ソロモンの歌7章・ある恋人たちの愛の勝利

正しいか間違っているかは別として、私は最善を尽くしましたが、これらは私の意見を表明しているだけです。

「わたしはわたしの愛する方のもの,わたしの愛する方はわたしのもの。あの方の渇望はわたしに向けられています。」(ソロモンの歌6:3)

ソロモンの歌は、一言で言うと、ある恋人たちの愛の勝利をテーマにしています。そして、娘は、「シュラムの娘」と呼ばれているので、その恋人たちは、シュネムまたはシュレムという都市の出身であったことを示しているようです。(ソロモンの歌6:13。列王第一 1:3)シュネムという都市は、イッサカルの領地内の都市で、ガリラヤ南部のエズレルの低地平原の東端に位置していました。(ヨシュア19:17,18)そして、このシュラムの娘に失恋したソロモン王がこの歌を書いているのは、興味深いことです。

ソロモン王は、裕福であり、王としての権威もありました。自分の思い通りにできないことは、ほとんど何もなかったことでしょう。しかし、ソロモン王は、互いに愛し合う恋人たちの愛をゆらがせることはできませんでした。

シュラムの娘は、田舎でぶどう園の番をしていました。毎日、日の下で懸命に働いていたので、彼女の肌は、陽に焼かれて黒くなっていました。(ソロモンの歌1:6)彼女は、羊飼いの若者の恋人がいました。(ソロモンの歌1:7)若者が彼女を早春の美しさを鑑賞するために、一緒に出かけようと誘ったために、彼女の兄たちは、彼女に対して怒り、ぶどう園の番をさせたのです。(ソロモンの歌2:13;1:6)

シュラムの娘は、ぶどうの木の新芽やざくろの花を見るために一人で出かけて、知らずにソロモン王の兵車の近くに来てしまいました。(ソロモンの歌6:11,12)ソロモン王は、彼女の美しさを見てそれをたたえ、王妃としてめとることを彼女に申し入れます。(ソロモンの歌6:8,9)そして、彼女をエルサレムの王宮に連れて行きます。シュラムの娘も、権威のある王のすることを拒否することはできなかったでしょう。

しかし、シュラムの娘は結婚を考えている羊飼いの若者がいることを話します。彼女は、「あの方はわたしの乳房の間で夜を過ごすでしょう。」と述べています。そのようにして、将来結婚してから若者と夫婦として親密な関係を持つことを楽しみにしていることをはっきり話します。(ソロモンの歌1:13)

ソロモン王は、シュラムの娘のために、高価な装飾品を作ることを申し出、裕福な生活を約束します。(ソロモンの歌1:11)けれども、シュラムの娘は、ソロモン王の申し出に心を動かされません。かえって、シュラムの娘は、田舎の自然の中で若者と簡素な結婚生活を送ることを楽しみにしていました。(ソロモンの歌1:16,17)

羊飼いの若者は、王宮に連れて行かれたシュラムの娘に会いにいきます。そして、自分の愛を娘に確証します。(ソロモンの歌1:15)

シュラムの娘は、エルサレムの娘たちに対して、羊飼いの若者に対する自分の愛と尊敬について話します。(ソロモンの歌2:3,7;5:10)彼女は、「わたしの上に翻るあの方の旗は愛でした。」と述べて、恋人の羊飼いの若者が彼女に対して抱いている愛について、確信を言い表しています。(ソロモンの歌2:4)

ソロモン王は、シュラムの娘の美しさをたたえ、象徴的な言葉で、シュラムの娘と性関係を楽しみたいと言う希望を言い表します。(ソロモンの歌7:5,7,8)しかし、シュラムの娘は、王の求愛の言葉に動かされることはありません。冒頭の聖句のように、自分だけを欲している若者がいることを述べます。(ソロモンの歌7:10)そして、シュラムの娘は自分は若者のものであり、自分たちの気持ちがひとつであることを何度もソロモン王に述べたのでした。(ソロモンの歌2:16;6:3)

シュラムの娘に会いに来た若者は、娘を「花嫁」と述べ、娘がソロモンの求愛に面してもゆらぐことなく堅固な立場を保っていることを、喜びます。(ソロモンの歌4:8)若者は、娘の貞節さを「横木で閉じられた園」と表現します。(ソロモンの歌4:12)

娘が、ソロモン王の求愛を受け入れたとしても、娘の家族の者は反対しなかったことでしょう。でも、娘がソロモン王の求愛を退けた理由の一つは、ソロモン王が大勢の妻を持っていたことでした。そして、娘はたったひとりの恋人また夫を持つことで十分に満足していました。そして、ソロモン王の大勢の妻のひとりとなるよりは、ただ一人の夫の愛を独占する方が幸せになると考えたのでしょう。(ソロモンの歌8:12)

そして、とうとうソロモン王は、シュラムの娘の求愛をあきらめて、娘を故郷に帰します。恋人たちは、ふたりで故郷に帰ることができました。(ソロモンの歌8:5)ソロモン王は、その権威を持ってしても、ひとりの田舎娘の心を動かすことができず、恋人たちの愛の勝利となったのでした。

シュラミの娘は、愛が「死のように強く」、「その燃え盛る勢いは火の燃える勢い、ヤハの炎」であり、「大水も愛を消すことができません」と自分たちの愛の勝利宣言をします。(ソロモンの歌8:6,7)

恋人また配偶者のいる人は、シュラムの娘と羊飼いの若者たちが持っていたような一途な強い愛を培うことができるでしょう。そして、配偶者にのみ、忠実を保つことが喜びと幸福をもたらすことを確信できます。

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