがたは、キリスト様が、代価を払って買い取ってくださった身であり、キリスト様のものなのです。ですから、こうした、この世の誇りや恐れのすべてから、自由になりなさい。」1コリント7:23(リビングバイブル)神は、あなたを受け入れて下さっただけでなく、あなたは高価で尊いと言われます。あなたは、ご自分の価値をどれ位だと思いますか?あなたの財産のことではありません。あなたご自身の価値のことです。あなたの持ち物とあなた自身の人間としての価値を混同しないで下さい。あなたは金持ちかも知れないし貧乏かも知れません。しかし、あなたの人間としての価値はそれとは何の関係もないのです。では何が人の価値を決定するのでしょう? 物の価値は二つのものによって決定されと言えるでしょうか。
1.その価値は、そのために人がどれだけのものを支払いたいと思うかによって決まります。あなたの家はいくらの価値がありますか。それはあなたが思うほどではなく、また一年前の価値もないかも知れません。あなたの家の価値は人がいくら払うかで決まるのであって、それ以上のものではないのです。では、記念切手の価値はどうでしょう?ある人には何の価値もありませんが、人によっては、それは非常に価値のあるものです。収集家は、ある切手に100万ドルを払うこともあるのです。一枚の絵はいくらの価値があるでしょう。それは人がその絵にいくら払うかによって決まるのです。
2.その価値は、それを誰が持っていたかによって決まります。しばしば、物の価値は、それを誰が所有していたかによって大きく違ってきます。たとえば、エルビス・プレスリーが所有していた車なら、あなたが所有していた同じモデルの車より価値があるでしょう。あるいは、ジョン・レノンが持っていたギターであれば、あなたが持っていた同じモデルのギターより遥かに高い値段で売れる筈です。マイケル・ジョーダンの使い古しのバスケット・シューズがオークションで7000ドルで落札されたそうです。この二つをもとに考えると、あなたの価値はどれ位でしょう?自分自身に問うてみて下さい。“私は誰のものか?”“私のために何が支払われたのか?” 聖書は、“あなたはキリストの命という代価をもって買い取られたのだから、あなたはキリストのものだ”と教えています。つまり、あなたの価値は神の子キリストの命に匹敵するということです。あなたは、そんなに価値のある人なのです。また、こう自分に問いかけてみて下さい。“私は誰のもの?” 聖書は、あなたは神のものだと教えています。神は、尊い独り子キリストの命と引き換えに、永遠に死ぬべき定めにあったあなたを買い取り、永遠に生きる者として下さったのです。だから、あなたは神のものなのです。キリストの十字架は、あなたの価値がいかばかりであるかを物語るものです。神の子キリストは無価値な者のために死んだりはなさいません。あなたが測り知れない価値のある人なので、キリストはその命を犠牲にされたのです。あなたの価値を、これ程までに高く評価した人がいますか?神の目には、あなたはこんなにも尊いのです。
今日の一言: あなたは神の目に尊い平安鶴田牧師