ハガイ2章・エホバが天と地とあらゆる国民を激動させるとは

Mountain Bike Hahnenkamm Bike Safari, Kitzbuhel, Austria by　TRAILSOURCE.COM 　　　　山に逃れてエホバの崇拝をしようとする人々は多くなるでしょう

「あと一度－それはしばらくのことであるが－わたしは天と地と海と乾いた地とを激動させる。『またわたしはあらゆる国民を激動させる。あらゆる国民のうちの望ましいものが必ず入って来る。わたしはこの家を栄光で満たす』と、万軍のエホバは言われた。」（ハガイ2：6，7)

ハガイ２章のエホバが天と地またあらゆる国民を激動させ、あらゆる国民がエホバの家に入ってくるとは何を意味しているでしょうか。（ハガイ2：6，7，21)

天と地を激動させる時とは、この世の終わりを意味するのではなく、イエスが予告された「大患難」を意味していると思われます。なぜなら預言者ハガイは、その時、すべての邪悪な者が滅ぼされるのではなく、「兵車とその乗り手を覆す」と述べています。（ハガイ2：22)ですから、その時に滅びるのは、武器を取る者たちです。北の王と南の王が最終的に対決する世界的な戦争を意味する大患難の時には、武器を取って戦う兵士たちは滅びてしまうでしょう。

また、ハガイ2章の天と地を激動させる時には、エホバは「もろもろの王国の王座を覆し、諸国民の王国の力を滅ぼし尽くす」と述べられています。（ハガイ2：21，22)そして、イエスは大患難の時に、政治と軍事を支持する者たちの影響を被ると言われています。

その時、ハガイの予告によると、「あらゆる国民の望ましいものが（エホバの家に）必ず入って来(ます）。」（ハガイ2：7)箴言には、「地の人のうちにあって望ましいものは、その愛ある親切である」と述べられています。（箴言19：22)「望ましいもの」とは、「愛ある親切」という特質を抱く人々です。

そうした望ましい特質を持つ人々は、大患難の前の地上の事態の進展を見て、政治や軍事に頼ることが空しいことを悟ることになるのでしょう。そうして、エホバの崇拝に目を向けることになるでしょう。

また、大患難の前には、多くの神の民がイエスの助言に従って山に逃れていることでしょう。（マタイ24：15，16)山に逃れたクリスチャンは、他の人々に愛ある親切を示すよう努力するでしょう。同じように愛ある親切を評価する大勢の人々は、神の民の行いを見て、聖書の預言の真の解釈に基づいたエホバの崇拝に注意を払うようになるのではないかと思います。

そして、山に逃れたクリスチャンのグループとそれについて来た人々は、大患難を生き延びることができるでしょう。（啓示7：9．14)

私たちは、何よりも、聖書の知識を取り入れ続け、それに基づいて考えてみて、聖書の預言の正しい解釈は何なのかを各自正しく判断する必要があります。これからも、聖書について学び続け、その正しい意味を探求していきましょう。

 

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