19世紀から20世紀の初めに英国に登場した霊媒たちの音信は聖書的に見てなんと言えるか

正しいか間違っているかは別として、私は最善を尽くしましたが、これらは私の意見を表明しているだけです。

【見出し】

(1)イギリス国教会の牧師をやめた後上位者から音信を受け取ったとされるウィリアム・ステイトン・モーゼス(2)悪魔サタンの始まりと彼の特質(3)霊媒師ウィリアム・トーマス・ステッドのジュリアからの音信(4)ジョージ・ヴェール・オーウェンと彼の霊訓(5)聖書は心霊術を禁じているが心霊術者をどのように扱うように聖書は勧めているか

   英国はある意味、心霊主義の世界的な中心地のひとつです。まず最初に米国から心霊ブームが起こりましたが、英国でも、19世紀の後半から20世紀の初めにも有名な霊媒が存在していました。そして、その多くは、英国国教会の牧師でした。ですから、キリスト教の集会と、心霊術が結びつき、エホバ神がとても嫌われる状況になってきました。  今回は、英国で有名な霊媒の三人を取り上げ彼らはどんな音信を伝えたかを見てみます。世界各地の霊界からの音信を検討すると彼らの音信が矛盾しており、偽りが語られていることが分かります。  

(1)イギリス国教会の牧師をやめた後上位者から音信を受け取ったとされるウィリアム・ステイトン・モーゼス  ウィリアム・ステイトン・モーゼス(William Stainton Moses 1839年 - 1892年)は、イングランド国教会の牧師でしたが、霊魂の死後存続を信じる心霊主義(スピリチュアリズム)の霊媒でもありました。 

ウィリアム・ステイトン・モーゼス英国国教会の牧師で霊媒になった(William Stainton Moses 1839年 - 1892年)

 モーゼスは、インペラールという未知の上位者の霊と交信し、そのメッセージを「霊訓」として出版しました。彼は、心霊現象研究協会(SPR)会員でした。この本はキリスト教の知識がなければ少し難しいと読んだ方が言われていたように思います。

 ですから、英国国教会の牧師の中に、聖書の中で禁じられている心霊術をする者が現れたことが分かります。ですから、英国国教会は、この点で、聖書の神の律法に不忠実になっていました。 イザヤ書の中でもエホバは聖会に怪異な力を持ちこむことに対する嫌悪を言い表しておられます。(イザヤ1:13)エホバ神は英国国教会の牧師がキリスト教の中に心霊主義を持ち込んだことに怒りを抱かれたに違いありません。

 

Walton Spiritualist Church Six Mediums Evening

エホバはキリスト教の集会で霊媒がいわゆる死者と交信したりしるしや奇跡を披露することを嫌われる

 英国で現れる霊界からの音信は、英国のクリスチャンたちが受け入れられる仕方で話されています。すなわち、キリスト教の知識と共に語られます。 日本で現れる霊たちは、神道信者、もしくは仏教徒が受け入れられる神として登場します。ですから、日本で現れる上位の霊は天照大神であったり、その他の古事記に出てくる神として出てきます。そして、日本人が容易にだまされることを語りますが、それは英国で出てくる霊たちの語る音信と一致しません。 

 知能犯という言葉がありますが、悪い人が非常に悪知恵を振り絞って犯罪を犯すことがあります。そのように悪魔サタンもいかにして、人類が自分に崇拝を捧げるように導くか知恵を振り絞っています。  それで、悪魔サタンと悪霊たちは、英国と日本、あるいはインド、また各地で、その土地の状況に合わせて、人々に受け入れられ、だますことができるような仕方で語っています。彼らも知恵を絞っているんだと思います。 しかし、それは、まったく偽りで、聖書の真理に反しています。聖書は死者が何も考えたり感じたり行ったり語ったりできない状態にあることを示しているからです。(伝道の書9:10。詩編115:17)ですから、いわゆる死者の世界からの音信は悪魔サタンと悪霊たちを源としています。

 聖書はサタンが偽り者だと述べています。(ヨハネ8:44)

 ですから、霊界からの音信の目的はそれを聞く者たちをだますことを意図しています。真理を語ってはいません。霊界から音信の源となっている者たちは、非常に巧妙に語っていますから、彼らが人を騙す点で非常に高い知能を持つていることが分かります。(2)悪魔サタンの始まりと彼の特質 悪魔とは中傷する者という意味があり、サタンとは抵抗もしくは反抗する者という意味があります。聖書は多くの場合、エデンの園で罪を犯した霊者を指して悪魔サタンと言っています。

 

 聖書は、悪魔サタンが最初は義なる道を歩んでいましたが、その道を投げ捨ててしまったことを述べています。イエスは彼について、「真理の内に堅く立ちませんでした。」と述べられました。(ヨハネ8:44) 

 悪魔サタンは、最初はエホバ神に創造された義なるみ使いのひとりで、み使いの中でも高い地位にあるケルブという種類のみ使いでした。そのみ使いは、アダムとエバが住んでいたエデンの園で神に仕えるように割り当てられていました。

 そのみ使いは、大変知恵のあるみ使いだったのです。つまり、悪魔サタンは、非常に高度の知性を持っています。(エゼキエル28:12-15)さらに、悪魔サタンは、もちろん全能の神エホバには到底かないませんが、かなりの力を持ち、奇跡を行うこともできます。 そのみ使いは、自らの知恵のために思い上がり、自らが神としてアダムとエバとその子孫から崇拝されたいという欲望を持つようになりました。(ヤコブ1:14,15)そのみ使いは、その欲望に動かされて行動し、エホバ神に関する偽りをエバに語って神に罪を犯しました。(創世記3:5) 

サタンは自分の美しさと知恵のために思い上がり神として崇拝されたいという欲望を抱いて神に反抗した(画像は象徴的なイメージ)

 彼は自らの知恵のゆえに思い上がり、その誇りのためにエホバ神が受けている崇拝を自分が受けたいという欲望を抱きました。また、神が支配するよりも自分の方が上手に人間を支配できると考えたのではないかと思います。アダムとエバとその子孫から崇拝を受けたいと願ったのです。誇りのために、彼は、罪を犯して滅びの道を歩み始め悪魔サタンになりました。(箴言16:18) それで、悪魔サタンが罪を犯したのは、神への愛と恐れと感謝を抱いていなかったことと、自分の分をわきまえる謙遜さがなく、自分についてあまりにも思い上がり、誇りに従って行動したからです。 それで、悪魔サタンがかなりの力を持ち、知恵があるのは確かです。けれども、エホバに逆らっては知恵はありえないというのは、サタンの場合もあてはまります。(箴言21:30)

(3)霊媒師ウィリアム・トーマス・ステッドのジュリアからの音信 ウィリアム・トーマス・ステッド(1839年 - 1892年)は、英国国教会の息子で、ロンドンのガゼット誌の編集者のジャーナリストでした。彼は、児童・社会福祉などの法整備を大衆に訴えました。

 英国の現代ジャーナリズムの基礎を作ったといわれ、英国の貧民を助けるため、救世軍の創設者と協力しました。自らの自動書記能力で死去した女性の友人ジュリアからの音信を受け取り、編集して出版しました。 このジュリアからのメッセージは、人は永遠に生きる存在であるのだということを教えているということです。聖書は人について「死すべき人間」と述べています。(詩編8:4)ですから、聖書は、人間は、基本神からの救いがなければ、死んで滅びてしまう草のような存在であることを明らかにしています。(ペテロ第一1:24)

 

聖書によると人間は一時的に咲いて枯れてしまう草や花と同じ存在

人間には本来不滅の部分はない 

 ですから、死者からの音信は、聖書の真理の言葉と矛盾しています。そもそも聖書はエホバ神がアダムが罪を犯した時、アダムは最終的に土に帰ると言われました。悪魔サタンは、エバに神に従わなくても、「あなた方は決して死ぬようなことはありません。」と言いました。(創世記3:4) ですから、ジュリアからの音信は、悪魔サタンからきた音信と調和しています。悪魔サタンは人間は神に背いても決して死にませんと言いました。ジュリアも人間は永遠に生きる存在だと言ったのです。それは、悪魔サタンの言説と一緒ですから、偽りです。

    確かに神に背いても死後に生き続けることができるのであれば、神に背くことはちっとも怖くはないでしょう。神を恐れることもしないでしょう。

 エバも、蛇の語ったサタンの言葉に騙されて、神の命令に従わなくても、死ぬことはないと考えたので、実を食べたのだと思います。エバはサタンの嘘に欺かれたと聖書は述べています。(テモテ第一2:14)

エバは蛇の言葉に騙されて実を食べても死なないと考えた 死後の世界があるということになると、悪魔サタンに有利になります。人間は、神に背いて死ぬことを恐れなくなるからです。

  この死者の霊のジュリアは、女らしくかわいかったそうです。ですから、悪霊たちがありとあらゆる死者の霊を装って、人間を騙そうと手練手管を使っていることが分かります。ほんとに死んだジュリアのように見せたんだと思います。

 

 

悪魔サタンはエバが神の命令に背いても死なないと言った

死後の世界があるという音信は悪魔サタンの偽りと調和する

  

     それで、悪魔サタンと悪霊たちが作り出している死後の世界があるという概念は、彼らが世界規模で作り出している偽りです。彼らの間にある程度の協力関係があるのでしょう。悪霊たちはとにかく聖書やエホバを信じさせまいとしているのです。

 聖書は「この事物の体制の神が不信者の思いをくらまし,神の像であるキリストについての栄光ある良いたよりの光明が輝きわたらないようにする」ために、「良いたよりに事実上ベールが掛けられている」と述べています。(コリント第二4:3,4)

 それで、「この事物の体制の神」悪魔サタンは、偽りの教えを広めて人々が聖書の良いたよりをはっきり分からないように、また、良い便りが広まらないようにしていると述べています。

悪魔サタンは良いたよりが広まらないように手を尽くしている 

 わたしは、たとえ地獄がなくても神の命令に背けば今の命が早く終わる可能性が高くなるということは、十分神を恐れる理由になると思います。聖書は神からの救いがなければ、基本、人間は病気になり、年を取り、死ぬことを述べています。死後の世界、あの世はありません。死後の世界からの音信は、実際は悪魔サタンと悪霊たちからの偽りです。

 

人間が死後の世界で生き続けるというのは悪魔サタンと悪霊たちを源とする偽り

  このように、人々を愛して苦しんでいる人を助ける英国首都ロンドンのジャーナリストが心霊術を擁護していると、英国の人々はその人の言う事を信じる傾向があると思うので、死後の世界があると信じる人が英国には多いのではないかと思います。

(4)ジョージ・ヴェール・オーウェンと彼の霊訓 

 霊媒ジョージ・ヴェールオーウェン(1869~1931)は英国国教会の牧師。教会で20年間司牧した頃から自動書記能力を発揮し始め、それを新聞に連載し、それがThe Life Beyond the Veil全四巻となって出版されて大反響を呼びました。 そのことで国教会の長老の怒りを買い“回心”を迫られましたが、断固として拒否して自ら辞職し、余生をスピリチュアリズムの普及に捧げました。国教会の長老がオーウェンに対して怒りを表したのは、聖書的で正しいことでした。 オーウェンの亡くなった母と友人たちや守護霊などによるメッセージとされる霊訓『ベールの彼方の生活』は(1921年)英国の「シルバーバーチの霊訓」「モーゼスの霊訓」と並ぶ英国が生んだ三大霊訓の一つであると述べる人もいます。 ですから、英国国教会の牧師の中には、聖書の禁令に対する認識が弱く、聖書に対する信仰が弱い人がいたということが分かります。

 シャーロックホームズの著者として有名なコナン・ドイルはオーウェンの支持者であったそうです。コナン・ドイルのような難事件を解決する頭のいい探偵の小説の著者の言う事なら、信じられると考えた英国人も多かったでしょう。

人気のある「シャーロック・ホームズ」の著者のコナン・ドイルはオーウェンの支持者だったので死後の世界を信じる英国人は多いでしょう 

 オーウェンは、死後の世界を自然の美しい地上とほとんど変わらない活動が行われている世界として描いています。ところが、世界中のあの世からのさまざまな音信は互いに矛盾しています。霊の世界をまったく違う仕方で描写する音信もあります。

オーウェンは「ベールのかなたの生活」で死後の世界を地上のように美しいと描写しているので美的感覚のある英国人に受け入れられやすいかもしれない 例えば、日本では、死後の世界では閻魔大王がいて、死者を裁くという教えもあります。年をとった日本人の中には今でも信じている人もいるかもしれません。閻魔大王のいる死後の世界は、仏教徒に受け入れられやすい死後の世界です。このような例は世界各地にいくらでもあります。そのメッセージは互いに矛盾しています。

閻魔大王が死者を裁くという死後の世界は仏教徒なら信じるかもしれない

でもキリスト教徒は信じないでしょう

 霊界からの音信はまったく互いに矛盾していますから、彼らがまったくのでたらめを好きなように語っていることが分かります。 聖書は、悪魔サタンの特質は、「偽りを語るときには,自分の性向のままに語る」「偽り者」であると述べられています。(ヨハネ8:44)ですから、複数の霊者がまったくの偽りを好きなように語っているのだと思います。

複数の悪霊たちが歴史を通して世界各地で好きなように偽りを作り出して語っている 

(5)聖書は心霊術を禁じているが心霊術者をどのように扱うように聖書は勧めているか 英国では早く19世紀半ばよりスピリチュアリズムが浸透してきました。それだけに今でも長い歴史を持つさまざまな分野の心霊術に関連する団体が多いようです。

 聖書は、モーセの律法下では、霊媒を死刑にするように規定していました。例えば、申命記の中では、「あなたの中に,自分の息子や娘に火の中を通らせる者,占いに頼る者,魔術を行なう者,吉凶の兆しを求める者,呪術を行なう者,また,まじないで他の人を縛る者,霊媒に相談する者,出来事の職業的予告者,死者に問い尋ねる者などがいてはいけない。 すべてこうした事を行なう者はエホバにとって忌むべきものであり,これら忌むべき事柄のゆえにあなたの神エホバは彼らをあなたの前から打ち払われるのである。」と規定されていました。(申命記18:10-12)   さらに、レビ記の中でも、「男や女でその内に霊媒の霊や予言の霊が宿る者,その者は必ず死に処せられるべきである。その者を石撃ちにして殺すべきである。」と規定されていました。(レビ20:27) なぜなら、霊媒は、占いをする者と同じことをしているからです。聖書は、占いは悪霊の力によって行われることを意味しています。霊媒も同様にその死者からの音信は、実際には、悪霊からの音信を受け取ることを意味するからです。その行いは、エホバ神にとって忌み嫌われることです。 

 それで、魔女狩りや魔女術禁止令はモーセの律法を直接的に適用して、行われた部分があったと考えられます。しかしながら、中世の時期に、魔女術禁止令が制定されて誰が迫害されることになったかというと、いわゆる実際の心霊術者だけでなく、ワルド派のように聖書の教えを誠実に当てはめているグループがひどい迫害を受ける結果になりました。 しかし、イエスの到来と共に、モーセの律法は廃止されました。(ローマ10:4)それで、クリスチャンは、モーセの律法を厳格に守ることは要求はされてはいません。

 イエスは、さらに、神の王国に関連して小麦と雑草のたとえ話をされました。そして、キリスト教のグループの間に、聖書に忠実に従うグループと悪霊に由来するキリスト教があることを予告されました。イエスは小麦の種をまき、悪魔たちは雑草の種をまき、小麦が芽を出し実を産み出し、また、雑草も生えてきました。 すると、奴隷たちがイエスのもとにやってきて、その中に成長してきた雑草に関して、雑草を集めることを望まれますかとイエスに尋ねました。するとイエスは、雑草を集める際、小麦も根こぎにしないように両方とも成長させておきなさいと言われました。 収穫の時期に、雑草を束にして火で焼き、小麦を倉に入れるように刈り取る者たちに指示を出すことにすると説明されました。(マタイ13:24-30) 確かに、このイエスの指示に従っていなかったために、魔女術禁止法のために、聖書に誠実に従う努力をするワルド派が徹底的に迫害されました。先ほど述べたように、キリストの到来以降は、モーセの律法を厳格に当てはめることは求められていません。 モーセの律法下では、同性愛者も霊媒も死刑が定められていました。でも、キリスト教が成立してからは、ただ霊媒を行う人、死者と交信をしようとする者はクリスチャンとしては認めず、また、クリスチャンがそういうことをするならば、教会あるいは会衆から追放するという処置で良かったのです。 しかし、中には、クリスチャンでありながら、心霊術や悪霊との交信をする人々もいるかもしれません。でも、イエスはそれらの人々を根こぎにする、つまり、殺害するようにとは言われませんでした。

 聖書の真の教えを知っているクリスチャンは、聖書の教えを自分で納得していればそれでいいのです。そして、自分の交わる会衆の中だけは、心霊術者が含まれない教会、あるいは会衆に交わるだけでいいと思います。

 しかし、今回英国国教会の中で、霊媒が牧師や信者として受け入れられていることは、エホバ神がコロナ禍を英国にもたらしている原因のひとつではないかと思います。 いずれにしても、み使いが自称クリスチャンをひとりひとり分ける時が来ます。(マタイ13:30,41,42;25:31-32)その時には、何が正しいのかが徹底的に明らかにされます。 今回は新型コロナの流行の原因の一つが英国で行われている心霊術とオカルトであることをご説明しました。これまでも、コロナに感染したら、罪の許しをキリストの贖いの犠牲に基づいてお願いできます。また、誰か教会、あるいは会衆の牧師、あるいは司祭、あるいは長老を呼んで、罪の許しのための祈りをお願いすることができます。 聖書はエフェソスの人々が聖書の音信を受け入れた時、魔術の本は大変高価だったんですが、集めて燃やし、それはエホバ神の是認を得たことが記されています。(使徒19:19)そのようにして自分の魔術に対する立場をはっきりと表明することができます。

 

心霊術関係の書物や呪物を焼却して心霊術に関するわたしたちの立場をはっきりエホバに示せます

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