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文学ジャンル別聖書の読み方ガイド 第13回 福音書の解釈 (中)

関野祐二聖契神学校校長● 二層の文脈(垂直に考える) 前回の復習になりますが、福音書にある主イエスの教えや出来事を読む際、御子イエスの文脈(地上生涯当時の状況)と福音書記者の文脈(初期教会の状況)、その両方を意識する必要があります。これは言わば、二層を垂直に貫く読み方。誤解を恐れず申し上げるなら、主イエスに関する情報源は、現在の形態や構成による四福音書がほとんどすべてであり、これこそが私たちに対する神のことばなのであって、我々自身による主イエスの生涯の再構成が神のことばなのではありません。 福音書を構成する素材の多くは、文脈を福音書記者に負っています。ですから、福音書の良い解釈とは、記者による現在の文脈に置かれた記事を理解するため、オリジナルの歴史文脈、つまり主イエスの文脈で、最初に起こった

現代社会のサバイバー 第5回 証し人として歩む

安藤理恵子キリスト者学生会関東地区 主事証しを続けられない私たち  時代そのものが忙しいので、聖書についてゆっくり話したり証ししたりするタイミングがない、と私たちは感じます。誘っても断られるだろうし、自分自身に余裕がないのでいいかたちで証しできるかどうか自信がないし、いつもの自分の姿は証しになっていないだろうから、クリスチャンであることも言わないでおいた方がせめてキリスト教会の評判を落とさないですむだろうと考えます。しかしいつあなたは余裕を持てるようになるのでしょうか。暇になったら本当に証しをするのでしょうか。そして暇になるような日は日本に来るのでしょうか。 キリストを証しすることについて、私たちは自己流の解釈をすることによって状況を見限っていることがよくあります。相手の反応が悪いと、やる気

いのちのことば社創立60周年記念出版これが、聖書神学事典だ! 原語、文脈、関連研究書などを調べ、土の器として最善を尽くす

河野克也青山学院大学非常勤講師今回私は、大項目「贖い」、中項目「怒り」「犠牲」「法」、 小項目「十戒」「主の日」「ヨベルの年」「律法学者」の八項目を担当させていただいた。執筆のためにリサーチをする中で多くを学び、豊かな恵みを受けたことを思い起こしながら、手短にその一端をご紹介させていただく。作業手順としては、まずそれぞれの項目で中心となる用語を原語で確定し、その用語が聖書のどこに出てくるかを確認することから始めた。実際の作業は聖書研究用ソフトウェア(Accordance 8 [OakTree Software, 2010])で行ったが、原語に対応した印刷版コンコーダンスでも可能である。次に、それぞれの意味を文脈の中で慎重に探っていく。その過程で、特に関連の深い用例が浮かび上がってくる。例えば

ブック・レビュー 『ジーザス・バイブルストーリー 旧新約聖書のお話』

小宮山 賜夫日本アライアンス教団 呉教会牧師/JTJ宣教神学校講師幼子のような心で読める絵本 「ねえ。次は? 次は? 誰のお話?」 なんておねだりしながら、お母さんの膝の上に抱っこされた幼子のように、聖書全体の物語を読み聞かせて貰えたら、どんなに幸せだろうなあと想像してしまいますね。 この絵本を読み進んで行くと、僕には、ぱあっとよみがえってくる光景があります。それはCSクラスの終わりの時に一番楽しみだった紙芝居タイムです。 この絵本の章題での「はじまりはじまり」のアダムとイブ、「新しい歩み」のノア、「わらいの子」のアブラハムとサラとイサク、「ゆるしの王子」のヤコブとヨセフ、「神さまに助けられた人々」のモーセ……これらの旧約の物語と名前は全部紙芝居で覚えました。僕はなぜか、この絵本にもある「神

いのちのことば社創立60周年記念出版これが、聖書神学事典だ! 身近なテーマを考える中で、聖書の語っている声に耳を傾け

飛鷹美奈子西神福音ルーテル教会伝道師「結婚・離婚」「独身」「家庭」「性」「姦淫」の五つの項目を執筆させていただきました。これらの項目は、多かれ少なかれ誰もが一度は考えたことのある、また日々直面している身近なテーマだと思います。私自身、家庭を持つ一人の妻として、家族の問題、夫婦の問題、男女の問題を考えざるを得ません。現代社会では、家族の問題や、夫婦の問題、親子の問題を抱えている人、結婚や家庭の意味を見失っている人が少なくないと思います。また、男性として女性として、神さまのみこころにかなって正しく生きることや、男性と女性が互いに尊重して関わることは当たり前にできることではないと思います。誰もが、人生の節目に、聖書からメッセージをいただき、自分の歩みを確認する作業が必要です。そのために、この事典が

今年のクリスマスに贈りたい聖書のメッセージが込められた絵本翻訳者に聞いたオススメの1冊 根強い人気 定評のある聖書的絵本

★『たいせつなきみ』文:マックス・ルケード絵:セルジオ・マルティネス 訳:ホーバード・豊子オリジナル版・1,680円フォレストブックス 木でできた小人たちの村では、誰もが同じことに夢中になっていた。ほめたい人にはお星さまシールを、けなしたい人には、だめじるしシールをはること。だめじるしばかりはられたパンチネロは、外出するのもいやになってしまう。そんな時、どちらのシールもはられていない不思議な小人ルシアに会う。そしてパンチネロを作った人物へと導かれる。★『ジョイのクリスマス』文:柳川茂 絵:河井ノア 1,365 円発行:フォレストブックス こぐまのジョイは、両親にプレゼントしようと、きれいな小石のペンダントを作りますが、クリスマスの日まではひみつひみつ。家のベッドの下も、ものおきの中も見つかり

ブック・レビュー 『日本キリスト教宣教史』

畑野順一日本フリーメソジスト教団 岸之里キリスト教会牧師日本の宣教史上、痒いところに手が届く内容 本書の良さは、一言で書けば、その読みやすさでしょう。ページ数で敬遠される方もおられるかもしれませんが、日本におけるキリスト教宣教の通史としては、構成・展開、そして文体と、いずれもが「読みやすさ」において秀でています。 福音派の流れにいる読者には、日本宣教史上のいわば痒いところに手が届く内容だと感じます。 記・紀の世界、日ユ同祖論から、ザビエル宣教の前後、さらに幕末・明治以降の宣教史、戦前のホーリネス運動と分裂さらに弾圧、日本基督教団成立と、その筆の進み具合には、長年神学校で教鞭を執ってこられた筆者の、本流を逃さない歴史的な姿勢が貫徹されているように感じられます。 植村・海老名の神学論争、中田重治

文学ジャンル別聖書の読み方ガイド 第16回 たとえ話の解説 (下)

関野祐二聖契神学校校長● ポイントの発見 たとえ話の解釈は、ポイントすなわち聴衆が反応したツボ発見にかかっていますが、やっかいなのは、それが必ずしも物語自体のポイントと同じでないこと。ルカ一五章の放蕩息子のたとえは、帰ってきた弟息子を父親が抱きしめる場面こそヤマ場でしょうが、たとえ話のポイントはむしろ正論を宣う兄息子の態度と父の対応にあります。真に失われた息子とは、父の近くにいるようで実は心が遠く離れた兄のほうなのですから。 ルカ一○章の良きサマリヤ人のたとえはどうでしょうか。感動的な場面はもちろん、強盗に襲われ半死半生で倒れた旅人を助けたサマリヤ人の、無私なる行動でしょう。しかしポイントは、「サマリヤ人」という呼称そのものにあります。聞いていた律法の専門家がその名を聞いた瞬間眉をひそめ、最

ずっこけ宣教道 第5回 中国篇

松本望美北朝鮮宣教会所属 中国と北朝鮮の国境沿いの町。北京に戻るには、たいてい夜遅く出発する汽車に揺られることが多かった。 吉林省。雪の降る寒い夜。人もまばらで静かな待合室。 すると、遠くから女性の叫び声が聞こえてきた。 その声はどんどん近付いてきて、二人の女性の叫び声だとはっきりとわかった。さらに、二人の姿が待合室に入ってきたかと思えば、取っ組み合いのけんか中だった! 一人の女性は相手の髪の毛を引っ張り、片方は胸ぐらをつかんでいる。そして、ギャーギャーと甲高く叫び合っているのだ。まるで動物園の猿山のような騒ぎだ。仲介に入った男性もすっ飛ばされた。 構内アナウンスが流れる。うるさくて聞き取れないが、私の乗る汽車ではなさそうだ。 汽車が入ってきて、待合室のドアが開き、数人がプラットホームへ向か

ブック・レビュー 『宣教師イヴァ・グラースとこの時代 北海道宣教に生涯をささげた一女性宣教師』

芳賀 正東京フリー・メソジスト教団小金井教会 協力牧師現代の教会と宣教を考える指針 北海道聖書学院から「イヴァ・グラースとこの時代」と題して本書が出されることになりました。 生前のグラース先生とお交わりをさせていただいた私には、先生の御生涯をたどるとともにこれからの日本の教会のあり方と宣教について考えるための素晴らしい指針を与えられたように思います。 あとがきに八尋先生が書かれているようにはじめは、イヴァ・グラースとその時代という題でしたが、過去を回顧するものではなく、将来に向かって、教会がどのように生きるかを考えさせてくれるものとなりました。 しばしば宣教師の伝記となると、その人の歩み、業績だけが大きくなってしまう傾向があります。しかし、本書は、グラース先生の生き方を中心にし、信仰者の生き

『まんがキリスト教の歴史』を描き上げて…。 さわり読み

前篇▼「アウグスティヌス」より前篇▼「アッシジのフランチェスコ」より後篇▼「マルティン・ルター」より後篇▼「ジョン・ウェスレー」より後篇▼「シュヴァイツァー」より後篇▼「マザー・テレサ」より後篇▼ 解説頁「アメリカの信仰復興運動」より

自分の生と死を看取る生き方 第2回 人生は選択の連続

近藤裕サイコセラピスト、教育学博士(臨床心理)、元・百合丘キリスト教会牧師、現ライフマネジメント研究所長。西南学院大学卒。米国に留学(1957~59,1968~71年)。在米生活17年。 著書に「自分の死に備える」(春秋社)、「スピリチュアル・ケアの生き方」(地湧社)などがあり、著書は90冊を超える。 人生において出会う様々な出来事。喜びや悲しみをもたらす出来事。人生は出来事の連続です。そして、その出来事に対する対応の仕方は実に十人十色。その対応の仕方の選択によって人生は大きく左右されます。 長年のカウンセリングの臨床の中で、人生の様々な出来事に対して、人はそれぞれに異なった対応をすることを見てきました。同じ出来事に対して、ポジティブに反応する人、ネガティブに反応する人を見てきました。 ある

ブック・レビュー 『 元気の出る聖書のことば 神さまは見捨てない 』

岸田 悟シオン・キリスト教団 茅ヶ崎シオン・キリスト教会牧師元気を与えるいのちのみことばの力 岩本遠億先生の著書『元気の出る聖書のことば』がこの度、新装出版されましたことをうれしく思います。聖書からの六十のみことばそれぞれに、短いメッセージが添えられたこの本は、大きさも値段もお手頃で鞄に入れて持ち歩くにも、だれかにプレゼントするのにも最適です。一日一ページ読んでも約二ヶ月分あるので、デボーションブックとしても活用できるのではないでしょうか。聖書のメッセージには、恵みのメッセージとさばきのメッセージがあると言われます。確かに聖書のページを開けば、神さまの激しい叱責が書かれている箇所もあれば、慰めといたわりに満ちた箇所もあります。しかし、どちらも形を変えた恵みであり、根底にあるのは変わらない神さ

ブック・レビュー 『サイズ別に分析する教会形成の方策』

川崎 廣アジアンアクセス・JCGIネットワーク総主事アイデアが枯渇し、行き詰まってしまった牧師の物語 「フリーサイズが皆に合うとは限らない」。 主の教会を委ねられている牧師のほとんどは、何とかその教会が健全に整えられて、成長することを願って、日々苦心していると思う。そしていろいろな研修会に出たり、情報を得たりして、それを自分の牧会する教会に適用しては試行錯誤を繰り返していることが多いのではないだろうか。 この本はその書き出しに「これは、自分の教会の成長と霊的成長を促そうとして、あらゆる手を尽くした挙句、アイデアが枯渇し、行き詰まってしまった牧師の物語です」とあるように、教会形成やリーダーシップに関して私たちの周囲に出ている多くの情報が、そのままどの教会にも適合するものではないことを指摘してい

ブック・レビュー あなたは愛されている――慰めと励ましの三つのメッセージ

藤原 淳賀聖学院大学総合研究所教授 日本バプテスト連盟 恵約宣教伝道所牧師二〇〇五年に河野勇一牧師が執筆した『きみは愛されるため生まれた』が、いのちのことば社から装い新たに出版されることになった。著者は、温厚な人柄と確信に満ちた実践をもって大切な働きをされている牧師・神学者である。また、東日本大震災の復興支援の働きにも積極的に関わっておられる。このたびの出版は、二〇一一年という「時」に対する著者の応答といってよい。本書は、「君は愛されている」というテーマを中心に、イザヤ書の三つのことばから、慰めと励ましのメッセージを記している。「あなたは高価で尊い」「あなたは忘れ去られない」「あなたは神に背負われている」――。今日多くの人々が聞く必要のあることばである。「きみは愛されるため生まれた」というこ

ブック・レビュー 神に向かう賛美、祈り、告白……

中山 信児日本福音キリスト教会連合 菅生キリスト教会牧師「人はだれも、『息が詰まる』ような閉塞感を味わうことがあります。そのとき、天地万物の創造主の御前での呼吸を助けるのが詩篇の祈りです」(「はじめに」より)この一言には、牧師としてカウンセリングを学び、多くの人の相談を受けてきた著者の思いが込められているように感じました。本書は、学問的にも確かな詩篇の新しい翻訳と講解なのですが、同時に、著者が一人の人間として、神の前に歩み続けてきた信仰の証しともなっています。思うに、ダビデ(や他の詩篇作者)のような詩人にとって、詩篇をうたうことは生きる営みそのものだったのではないでしょうか。神に向かう賛美、祈り、告白として詩篇のことばを紡ぎながら、彼は喜び、嘆き、立ち上がり、歩み出したのではなかったでしょう

読む 岩渕まこと。 岩渕まことインタビュー(2)

何のために歌うのでしょうか。歌いたいから? 賛美? 楽しいから? とても難しい質問です。時には人との出会いや、出来事を通して歌を作り、歌わなければという気持ちになることがありますが、「いつも」そうではありません。歌うことがこよなく好きでもありませんし、上手い歌を歌えるわけでもありません。僕はひとり河原で歌う、などということは決してしない人です。 こんなことを書くと、みなさんに失望していただくために、わざわざ文章を書いているようですね。おそらく歌うことにクールでいられる自分なので継続することができるのだと思います。 もし自分が歌いたいから歌うというのならば、聴かされる人は少し気の毒です。「賛美だから歌わなければ」と理由をつけて歌うのであれば、賛美の本筋から離れているように思います。楽しいから歌

わが父の家には住処(すみか)おほし北九州・絆の創造の現場から 第5回 罪人の運動

奥田 知志日本バプテスト連盟 東八幡キリスト教会 牧師、NPO法人 北九州ホームレス支援機構理事長/代表 二〇〇一年春。私たちは九州で初めてのホームレス支援施設「自立支援住宅」を開所させようとしていた。長年行政に対して「支援施設の設置」を求めていたが、当時はまさに「歯牙にもかけない」対応で交渉は行き詰まっていた。結局「何も行政だけが頼みではない。ならば自分たちでやってみよう」ということになり準備が始まった。開設の数週間前、そのことがニュースで報じられた。するとホームレス状態の方々から次々に問い合わせの電話が入った。直接教会に訪ねてこられた方もいた。「なんとか施設に入りたい」と訴えられる。誰もが切羽詰まっておられた。その気持ちは察するに余りある。私たちは確信した。「この施設は必要とされている」

時代を見る目 183 子どもの世界<3>「心を聴き合う」ことで育つ愛、生きる力

瀬底ノリ子カンバーランド長老 高座教会/社会福祉法人星槎青葉台保育園勤務 勤務している保育園に一冊の美しい絵本が送られてきました。『ねえねえ、あしたもいっぱいおはなししようね』(文・すずきみのる、画・たちもとみちこ、発行・学校法人日本聾語学校)という書名でした。聴覚に障害をもった赤ちゃんが、お父さんとお母さんの愛の中で音の世界、言葉の世界を広げて育っていく深い、心あたたまるエピソードが展開されています。健康な聴覚をもつ赤ちゃんも全く同じプロセスで、周囲の人々との愛の交歓の中で「ことばがわからなくても、お母さんのやさしさを、こころとみみできいた」という経験をしながら言葉を獲得していきます。本書の解説に「音というのは不思議なもので、聞こうとしなければ耳と心に届かず、聞き流してしまうものです。こと

現代社会のサバイバー 最終回  本当のことを話す

安藤理恵子キリスト者学生会関東地区 主事証しを続けられない私たち  時代そのものが忙しいので、聖書についてゆっくり話したり証ししたりするタイミングがない、と私たちは感じます。誘っても断られるだろうし、自分自身に余裕がないのでいいかたちで証しできるかどうか自信がないし、いつもの自分の姿は証しになっていないだろうから、クリスチャンであることも言わないでおいた方がせめてキリスト教会の評判を落とさないですむだろうと考えます。しかしいつあなたは余裕を持てるようになるのでしょうか。暇になったら本当に証しをするのでしょうか。そして暇になるような日は日本に来るのでしょうか。 キリストを証しすることについて、私たちは自己流の解釈をすることによって状況を見限っていることがよくあります。相手の反応が悪いと、やる気

The Cross Pendant

He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel

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Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......

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