“影の自分”

ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

今日は、“影の自分”ということを考えてみました。

昔、こんな映画がありました。プラハという町に一人の苦学生がいました。自分で働いて、苦労しながら大学に通っていました。ある時、一人の紳士が近づいて来て、「君の影を5000万円で売らないか」と言いました。苦学生は、こんな影が売れるのかなと思いましたが、「まあいいや。影くらい売ったって、5000万円もらえるなら」と言って影を売ってしまいます。

それからというもの、昨日までとは打って変わり、素晴らしい、ゆとりのある生活が始まりました。今までのように、苦労して仕事をする必要はないし、美味しいものも食べられるし、笑いが止まらないほどでした。ただ、今までと違って影がありません。歩いても影がなく、鏡にも自分の顔が映りません。しかし、彼にとって、それは大したことではなく、毎日、楽しく生活をしていました。

ところが、ある時から、その町に恐ろしい事件が起こり始めます。夜な夜な人が殺され、強姦され、強盗に入られる。それも、警察の調べによると、同一人物の犯行らしい。

やがてモンタージュ写真が作られ、驚いたことに、その顔はあの苦学生の顔でした。彼はすぐに捕まってしまいます。「僕は何もしていない」といくら言っても証人はたくさんいます。そこでとうとう彼は死刑になってしまいます。それらの犯罪はすべて彼の影がやったことだったのです。

この映画が何を言おうとしているのかというと、私たち人間には皆、この影のような自分がいて、どんなに正しく、立派に見える人であっても、醜く、きたない影の部分が自分の中にあるということです。そして、その影が、もし一人歩きをしたらどうなるか、というのがこの映画のテーマとされているところです。

私たち人間は、一人の例外もなく、自分の中にこのような醜いところがあることを知っています。そしてこの自分の中の醜い心が考えたことをすべて実行に移したとしたら、この苦学生の影と同じような事をして捕まり、間違いなく死刑判決を受けることになる。人間の本質とはそういうものです。

そういう醜い、暗い部分を、ユングという心理学者は“影の自分”と呼びました。また、聖書は、そのことを「罪」、英語では「SIN」と呼びます。そして、この「罪」には裁きが伴い、その裁きは永遠の滅びであるというのが聖書が明らかにしていることです。

ですから、そこには必然的に、人は誰でも、この永遠の滅びから救われなければならない緊急課題を抱えているということになります。と同時に、すべての人にとって、人生の最大の目的は、この救いを手に入れること、ということになるのです。

人は様々な人生の目的を持っています。何の目的もなく生きている人もいますが、多くの人はそれなりに目的を持って生きています。しかし、たとえ、人がどんな目的を持って生きていようが、その目的の何万倍も大切な目的があるということを知らなければなりません。

神は、そんな私たちをご覧になり、文字通り、ご自分の命をかけて、私たちを永遠の滅びから救い出すための人類救済計画をこの世に示して下さったのです。それがイスラエル民族の歴史にスポットライトを当てながら世界の歴史を見るときに見えてくる十字架の福音のメッセージです。

そして、この福音のメッセージによって初めて、私たちは、神の前に罪を犯し続けてきた“影の自分”を知り、永遠の死刑判決を受けるしかない、こんな自分に、溢れるばかりの神の愛が注がれている事実を知るのです。

今日の一言: 人は影の自分を知るところから本当の未来が開ける

平安

鶴田健次

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