イザヤ55章・エホバの言葉は必ずエホバの喜びとした結果をもたらす

　イザヤ55章には、エホバはご自分のもとに帰る人を豊かに憐れみ許してくださること、エホバの言葉が必ず神の喜びとしたことを行ない成功を収めることが述べられています。(イザヤ55:7.10,11)

　エホバの言葉は必ず次のように実現します。雨と雪は天から降ります。

RainShowers by Corey Leopold(rain8)エホバは天から雨を降らせます

     そして、その水は地にしみこみます。そして、種を発芽させて芽を出させます。

Sproutingwheat by LoopZilla (sproutedwheat)雨水は地にしみこみ地面から小麦を発芽させます

   そして、その植物は実り、コメや小麦などの穀粒を結びます。そして、その穀粒は種をまく農夫のための種となります。

bytim_vanreenen (wheat7)小麦は育って穀粒を実らせます

CIMMYT.(wheatsowing)実った穀粒はまく人の種になります

 　　そして、その穀粒の多くは、粉にされてパンになり人の食べ物となります。

Croque-Madameby LearningLark (eatingbread1)多くの小麦の穀粒はパンになり人々のお腹を満たし歓びを与えますそのようにエホバの言葉は必ず良い結果を生じさせます

　このように雨を降らせることが人がパンを食べてお腹を満たすという結果を成し遂げるようにエホバの言葉は必ず良い結果をもたらします。エホバの言葉は必ず成果を収めます。エホバの言葉は神の喜ばれることを行なうことになります。(イザヤ55:11)

　そして、エホバの言葉は意図された通りに実現し、エホバの目的通りに成功することになります。

　昔、エホバの言葉が成就したどんな例があるでしょうか。イザヤ55章には、昔成就したことについて書かれています。過去において、イスラエル人のはなはだしい罪のために、エルサレムはバビロンによって滅ぼされ、イスラエル人はバビロンに捕らわれとなって連れていかれました。

　しかし、イスラエル人はエホバの大変厳しい懲らしめを受けて悔い改めました。その結果、エホバは神の民の罪を許してくださいました。エホバはキュロスを動かして、バビロンを倒壊させました。そして、バビロンに捕らわれていたユダヤ人を解放させました。

　それで、イザヤ55章によると、ユダヤ人は、「歓びをもって出てゆき、平安をもって」故国に導き入れられることになりました。(イザヤ55:12)イスラエルの土地は荒廃していましたが、「いばらのやぶの代わりに、ねずの木が生え出」て、「刺毛のあるいらくさの代わりに、ぎんばいかが生え出」ました。(イザヤ55:13)それで、イスラエルの地は再び産出的な土地として復興しました。

(devastatedland1)荒廃した土地は・・・

זלדה10

産出的な土地と変化しました―エホバの崇拝は危機に陥っても復興することになっています

　それで、過去にエホバの崇拝の拠点は復興することになりました。そのようなことが生じたのは、天が地よりも高いようにエホバの道や考えが人の道や考えよりも高いからです。(イザヤ55:9)

　このことは、現代にどのように成就するのでしょうか。私に分かっているのは、エホバの言葉が必ず成功を収めるということと、エホバが大変憐み深いということです。エホバから罰されて打ちひしがれた神の民に対して、エホバは憐みを示してくださるでしょう。

　啓示の書によると、神の民は大患難の前に北の王の攻撃を受けて、大いなるバビロンに捕らわれになるようです。(啓示11:7,8)しかし、エホバの言葉は大患難の後にも、エホバの崇拝が栄えていることを示しています。数の数えきれないほど数の多い大群衆が、大患難を生き残って神を賛美するという結果になります。(啓示7:9,14)

(greatcrowd28)預言は大患難の後数えきれない国際的な大群衆が神を崇拝していることを預言していますエホバの言葉は必ず成果を収めます

　　ダニエル8章の中でも、「聖なる場所と軍を共に踏みにじるべきところとする，常供のものと荒廃を引き起こす違犯とに関するこの幻」の成就には終わりがあり、「聖なる場所は必ずその正しい状態にされる」ことになっています。(ダニエル8:13,14)また、神の王国の十四万四千人という数のクリスチャンが神の是認を受けて神の王国が完成することになります。(啓示7:4)

   　　ですから、分かっていることは、エホバの良い言葉が実現して、エホバへの崇拝が危機に陥りながらも復興して存続し、繁栄すること、そして、神の王国が実現するということです。(ダニエル7:22,27)

   

　ですから、大いなるバビロンに捕らわれた神の民は、釈放されることになるのでしょうか。啓示11章によると、大いなるバビロンに捕らわれた神の民は、自分の足で立ち、天に上ってく行くと預言されています。(啓示11:11,12)今のところ、これが何を意味するのか十分分かりません。

　これは、神の民が大いなるバビロンから帰還することを意味するのでしょうか。それとも、この時、多くの神の民が他の人々に分かるさまで、天に復活するのでしょうか。分かりません。このことについて、預言が何と言っているのか、さらに探求していきたいと思います。