創世記2章・エバの創造と最初の結婚

 エホバ神はエデンの園で最初の男性を作り、そこに置かれました。エホバはその男性にアダムという名を与えました。(創世記3:17)アダムは最初は独りで暮らしていました。エホバ神はアダムがいつまでも独りでいるのは良くないと考えられました。それでエホバはアダムのために彼を補う助け手を創造する時が来たと考えられました。(創世記2:18)　それで、エホバはアダムに助け手の必要性を認識させるため、アダムのところに生き物を連れてこられてアダムに観察させました。そして、アダムはそれらの生き物を観察して、ひとつひとつにふさわしい名をつけました。(創世記2:19)例えば、エホバは、ライオン、とら、キリン、象、クマ、犬、ネコ、ウシ、羊、タカ、ワシ、白鳥などの生き物をアダムの所に連れてこられて、それらを少しの期間、観察させたことでしょう。　　アダムはそれらの動物や鳥を観察して、それらがすべてオスとメスのつがいであること、つがいが協力して子供を育てていることに気づいたことでしょう。それでアダムは自分が動物たちと違って独りであり、子育てをするのに必要な助け手がいないことに気づいたことでしょう。それで、そうした助け手がいればいいと考えるようになったことでしょう。　しかし、エホバがアダムのもとに連れてこられた生き物の中にはアダムを補う助け手を見出すことはできませんでした。(創世記2:20)動物は理性がなく、アダムは動物に自分の考えや知識や気持ちを伝えることはできませんでした。アダムは自分と同じように理性のある助け手が欲しいと考えたことでしょう。　それで、もしかすると、アダムはさまざまな生き物のようにカップルとなる助け手が欲しい気持ちが強くなったでしょう。また、その気持ちをエホバに告げたかもしれません。　それでエホバ神はアダムが深い眠りに陥るようにされました。そして、彼が眠っている間に、アダムのあばら骨の一つをとり、それを増殖させて、一人の女を作り上げました。(創世記2:21,21)　人間でさえ、現代はIPS細胞を使ってさまざまな組織や臓器を作ることができます。それで、エホバ神がアダムのあばら骨の細胞を使って一人の女性の体を作り上げることは容易なことでしょう。

エホバはアダムのために助け手となる妻としてエバを創造されました(eve1)

　エホバは女をアダムのところに連れてこられました。するとアダムはエホバのプレゼントをたいへん喜びました。そして、アダムは「これこそついにわたしの骨の骨、わたしの肉の肉」と言いました。(創世記2:23)　アダムは「ついに」と言っています。彼は自分の長い間の望みがついにかなって、自分を補う女をエホバ神が創造してくださったことがわかりました。そして、アダムはその女が自分のあばら骨から作られたことを知っていました。ですから、アダムにとって女は自分の体の一部でした。それでアダムはエバとの一体感を持ちました。　アダムは女にエバという名前をつけました。(創世記3:20) それで、エバはエホバ神から創造されました。ですから、女性も男性と同様にエホバ神から命を与えられていることを感謝できます。　ですから、女性であっても、エホバ神に対する崇拝と従順を第一にすべきです。なぜなら、確かに「男は女の頭」ですが、すべての知的創造物の頭は神だからです。(コリント第一11:3)　しかしながら、女性は神に対する崇拝と神の律法に対する従順を第一にしつつも男性の頭の権を認めた方が物事がスムーズにいくでしょう。

Like a Prayer by Pascal Maramis(prayer)女性はエホバから命を与えられたことを感謝してエホバの崇拝とエホバに対する従順を第一にしましょう

　エホバはアダムのために妻のエバを創造された後、「それゆえに、男はその父と母を離れて自分の妻に固く付き、ふたりは一体となるのである」と言われました。(創世記2:24。タイ19:4-6)イエスは創世記2章24節の言葉がエホバの言葉であること、それゆえに結婚した夫と妻が一体であると言われました。　それで、一人の男性と一人の女性の結婚の取り決めは生涯にわたる神の取り決めです。結婚した男性と女性は非常に固い絆で結ばれます。それは、神が女性を男性を補う存在として創造されたからです。　ですから、人はいったん結婚の絆を結ぶならば、その絆を聖書的な理由なくして裂くべきではありません。なぜなら、夫婦はひとりの人になっていると言われるほど、固い絆を結んでいるので、その絆を勝手に終わらせることは結婚している夫と妻に非常に大きな傷を生じさせるからです。　イエスは淫行という理由以外で夫婦が離婚すべきでないと言われました。(マタイ5:32)それで、夫婦は結婚の絆を尊重すべきです。またその絆が弱まらないようにふだんの努力を払うべきです。その努力は報われます。　結婚した夫婦は互いに愛と親切を示し合いましょう。そうすれば、結婚の絆に伴う性的な喜びや物質的感情的な助け合いをいつまでも享受することができるでしょう。(箴言5:18,19)

My wife and me - Oct. 11, 1998 by blakespot(husbandandwife)結婚の絆を大切にしましょう妻はエホバを第一にしつつも夫の頭の権を尊重するなら結婚生活はスムーズになるでしょう

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