ブック・レビュー 『新しい歌を主に歌え』

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。


中野 博誉
奈良福音自由教会 牧師

「新しい歌」を歌うこと、それは一元的な議論では終わらない

 近年、私は海外の教会から「礼拝戦争(Worship Wars)」という言葉を聞くようになりました。既存の礼拝や讃美歌では納得できない強い要求と反発により、教会の公同性が問われているようにも思います。

 一方、私はクラシック系のピアニストでもあります。自分が表現すべき音楽とその主題を、少数派を自負しつつも感性の客観性を信じ、奏でてきたものです。ただ、取り組んだピアノ曲の中に深い人生の洞察を見いだし、既存の讃美の歌にまさる深い感動を得、私は諸讃美歌に対して距離を覚えやすい者でした。しかし本書は、この時代に生きる私たちが「新しい歌」を、主のみことばへの応答と福音の宣教のために、育み、その営みによって、主の教会が確かに「一つ」である事実を探求するよう促していると思います。本書は、聖書釈義には紙幅をさいてはいませんが、伝統保守傾向とその反動に振れる私たちの現実にあって、教会の公同性という大切な座標軸を指し示す貴重なものです。

 「新しい歌」という言葉は詩篇九六篇などにあります。七十人訳は「新しい」を〔Kainos〕としていますから、それは単に時代的斬新さではなく、救いをもって神の子とされた私たちの歌う、まったく新しい性質の歌との理解が示唆されます。

 本書に挙げられた国々や地域の事例研究は、それ自体が非常に特徴的なものであり、全世界の讃美歌集事情の網羅しなくても、これで十分でしょう。ただ音楽が「ことば」の属性だと考えますと、音楽の論理の解説や歌唱系音楽と舞踊系音楽の分析があれば良かったのではないかと思いました。

 私たちが「新しい歌」を歌うということ。それは決して一元的な議論では終わらない重要な課題であることを思います。全人的な礼拝の深化と教会の成熟のため、本書を手掛かりとして、互いに語り合うことができればと強く願うに至りました。

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Emmanuel

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