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恵み・支えの双方向性 第10回 少しの挑戦と適切な折り合い

柏木哲夫金城学院 学院長淀川キリスト教病院 名誉ホスピス長先日、十二年間勤めた金城学院大学で最終講義をしました。学生さんだけでなく、教員、職員の方々も多く聴きに来てくださいました。学生さん相手の普段の講義と雰囲気がかなり違いました。聴衆の反応が豊かだったのです。うなずきや笑いが随所に見られました。豊かな反応に私も思わず話に力が入りました。そして「語らせられた」という経験をしました。話を引き出されたといってもいいでしょう。普段の授業ではあまり経験しないことでした。授業では、かなり一方的に「語る」のであって、「語らせられる」のではないのです。最終講義では、聴きたい人だけが来ました。普段の講義では、聴きたい、聴きたくない、にかかわらず、学生はある意味、義務的に講義を聴くので、聴く姿勢が違います。学

子どもたちに今! 伝えたい「性といのち」の大切さ… 第29回 聖書に忠実に生きたい

永原郁子マナ助産院院長一月号の相談を読み、さらに自分の罪意識を感じています。女性の性欲も知りたかったからです。中一で洗礼を受け、婚前交渉も聖書が教えているように知っていました。二十代になり、結婚して子どもを持っている人と、不倫という関係が少し続いてしまいました。思い出すたびに、神さまに申し訳ないことをしたと感じ、自分のしてしまったことは、神さまに赦していただけないのではと、不安がつきまとっています。奥さんや子どもさんには、赦されないでしょうが、神さまはこんな私でも赦してくださるのでしょうか。たびたび思い出し、罪悪感に心がいっぱいになります。でも、もう絶対しないと神さまには、約束しました。今後は神さまに、聖書に、言われる教えに忠実に生きたいので、きよく生きていく生き方を教えてください。(匿名希

ミルトスの木かげで 第14回 あなたこそ私の神です

中村佐知米国シカゴ在住。心理学博士。翻訳家。単立パークビュー教会員。訳書に『ヤベツの祈り』(いのちのことば社)『境界線』(地引網出版)『ゲノムと聖書』(NTT出版)『心の刷新を求めて』(あめんどう)ほか。三週間ほど前、今後の私たち家族の生活に大きな影響を与えることになりそうな、ちょっとショッキングな知らせが入った。最初はキツネにつままれたようでピンとこなかったのだが、ゆっくり考えているうちに、「これはちょっと、大変なことになったよ!」と焦りがわいてきた。夫と祈るものの、祈りながらも頭の中では、「今、私たちは何をしたらいいのだろう?」と、必死に対応策を考えてしまう。当然、平安などない。夫とも言い合いになる。こんな時に夫婦で一致できなくてどうする、と思いつつも、弱さ全開。ストレスで胃潰瘍にでもな

ブック・レビュー 「神学校」を軸とした、日本キリスト教史の流れが読める

丸山悟司御園バプテスト教会牧師/聖契神学校教師本書は、明治期の初期から今日までの、プロテスタント神学校および神学教育の通史である。まえがきでも触れられているように、本書のような本格的なプロテスタント神学校史がこれまで存在しなかったという点で、この本の意義は大きく、画期的である。各章の末尾の参考資料の豊富さにも圧倒される。その多くが各教派・教団の機関誌や記念誌などの刊行物であり、中にはホームページからの情報や、著者自身の神学校関係者へのインタビューメモや懇談メモまでもが駆使されている。情報の正確さを期する著者の一次資料へのあくなきこだわりと、その熱意に敬服する。構成としては、第一部の「戦前・戦中編」と第二部の「戦後編」に分かれている。多くは、私塾から始まった聖書の学びがいかに組織化され、神学校

ブック・レビュー この世における自立とは……

国分友里恵歌手人はさまざまな環境に生まれ、それぞれ二つとない人生を歩んでいきます。この世に「生」を受けることはとても神秘的です。素晴らしい出来事と、多くの苦しみもまたその神秘の中に組み込まれています。レーナ・マリアは比類なきチャレンジャーであり、「生きる」という意味を存在で表現できる数少ないアーティストの一人です。歌手としてはもちろん、文筆家として、パラリンピック水泳の入賞者として、障害に左右されないパワー。個人的には彼女の絵に魅了された私です。この本を読んで、彼女は選ばれているのだと改めて感じました。何より素晴らしいご両親に恵まれ、多くの素晴らしい愛に満ちた人々に受け入れられた人として、揺るぎない土台に建つ堅牢なお城のようです。特に両腕がないというハンディは、ステージに立つ者にとって大変な

見えない戦争 揺れる平和この国は、本当に平和なのか ■ルワンダで平和について考える

佐々木和之日本バプテスト連盟 ルワンダ派遣国際ミッションボランティア半年くらい前のことになるが、講師を務めるプロテスタント社会科学大学の平和学概論の授業で、「平和」ということばから何をイメージするのか、ルワンダの学生たちに聞いてみた。ルワンダ語には「平和」を意味する「アマホロ」ということばがある。この「アマホロ」について議論してもらったのだ。すると、それはただ「戦争がない」という意味での平和にとどまらず、「飢餓や貧困など、苦しみをもたらす状況からの解放」「心の平安」「家族や隣人との良好な関係」を含む豊かな平和の概念であることが分かった。構造的暴力と平和「平和学の父」と呼ばれるヨハン・ガルトゥングは、今から四十年以上前、平和の反対概念に「戦争」でなく「暴力」を対置させる平和論を提唱した。平和と

flower note 3 美しく優しい花々

おちあい まちこ春といってもまだ寒さが厳しい季節に、クリスマスローズはうつむきかげんの優しく清楚な花を咲かせます。 「春なのにクリスマスローズ?」と思われる方もあるでしょう。この花はヘレボルスと呼ばれ、大きく分けるとクリスマスの頃に開花する「ヘレボルス・ニゲル」と春に開花する「ヘレボルス・オリエンタリス」の2種があります。日本では前者ニゲルの中の1つの種につけられた名前「クリスマスローズ」がヘレボルス全体を指しているのです。春先に開花するオリエンタリスを元にした園芸種が広く普及しているために春のイメージが強いのでしょう。一方、後者のオリエンタリスは、イギリスではレント(四旬節)の頃に咲くことから「レンテンローズ」と呼びます。ヘレボルスは氷河期を生き抜いた花といわれています。厳しい寒さの中で

リタと旅する。

連続テレビ小説「マッサン」は、初の外国人ヒロインを起用して話題となった。愛する人のため、百年以上も昔に、国際結婚をして日本にやってきた竹鶴リタ。彼女の人生を追うなかで見えてきた、信仰者としての姿とは。四月。NHKの連続テレビ小説「花子とアン」がスタートし、主人公の村岡花子がクリスチャンであることから「最近のNHKはクリスチャンが主人公になること多いね」と教会で話題になっていました。確かに、新島八重、黒田官兵衛、村岡花子、と続いたのでそのように感じた人も多いと思います。そんな中、「花子とアン」の次の作品のヒロインは初の外国人!という情報を知りました。 外国人というだけで、クリスチャンと考えるのは安易ではありますが……もしかして?という思いから主人公のモデルとなるニッカウヰスキー創業者夫妻につい

マンガ家・ケリー篠沢さん インタビュー マンガ『ジェネシス』制作秘話!

「二〇一一年、まだ幼かった次男を突然亡くしました」聖書マンガ『ジェネシス』への思いを尋ねると、ケリーさんはおもむろに口を開いた。亡くなったのは、ちょうどマンガを描いていた最中のこと。自分を責め、「私は、もう二度とマンガを描かない」と決めた。葬儀の夜、悲しみと混乱で眠れずにいると、頭の中で子どもの笑い声と音楽が響いて消えなくなった。「ママ、マンガ描いて。ゴスペルを歌って」と。ケリーさんは当時を振り返って言う。「息子はまだ話せる年齢ではなかったのですが、私は神様の声だと思っています。『マンガをやめてはいけない。描き続けなさい』と。それを聞いて『ああ、私は描こう』と思いました。息子は、地に落ちた種なんです。これから何十倍、何百倍と実を結んでくれます。私は親として、あの子が結んだ実を絶対に刈り取ろう

『教会福音讃美歌』で礼拝する教会 ■新しい一歩を踏み出して

イムマヌエル綜合伝道団 高津キリスト教会「私たちには、ほかの教団と決定的に違うところがあって、それは、これまで使ってきた『インマヌエル讃美歌』に限界がきている、という点です」そう語るのは、高津キリスト教会の藤本満牧師。長年、イムマヌエル綜合伝道団は、独自に制作した『インマヌエル讃美歌』を使用してきたが、版権の問題や印刷の点などから、新しい歌集の必要性を感じていたという。昨年九月、教会の音楽担当者に『教会福音讃美歌』を数冊渡し、役員会で検討。十月からは、歌詞が変わった曲、メロディーが変わった曲など、さまざまな讃美歌を日曜礼拝で一曲賛美し、十一月に切り替えた。「実際に歌ってみて、これまでの曲で歌い続けることに決めた讃美歌も一部あります。ですが、歌い慣れていないということは問題にしていません。新来

『君への誓い』緊急出版!! 記憶を失った愛する妻へ ◆実践的信仰書

田崎 学担当編集者原書『The Vow』を初めて手にしたのは、今年三月のことでした。六月に映画「君への誓い」が日本で上映されることから、原書の存在を知りました。夫婦関係が壊れていくという苦しみの中で、信仰をもって歩もうとする二人の姿、そして夫キムさんの正直につづられたことばに感動しました。わずか二、三か月で出版することになり、どうなるかと思いましたが、無事に皆さんの手にお届けすることができそうで、ホッとしています。本書は夫の手記であり、〝大好きな妻”から、自分の存在を丸ごと忘れられてしまう〝かわいそうな夫〟の視点で語られています。主人公のキムさんは、バリバリの体育会系で、事故後はリハビリでも妻に厳しく接し、関係は悪化の一途をたどります。私は自分と正反対のタイプということもあり、多少反感も抱き

恵み・支えの双方向性 第11回 上を見る、神を見る

柏木哲夫金城学院 学院長淀川キリスト教病院 名誉ホスピス長〈最後の希望〉ホスピスという現場で約二五〇〇名の患者さんを看取りました。その中で、最後の希望を実現して死にたいと思う人がかなり多いことを知りました。回診の終わりに、「今何が一番したいですか?」と尋ねます。「もう一度富士山へ登りたい」、「ゴルフがしたい」……両方とも実現は不可能です。「風にあたりたい」、「みどりに触れたい」……両方ともすぐに実現できます。ある中年の女性患者が「もう一度弘前の桜を見たい」と言いました。きっと特別の思い出があるのでしょう。病状はかなり進んでおり、常識的に考えると、とても旅に出るような状態ではなかったのですが、ご本人の強い希望に加えて、友人三人が付き添うというのです。スタッフのミーティングで話し合い、行ってもら

時代を見る目 232 加害者と生きる社会 [1] ストーカー殺人事件に思うこと

栗原加代美NPO法人 女性・人権支援センターステップ代表DV加害者更生プログラム ファシリテーター2013年10月、三鷹でストーカー殺人事件がおきました。その事件を受けて、TBSテレビの報道特集とNスタで、ストーカー加害者への対策として、オーストラリアの国をあげての取り組み、日本人の催眠療法などとともに、私たちの加害者更生プログラムが紹介されました。取材の日、私たちの「DV加害者更生プログラム」では、三鷹ストーカー殺人事件について、参加者とともにストーカーの心理状態を想像し、考え方や行動をどう変えたら殺人を犯さなくてすんだのかを考えました。「加害者がパートナーの別れたいという決断を尊重して、受容できていたら、事件は起きなかったのではないか」という意見が出されました。加害者が相手の立場に立てず

ミルトスの木かげで 第17回 恵みの御座

中村佐知米国シカゴ在住。心理学博士。翻訳家。単立パークビュー教会員。訳書に『ヤベツの祈り』(いのちのことば社)『境界線』(地引網出版)『ゲノムと聖書』(NTT出版)『心の刷新を求めて』(あめんどう)ほか。しばらく前になるが、教会からある祈りのリクエストのメールが来た。それは、うちの教会のある夫妻とその娘のために……、というものだった。この夫妻は、前年、中国の孤児院から一歳の女の子を養子縁組にした。中国に女の子を引き取りに行く前に、皆で彼らのために祈ったのだが、そのとき、この女の子は何らかの障がいを負っているという話をしていた。多分どんな障がいなのかも説明していたと思うのだが、英語で病気の説明をされても私にはピンとこないので、具体的にどういう問題なのか分からなかった。送られてきたメールを見て分

編集者より 41821

「知恵ある者のことばは突き棒のようなもの、編集されたものはよく打ちつけられた釘のようなものである。これらはひとりの羊飼いによって与えられた。」(伝道者の書12・11)この聖書のことばを握りしめながら入社して1年あまり、神様からの新たな挑戦として本誌の担当をすることになりました。全能の主にゆだねつつ日々励んでいきたいと思います。(碓井)  「『フクシマを共に生きる』出版記念祈りのフォーラム」に参加してきました。4人のパネリストの皆さんから伺った「聞いたことがない、あえて聞かされていない福島の実情」を知るに付け、まだ何も終わっていない福島のために祈ること、そして関心を持ち続けることの大切さを身にしみて感じる貴重な時間でした。(本多)本紙へのお便りはこちらまで: [email protected].

福祉と福音―弱さの福祉哲学 第8回 老いのカイロス

木原活信同志社大学社会学部教授ある特別養護老人ホームで、教会のメンバーと一緒に、毎月「童謡と賛美の集いの会」を続けている。もうかれこれ五年以上になろうか。私も時々、クラシック・ギターでの伴奏と賛美、ショート・メッセージのお手伝いをしている。最近は、認知症の方々も多く参加されているが、不思議と音楽を介すると自然な笑顔が生まれ、なつかしい童謡を歌っていると、気難しい顔をされている方々が「少年」「少女」に戻られるようだ。「ふるさと」を歌いながら、故郷の亡きお母さんを思い出して涙する方もおられる。子どものころ教会学校に通っていたという方は、「主我を愛す」「いつくしみ深き」を大きな声でうれしそうに賛美しておられる。職員によると、この「童謡と賛美の集い」を楽しみに待っておられて、毎日、詰所にこの日程を確

『教会福音讃美歌』で礼拝する教会 ■初めて教会へ来た方にも、意味のわかる讃美歌を……

日本同盟基督教団 豊川中央キリスト教会「『教会福音讃美歌』を礼拝で使うようにしたのは、昨年の十一月からです。十月ぐらいから、歌集が届き始めたのですが、全員のもとに届くのを待って、そのタイミングになりました」と話してくれたのは、愛知県にある豊川中央キリスト教会の樋口邦彦牧師。同教会では、これまで『聖歌』『讃美歌』の二冊を使用してきたというが、『聖歌』はすでに絶版となっている。そのため、「新しく礼拝に参加される方が、この歌集を欲しいとおっしゃったときに手に入れることができないので、それはまずいね、という話は数年前から教会内にあったんです」。*   *   *日本同盟基督教団が『教会福音讃美歌』にかかわっていたことで、二〇〇四年以降、教団から届けられる「福音讃美歌ジャーナル」という冊子で歌集の情報

「がん哲学」で心に処方箋―教会にがん哲学外来・カフェを! 第1回 顕微鏡の世界から人々との「対話」へ

樋野興夫順天堂大学医学部病理・腫瘍学 教授東京・御茶ノ水には、私の勤める順天堂大学のほかにも多くの大学病院があります。私は月に一度、御茶ノ水駅のすぐ近くにある御茶ノ水クリスチャンセンターで「〈がん哲学外来〉メディカル・カフェ」を開いているのですが、これは、がん患者さんやその家族、医療関係者などが、病気について語り合える場です。大学病院でがん告知を受け、そのまま、どうしようもない気持ちになって「〈がん哲学外来〉メディカル・カフェ」にやってきた、と話してくれる人もいます。*    *    *今や、がんは国民の二人に一人がかかる病気です。がん医療にどう取り組むかは、日本においてはもちろんのこと、世界的にも重要な課題と言えるでしょう。日本における死亡要因第一位であることから、二〇〇七年、がん対策の

恵み・支えの双方向性 第7回 癒しと方向性

柏木哲夫金城学院 学院長淀川キリスト教病院 名誉ホスピス長〈人生~人として生まれ、人として生きる~〉還暦を過ぎてから、言葉にこだわるようになりました。言葉にこだわると新しい洞察が生まれたり、視野が広がったりします。例えば、「人生」という言葉をじっと見ていると、「人として生まれる」という言葉に見えてきます。もうしばらくじっと見ていると、「人として生きる」とも見えてきます。では、他の動物ではなく人として生まれるというのはどういうことかというと、人は魂を持つ存在としてこの世に生を受けるということだと思います。魂を持つがゆえにスピリチュアルペインを感じ、スピリチュアルケアが必要になるのです。では、「人として生きる」ということはどういうことかというと、二つの側面があると思います。一つは、存在の意味や生

親子で読みたい不朽の名作 ◆天地創造から、現在までつながる世界―tギャラリー 小林豊『聖書ものがたり絵本』原画展

今年九月、御茶ノ水クリスチャンセンター(東京・御茶ノ水)のtギャラリーで、『聖書ものがたり絵本』(全四巻)の出版記念として原画展が行われた。六十四点にも及ぶ水彩画をひとつの流れで見るのは圧巻だった。真っ白な壁に、横長の水彩画がひとつの流れのように並べられている。まるで地平線を描くようである。「横長の絵が多いのは、聖書の時代から現在までがずっと続いているというイメージで描いているからだと思います。人間の目も横についていますからね。旧約聖書と新約聖書はつながっていますし、それは現代ともつながっています。歴史の必然の中で、キリストも誕生したのです」と、日本画家の小林豊氏。天地創造から、イエスの弟子たちの世界宣教までの歴史が、小さな会場に大きく広がっていた。今回の絵は水彩で描いたというが、原画展には

The Cross Pendant

He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel

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Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......

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