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今、海外宣教を問う 福音宣教の本質 在外邦人伝道と「神の国」の視点から

細川 勝利日本福音キリスト教会連合 浜田山キリスト教会 牧師 一、在外邦人伝道の現代的意義 現在、日本人の年間国外旅行者は一千万人以上であり、在外邦人は百万有余と言われる。しかも、北米からだけでも福音信仰に導かれて帰国する人は年間四桁に達するという。プロテスタント教会で受洗する人は年間約一万人と言われることを考えるならば、日本人一億二千万宣教の鍵であることを示している。 さらに在外邦人伝道は、このボーダレスの時代、諸国民が諸外国に住む現在、「在外邦人伝道」と「在留外国人伝道」が表裏一体をなし、世界宣教の鍵であると言える。特に「思想、信教の自由」のない人に対する「在留外国人伝道」は、その本国にいる何億という人々への宣教につながっているのである。 二、在外邦人伝道の聖書的意義 (1)旧約聖書から

時代を見る目 87 イスラム教のはじまり

村上 隆一福音伝道教団 福音キリスト教会牧師 イスラム教発祥の地はアラビア半島で、西部には紅海があります。紀元70年ローマ軍に滅ぼされ、離散したユダヤ教徒が半島にも住み着いていました。また4世紀、キリスト教の異端として退けられたネストリウス派が伝道活動を行い、それが半島にも及んでいました。ここにマホメットが生まれた(570年頃)メッカがあります。当時人々は、それぞれの部族の神々を信仰し、また部族間の争いがたえず、不安定な状況が続いていました。商人として成功したマホメットは、洞穴で瞑想中に啓示を受け、しばらくしてその啓示を人々に伝えるようになったと言われます。 キリスト教徒から見れば、内容の多くは聖書に負っているようにも思えますが、その理解には本質的な相違があります。アッラーを唯一神と信じ、世

ブック・レビュー 『ほんとうにたいせつなもの』(たいせつなきみ2)

日高 恵日本福音キリスト教会連合 立川駅前キリスト教会 会員絵本から知らされる創造主の奥義「……おまえはこのごろ、しあわせじゃなかっただろう?」(29頁) 創造主エリに会うまで「このごろ」どころか「ずうーっと」しあわせじゃなかったパンチネロ。やっとエリと出会って本物のしあわせを手にしたのに、また自分からそれを見失っていく。 大ヒットした『たいせつなきみ』の続編である本書は、さらに人間社会の哀しい現実をウイミック村に描き出した。 シール貼りがなくなったと思ったら、今度は物欲、所有欲の競争がはじまった。みんながはことボールを集めはじめる。はじめは無邪気なことだったのに、いつのまにか競争に発展し、村中のほとんどがこの競争に夢中になっていく。村長さんのおくさんなぞは、ブランド品のはこまで手に入れたら

NEWS VIEWS FACES 日本最大のゴスペル・ワークショップが関西で開催!

 日本で行われたブラックゴスペルの大会としては過去最大の(米国からのゲスト参加者など50名を含む)約570名のワークショップ参加者を迎えて行われたG.M.W.J.(ゴスペル・ミュージック・ワークショップ・オブ・ジャパン)が、5月のゴールデンウィークに神戸の国際会議場で開かれ、最終日の5月6日には大阪厚生年金ホールで1050人の観衆を集め、コンサートを行った。主催は来る9月20日~23日まで軽井沢恵みシャレー(いのちのことば社)でのゴスペル・ワークショップも予定されているラニー・ラッカー氏が代表するラッカー・ゴスペル・ミニトリー。同氏は、日本でブラックゴスペルスタイルのワークショップを広めた第一人者だ。 話題はその規模もさることながら、35年の歴史を持つアメリカのG.M.W.A.(ゴスペル・ミ

ブック・レビュー 『バプテスマに備えて――信仰生活を始める人のための本』

中西 正夫日本バプテスト教会連合 金剛バプテスト教会 牧師バプテスマをためらう人に確信を与える 国民の99パーセントがクリスチャンでない日本において、牧師が求道者から尋ねられる質問で、最も多いのは「バプテスマ」に関するものであろう。それはほとんどの場合、ある種の誤解に基づくものが多い。それゆえ牧師はまずその誤解を解きほぐし、聖書から説明する作業に時間と労力を要する。そんな時、平易にしかも聖書的に解説してくれる本があればと、牧師なら願うものである。 東京中央バプテスト教会牧師の横山武先生が、今回新たに改訂版として出された本書は、まさにバプテスマから信仰生活の基本まで教える「助け」となる本である。 著者は長年の牧会経験から日本の求道者が「バプテスマ」に関して直面する疑問や誤解を実にわかりやすく解

時代を見る目 84 愛ある者として――犯罪心理から

碓井 真史新潟青陵大学 看護福祉心理学部 教授 犯罪心理学者の小田晋は、殺人に対する最大の抑止力は宗教だと述べています。殺人者の多くは、自分が受ける刑罰を事前に予想などしませんし、自殺志願者もいます。自分が死んでも罪を犯しても、悲しんでくれる人はいないし、自分なんかどうなっても良いと思いこんでいる、そんな犯罪者には死刑の存在もたいした抑止力にはなりません。 では、恐ろしいばちを当てる「神」なら、殺人を止められるでしょうか。たぶん、無理でしょう。法律による刑罰も「神」が与える罰も、考えなかったり、無視したりする犯罪者たちがいるからです。そんな彼らを止められるのは、愛の神です。 刑罰によって減少する犯罪もあります。しかし、一般的に犯罪を抑えるために必要となるのは、「社会との絆」です。それは、自分

時代を見る目 89 「やりたいことがわからないんです」

山崎 龍一キリスト者学生会(KGK) 事務局長 大学を卒業しても就職しない学生が増えている。キリスト者の学生も例外ではない。彼らは概して「有能」な学生であり、不況のゆえに就職できないのではない。そんな彼らの共通のセリフは「やりたいことがわからないんです」である。彼らの親は、クリスチャンであっても、いざ自分の子どもの就職となると、「大企業に就職して安定した生活」を願う。どこかにウソがあることを学生は感じている。信仰で生きることを励ましてきた親が、進学や就職になると「世の常識」や「大企業信仰」に変質し、「やりたいことをするのは学生まで、これからは社会の中で忍耐をもって」と。就職時に突然「忍耐」というメッセージを送っても、遅かりし……なのである。 また就職して数年で仕事をやめる人も増えている。彼ら

ブック・レビュー 『ホスピスでの語らいから』

窪寺 俊之関西学院大学 神学部 教授限りない癒しを与える珠玉の言葉が満ちている 傷ついた魂を癒し、明日を生きる力を与えてくれるのは、目に見える美しさや物的豊かさではない。むしろ、静かに優しく魂に語りかける霊的な生きた言葉である。今日、街には読者の好奇心を刺激するだけの書物があふれている。 この度、栄光病院の協力チャプレンの著者が、死に直面し、絶望の底に一旦は落ちたが、そこで永遠の真理に導びかれて、平安と希望をもって天国へ旅立たれた方々の生涯を書き記した本を出阪された。 「ある妻は『今は、夫との良いことしか思い出せません』と語った。……『こういうわけで、人は、神が結び合わせたものを引き離してはなりません』(マタイ19・6)。この主のおことばは、罪人であることの弱さを教え、同時に、夫婦の契りの脆

ブック・レビュー 『思いがけないところにおられる神』

中山 信児日本福音キリスト教会連合 菅生キリスト教会 牧師神のひろやかさへの信頼 本書はヤンシーの新しいコラム集である。別のコラム集が以前『深夜の教会』(あめんどう、一九九七)と題して出版されているが、両書を読み比べてみて思った。問い続ける彼の姿勢に変わりはないけれども、その立脚点が変わってきたのではないかと。誤解を恐れずに言うなら、以前は、人の現実の中から神について問うていたが、今は神の確かさに拠りつつ、人や教会の現実について問うているのではないか。 「思いがけないところ」とはどこか。それは本書の六つの章のタイトルに表れている。「おぼろげに見いだされる神」「仕事の中に見いだされる神」「社会(Fractured Society)の中に見いだされる神」「ニュースの中に見いだされる神」「ひずみの

ブック・レビュー 『愛 いのち 平和』 ――輝く瞳を世界に

古賀 清敬日本キリスト教会 札幌白石教会 牧師子どもへの信頼と希望を呼び覚ます この本は多くの人々との出会いと協力によってできており、さらにその出会いの輪に自分も加えられたら、との招きに満ちている。 児童買春や児童労働、家庭崩壊などによって、フィリピンの子どもたちが深い傷を受けている現実。子どもたちの回復を支援しようと設けられた「プレダ子どもの家」の働き。そこにジプニー(フィリピンの乗合バス)を送ろうと募金に立ち上がっていく日本の高校生。それは一人のフィリピンの子どもとの出会いと訴えから始まり、大人の予想をはるかに越えてすばらしい力を発揮する子どもたちの姿が感動的である。 カナダのクレイグ君は、子どもがおかれている過酷な現状を子ども自身の連帯によって変えていく運動を行い、それは日本の子どもに

ブック・レビュー 『いまを生きぬくビジネスマン聖書塾』

三谷 康人元 株式会社鐘紡 専務取締役ビジネスマンの聖書への手引書 クリスチャンの友人からもらった手紙に、次のような一節があり、心にひっかかっていた。「企業における飽くなき利益追求と、信仰は二律背反のように思えて、いつも悩まされています。」 そのようなときに、小形真訓さんが本書を出された。その中に「宗教は営利追求と矛盾するのでなく、企業行動に節度を与える」(13頁)という言葉があった。前述のような誤解を明確に説明しており、うれしかった。 そして信仰に入る前の、弱い自分の姿を見るようで、多くの共感を感じながら一気に読むことができた。 多くのビジネスマンは、職場で人間関係に悩み、出世競争で序列や同期レースでもがいている。その上に人の眼を、特に上司の眼を気にするあまり保身のために右顧左眄して、自分

ブック・レビュー 『「教会は初めて」という人のための本』

横山 幹雄聖書教会連盟 内灘聖書教会 牧師好評のファースト・ステップ・シリーズの第四弾 初めて教会の門をくぐった日、心臓バクバクで、冷や汗びっしょりでした。アメリカ人講師が話をすると聞いて、本物の英語を聞いてみようというのがきっかけでした。弟を無理やりひっぱって行き、「あのう、弟が教会に来たいというので連れてきました」と言って。そうでも言わなければ教会などという清らかな世界には入れなかったのです。 このたび内田和彦先生が「初めて」シリーズの第四弾を書いてくださいました。これまでのものと同様、実にわかりやすく、楽しく読むことができます。小冊子ながら、かゆいところに手が届く内容です。「月曜日は普通は牧師のお休みの日なので」「牧師先生は……万能薬をもっているわけはない、全知全能ではない」などという

クリスマス、あの人に贈りたい 忘れられない この1冊(読者の声)

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苦難のとき、神はどこにおられるのか 試練の中でクリスチャンは、どう対処したら良いのか

秦 賢司日本福音キリスト教会連合 夙川聖書教会 牧師元We Love 阪神! 大震災復興ミニストリー総務 「神はわれらの避け所、また力。苦しむとき、そこにある助け。それゆえ、われらは恐れない。たとい、地は変わり山々が海のまなかに移ろうとも。」(詩篇46篇1―2節)「苦難のときにも神はおられるのか」というような言葉を聞くと私は、この質問自体が大きな錯覚から出て来ているのではないかと強く思わされる。まずこの問いは、苦難というものを、私たちが人生を生きる際の例外的なものとして扱っているように思えるからである。私たち一人一人の人生は平穏無事なことが普通であって、何か特別な事件や出来事が起こることが、異常なことと人々が思い込んでいる点にこそ、現代社会における大きな錯覚が存在するように思える。テレビをは

ブック・レビュー 『教会における女性のリーダーシップ』

富井 悠夫本キリスト改革派 堺みくに教会 牧師女性の豊かな賜物を認識し、活用するために 本書の目的・内容を一言で表現するならば、「各個教会における働きと交わりが神の栄光を目的としてなされるために、女性が『助け手リーダー』として自分の能力を理解し、適切に用いる可能性を探る」ことと言えよう。 「神の栄光」を目的、焦点として、各章のはじめに「わたしと共に主をたたえよ。ひとつになって御名をあがめよう」(詩篇34:4、新共同訳)が繰り返し引用されて、神から目を逸らしたり、思いを他に転じないように呼びかけている。 また「助け手リーダー」という表現によって「職制の問題ではなく、男性の指導的地位が聖書的立場として受け入れられている教会の中で、女性はどのような機能を果たし得るかという問題を創造的に検討」しよう

生命の危機の時代に 生命の尊さは造り主から

後平 一保守バプテスト同盟 恵泉キリスト教会 関宿チャペル 牧師 公立学校では、道徳および教育活動全般を通じて「生命を尊ぶ心を育てる指導」が行われるように定められています。しかし、公教育の枠組みの中で、創造主を抜きにして、生命の尊さを教えることがはたしてどこまで可能なのでしょうか。 以前、公立中学校の教師をしていたときのことです。一人の生徒が浮かない顔で私のところに来ました。「先生、私ってサルに近いんでしょうか?」 聞くと、自分では精一杯努力したのに、テストの成績が悪かったというのです。皮肉にもその時のテスト範囲は「人類の進化」でした。彼女は、自分が努力しても成績が悪いのは、自分がサルに近いからだと思い込んでいたのです。私は彼女に、人は決してサルから進化したのではなく、偶然の産物などでもない

ブック・レビュー 『わたしがママのこでよかった?』

森住 ゆき日本福音キリスト教会連合 前橋キリスト教会 会員神さまから受けている無条件の愛を子どもに示したい 一日の終わり、やわらかなベッドの毛布の中から、「ちっともねむくない」しろくまの子が尋ねます。「ママ、ルルはどこからきたの?」「かみさまのところからよ」おかあさん熊は答えます。 そして、神さまからルルを授かった時の深い喜び、ルルの存在が今どれほどいとおしく大切なのかを枕辺で諄々と語りかけます。 それでもルルはなお確かめないではいられません。「ママは、ルルがママの子でよかった? それとも、あざらしのサミュエルとか、きつねのフレドリカみたいだと、もっとよかった?」 思えばわが家の一人娘も、お友だちが家に来てにぎやかに遊んだ日や、私にぴしゃりと叱られた日の夜などに、突然「おかあさん、わたしのこ

さわり読み『レフトビハインド』 4 残された者たち

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今、海外宣教を問う 受ける教会から与える教会へ

斎藤 和彦ペルー宣教師田口吉元を支える会 理事 事務局長保守バプテスト同盟 湯沢聖書バプテスト教会 牧師田口宣教師の派遣 私たちの教会の開拓と設立は、米国コンサバティブ・バプテスト・ミッションを通して派遣された六人の女性宣教師と一組の宣教師ご夫妻の、犠牲的で熱情あふれる働きによっている。宣教団の奥地伝道(インランド・ミッション)のスピリットと言えども、雪国の秋田で、しかも多くの女性宣教師が、よくぞ種蒔きのわざを頑張ってくださったと感謝している。そこに一地方教会への神の愛を思うと同時に、この神の愛に熱く応え、日本の片田舎の教会であっても、海外宣教に貢献していかなければと願っている。そこで当教会の二十一世紀の宣教ビジョンは、「天の星のように栄え、救いの光を地の果てまでに」である。 さて、当教会が

ブック・レビュー 『レフトビハインド』

池尻 良一福音交友会 貝塚聖書教会 牧師聖書の預言を背景に、ダイナミックに語られる終末論の物語本書は終末論で取り上げられる「携挙」を題材にした珍しい小説である。 ある日、ロンドンに向かうジャンボ機から突如として百人以上の人が消失する。それも衣服を残して人だけがすっぽりと抜けてしまって。ところがジャンボ機だけでなく、あらゆる場所で同じことが起こり、妊婦のお腹から胎児が消えてしまったりもする。こうしたスリリングな場面描写は読者をこの後のストーリー展開に巧みに引き込み、その上で作者はフィクションだからこそ可能な手法を用いて終末の現実感を盛り上げていくのである。 主人公の一人ジャンボ機の機長は、妻と息子が消えてしまったことを通して、なぜ自分が残されたのかを問い、過去の夫婦関係から妻子に対する負い目を

The Cross Pendant

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Emmanuel

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Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......

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