レビ18章・アンモン人の忌むべきモレク崇拝

正しいか間違っているかは別として、私は最善を尽くしましたが、これらは私の意見を表明しているだけです。

                          モレク崇拝の想像図「また,あなたの子のいずれかをモレクにささげるようなことを許してはならない。あなたの神の名をそのようにして汚してはならない。わたしはエホバである。」(レビ18:21)

    モレク崇拝とはどのような崇拝でしたか。調べてみましょう。

聖書に「アンモンの子らの嫌悪すべきものモレク」とあるように、モレクは、もともとアンモン人によって崇拝されていた偶像神でした。(列王第一11:7)アンモンとは、アブラハムの甥のロトが自分の二人の娘のうち年下の娘によってもうけた子でした。(創 19:36‐38)ですから、アンモン人はイスラエル人とも親族関係にありました。しかしながら、わずかの事例を除けば、アンモン人はイスラエル国民に対して激しく敵対しました。

アンモン人の偶像神モレクは、マルカムあるいはミルコムとも呼ばれていたようです。(サムエル第二 12:30。歴代第一 20:2。列王第一 11:5,33)またおそらくモロクもモレクを意味しているのでしょう。(使徒 7:43)

モレク崇拝には、冒頭の聖句にあるように子供をその神モレクに捧げるという忌むべき習慣が伴っていました。子供たちが犠牲としてささげられたモレクは、人間の格好をしていましたが、頭部は雄牛のようだったようです。この像が赤くなるまで熱せられ、子供は差し伸べられた像の腕の中に投げ入れられ、その下の燃える炉の中に落ちたと言われています。この考えは大方、西暦前1世紀のギリシャの歴史家ディオドロス・シクルスが示した、カルタゴ人のクロノスすなわちモロクの描写に基づいています。―「シチリアのディオドロス」,XX,14,4‐6。

アンモン人が崇拝していた神は子供を犠牲にして捧げることを求めるような残酷な神だったので、そのような偶像神を崇拝していたアンモン人がエホバの崇拝に敵対したのも当然のことだったでしょう。

約束の地では、アンモン人などの諸国民は、すでにモレク崇拝を行なっていたようです。モーセは、約束の地に入ろうとしていたイスラエル人に対して諸国民の「歩みに倣ってわなに掛かることのないようにしなさい。」と言いました。約束の地の諸国民は、「自分たちの息子や娘たちをさえ、いつも火で焼いてその神々にささげるのである」と述べられています。(申命記12:30,31)

エホバはモーセの律法の中で、モレクを崇拝し、子供をモレクに捧げる者がいれば、石撃ちにして殺すべきであると規定されました。(レビ20:2~5)ところが、ソロモン王はエホバの崇拝から背教し、エルサレムの前にある山の上にアンモン人の偶像神モレクのために高き所を築きました。(列王第一11:7)

聖書のいろいろな箇所で、子供を偶像神にささげるという慣行と共に、バアルが並行して言及されています。たとえば、エレミヤ 32章35節では、ヒンノムの子の谷にバアルの高き所を築き、そこで息子や娘をモレクにささげたと述べられています。

なぜバアルとモレクが並行して言及されているのでしょうか。バアルは、いろいろな土地で地方神のバアルが崇拝されていました。モアブ人やミディアン人が崇拝していたペオルのバアル(バアル・ペオル)、(民数記 25:1~3,6)バアル・ヘルモン、バアル・ハツォル、バアル・ツェフォン、バモト・バアルがありました。バアルはひとりの神とみなされていましたが、実際にはバアル崇拝はこのような多神教だったので、バアルの神殿で、モレクを崇拝することも容認されたのでしょう。あるいは、モレクがバアルのひとつの表われのようにみなされたのかもしれません。いずれにしても、モレク崇拝は、バアル崇拝と密接に結びついていました。

また、モレク崇拝は、天体の崇拝や心霊術とも密接に結び付いていました。例えば、背教したイスラエルの十部族王国は息子や娘に火の中を通らせるモレクの崇拝と共に、天の全軍に身をかがめて、占いを行なったとも記されています。こう書かれています。『彼らは自分たちの神エホバのすべてのおきてを捨てて,自分たちのために鋳物の像,二頭の子牛を造り,聖木を造り,さらに天の全軍に身をかがめ,バアルに仕えはじめた。また,自分たちの息子や娘たちに火の中を通らせ,占いを行ない,兆しを求めた』(列王第二 17:16,17)

天の全軍に身をかがめるとは、天体の崇拝を意味していました。そして、天体の崇拝は、黄道帯の星座の崇拝も含まれていました。(列王第二 23:5)黄道帯の星座に基づいて占星術上の予言が行なわれました。それで、モレクの崇拝は占星術のような心霊術とも関係していました。

モレクの崇拝は、子牛崇拝および天体の崇拝とも相互に結び合わされていことを示しているのは、荒野において、アロンが子牛の偶像をエホバだとして造ったことに関するステファノの説明です。イスラエル人がアロンに向かって、「わたしたちに先立って進む神々を作ってください」と叫んだ時、エホバは「彼らを渡し,天の軍勢に神聖な奉仕をささげるように引き渡されました。預言者たちの書にこう記されているとおりです。『……いけにえと犠牲をささげたのはわたしに対してではなかった……あなた方が取り上げたのはモロクの天幕や神レファンの星……であった。』」とステファノは説明しています。(使徒 7:40~43)ですから、アロンの造った子牛の偶像が、モロクつまりモレク崇拝と関連しており、さらに天体の崇拝とも関連していました。

雄牛はバビロニア人、カナン人、エジプト人その他の民族によってマルドゥク、モレク、バアルその他の神々の象徴として崇拝されていました。ですから,アロンやヤラベアムがエホバの崇拝としてイスラエルに雄牛の崇拝(子牛崇拝)を持ち込んだ時、確かに彼らはモレク崇拝を始めとした周囲の諸国民の偶像崇拝に影響されていました。(出エジプト 32:4,8。列王第一 12:28~30)

モレク崇拝は、アンモン人の崇拝であり、子牛崇拝や天体の崇拝や占星術のような心霊術とも関係していました。子供を火で焼いて捧げるというような崇拝方式は、エホバにとって忌むべきものです。エホバはモレク崇拝に敵対されました。

私たちは、諸国民の神と異なり、エホバがそのような残酷な崇拝形式を是認されないことを知って、当然の正義感を持たれる愛あるエホバに引き寄せられるのではないでしょうか。

エホバがモレク崇拝に対してどのように対処されたかは、「エレミヤ32章・続 

アンモン人の忌むべきモレク崇拝」をお読みください。

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