ダニエル11章には、北の王に関連して、次のように預言されています。「彼らは聖なる所を、要害をまさに汚し、常供のものをも除き去る。また彼らは荒廃をもたらす嫌悪すべきものを必ず据える。」(ダニエル11:31) それで、ダニエル書によると、北の王は、荒廃をもたらす嫌悪すべきものを据える前に、聖なる所を汚し、常供のものをも除き去ります。
荒廃をもたらす嫌悪すべきものとはどんなものでしょうか。北の王が聖なる所を汚すとは、どんなことをするのでしょうか。
私は以前は、「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」とはアメリカによって提唱された国際連盟また国際連合を意味していると解釈していました。
しかし、ダニエル書を検討すると「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」を据えるのが北の王であることが分かりました。なぜなら、ダニエル11章29節では、「彼」は「南に向かってまさに攻め寄せる。」ことが預言されていますから、「彼」は北の王です。ですから、その以降は30節も31節も北の王について預言されています。
ですから、荒廃をもたらす嫌悪すべきものは、南の王によって設立されるものではありません。北の王は、まだ国際組織を設立していませんから、ダニエル11章31節の北の王が「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」を据えるのはこれから将来の出来事になります。
北の王が聖なる所を汚すとは、どんなことをするのでしょうか。 ダニエル書の他の部分でも、北の王の活動について述べています。ダニエル8章は、北の王を表す「小さい角」が「飾りとなる所」を攻撃すると預言しています。(ダニエル8:9)ダニエル8章11節によると、「聖なる所の定まった場所が打ち捨てられる」ことになっています。 ですから、神の民の奉仕をするための特定の中心的な場所が北の王の軍事的な攻撃を受け、荒廃することになるのでしょう。
また、ダニエル11章は、「洞察力のある者たち」が「剣と炎」を経験することが預言されています。(ダニエル11:33)このことは、ダニエル8章の北の王によって飾りとなる所が攻撃されるという預言と調和しています。
聖なる所は、神聖な所なので、兵士や強盗など邪悪な者たちが侵入してはならない所です。しかし、「聖なる所を汚(す)」というのは、神は北の王によってご自分の崇拝の中心となる特定の場所が侵入されて、強奪されることを許されることを意味しています。(エゼキエル7:21.22)
要害とは、ダニエル書に「北の王の要害」という語もありますから、基本的に軍事的に守り固められたとりでです。(ダニエル11:7)それで、神の民が奉仕をするために中心となっている場所は、軍事的にもある程度防御されている場所なのでしょう。それで、そのような場所が攻撃を受け、神の民の奉仕が継続できなくなるようです。
ダニエル11章31節の出来事は、マタイ24章15節の言葉と同じことを預言していると考えられます。では、「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」はどのようにして、「聖なる場所」に立つのでしょうか。 神の民の定期的な奉仕が行われなくなり、荒廃をもたらす嫌悪すべきものに対して定期的な奉仕がささげられるようなことにでもなれば、「嫌悪すべきもの」が「聖なる場所」に立ったと言えるでしょう。(マタイ24:15)
北の王は、まず「聖なる場所」での常供のものを取り除きます。つまり、エホバ神に対する崇拝と犠牲が捧げられないようにします。そして、その後、人類のために真の宗教の代替物を提供するのでしょう。
「嫌悪すべきもの」とは偶像を意味します。なぜなら、エゼキエル7章20節には、「忌むべき像」が「嫌悪すべきもの」と呼ばれています。また、エゼキエル20章7,8節には、「エジプトの糞像」が「嫌悪すべきもの」と呼ばれています。
Imagefrom page 155 of "A dictionary of the Bible.." (1887)byInternet Archive Book Images(egyptianidol1)エジプトの糞像とは嫌悪すべきものなので北の王が据える嫌悪すべきものとは偶像です
それで、北の王が設立する物は偶像であり、それに対して崇拝と犠牲が捧げられ、その偶像は神の立場に立つのでしょう。そのようにして、「嫌悪すべきもの」が聖なる場所に立ったと言えます。 また、神の「聖なる場所」は一時的に荒廃することになります。そのようにして、北の王の設立する「嫌悪すべきもの」は「荒廃をもたらす」と言えます。
北の王は、荒廃をもたらす嫌悪すべきものに対して、無償の奉仕をする取決めを作って、そのような形で、「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」を「聖なる場所に据える」のかもしれません。
北の王は、あらゆる宗教を統制し、世俗的な王になると考えられますが、北の王が据える国際組織は、一種の宗教です。それはまさに「嫌悪すべきもの」つまり偶像です。
今までも、推理力と論理力を働かせて聖書の預言を解釈してきました。けれども、聖書の他の部分の理解が深まると、理解を調整してきました。今回の解釈も聖書の他の部分の理解が深まれば調整することもあるかもしれません。しかし、現時点で、以上の通りに解釈しています。
北の王はエホバ神への崇拝と奉仕を一時的に途絶させ、その後真の宗教の代替物として国際的な組織に崇拝を捧げる取決めを作ると考えられます。
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