21世紀の教会のために 第2回 2つの誤り変えないことと、変えすぎること

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。

藤原淳賀
聖学院大学総合研究所教授 日本バプテスト連盟恵約宣教伝道所牧師

 皆さんは、ご自分の教会について今どのように感じておられるだろうか。
今までずっとこうやってきたから。教会とはこういうもの。何かを変えようなんて思ったこともない、という人もいるかもしれない。しかしキリスト教信仰は、状況を前にして「しょうがない」と諦めてしまうようなものではない。日本も含めて、特にアジアの宗教にはこのような「諦める」傾向性があるように思う。しかし、キリスト教信仰はそうではない。キリスト者は神の御心を求めて、世界を変えていくことを求める。その世界にはキリスト者自身や教会も含まれる。永遠に変えられない真理はあるが、変えるべき多くの事柄がある。特にプロテスタント信仰はそのような変革を迫る面を強く持っている。もしあなたが二十年前に神を信じたが、それ以降は特に語るべき証しがないとすれば、それは問題である。キリスト者も教会も神の前に悔い改め、新たに変革され続けていかなければならない。プロテスタント宗教改革とは、単に十六世紀に起こった歴史的出来事ではなく、われわれの生の中で、現在も起こっていかなければならない。
変革ということを考えるとき、今日の教会には二つの誤りが見られる。特定の時代の文化的状況で生まれた教会の形式や礼拝形式を後生大事に変えようとしないことと、それらを軽率に変えてしまうことである。
由緒正しい教会?
教会堂を「教会らしい」ものにしようとして会堂に尖塔のようなものを取りつけたり、ステンドグラスの簡易版を窓ガラスに張ってみたりしている教会がある。ある程度の規模の教会になると、パイプオルガンを海外から買って、メインテナンス費で苦しんでいることもある。あるいは「由緒正しく」あろうと、近代のある一時期の礼拝形式を導入してみたり、説教が時代から乖離して難解なものになっていることもある。表面的・形式的な由緒正しさによって正統である気がして安心する。ある特定の文化的表現を普遍の真理のように崇めることが「伝統的な」教会にはある。
それらの教会は、国教的なヨーロッパやアメリカの主流派教会への憧れを持っていることが多い。そのような教会やキリスト者の特徴は、キリストへの誠実さ、キリストのための苦難よりも、手続き、社会への影響力、社会的ステータスを語るところにある。また有名人や政治家や権力を用いて事をなそうとする。そして、それを教会本来の使命と呼ぶ。しかし、そこで前提とされている教会は、国家や主流社会と手を携えるコンスタンティヌス的キリスト教を指している。
時代に合わせる教会?
逆に、キリスト教的背景のない日本人に届こうとして、時代と妥協する教会も出て来た。よく考えずに、変えてはならないことを軽率に変えてしまう誤りである。
多くの場合は、教会の現状への危機感や不満などから現代人のニーズに応えようとして生まれてくる試みである。これは良い動機である。しかし、プロテスタント自由主義の動機もそれであった。このような教会は少しキリスト教的香りのついただけの安っぽい福音を語ったり、極端な場合にはキリスト教の教理を変えようとすることさえもある。若者を取り込もうとして、時代と妥協して(あるいは心中して)、軽い今風なサークルのようになることもある。福音によって若者が回心し変えられるのではなく、時代によって福音が変えられ、教会の性質が変えられていく愚である。
また最近の聖餐式をめぐる問題に見られるように、キリスト教会二千年、プロテスタント教会五百年の、あるいは自分たちの教派の伝統と信仰告白を無視して、プロテスタント教会の二つの聖礼典(洗礼式、聖餐式)のうちの一つを牧師が自分の好みで変えようとすることも見られる。
教会とは何なのか?
この二十一世紀前半に、教会はどのような歩みをすべきか。それが、今日われわれが問わなければならない問いである。決して永遠に変えることのできない福音と、時代と共に変わっていく社会状況。このなかで教会はいかに社会に関わっていくのか。これは実は教会が二千年間常に問うてきた問いでもある。雲のように取り巻く多くの証人たちから信仰のバトンを受け取ったわれわれは二十一世紀の前半を走る。「ダビデは、その生きていた時代において神のみこころに仕え」た。われわれはこの日本においてそのバトンを託されている。このレースを忍耐をもって、蛇のようにさとく、鳩のように素直に走るのである。

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