啓示15・16章－七人のみ使いが七つの災厄を注ぎ出す(16)水をつかさどるみ使いが何を認めるか?

   水をつかさどるみ使いがどのように神の司法上の決定は、義にかなっていると認めるのでしょうか。イエスは、ふたつの意味で、水をつかさどるみ使いと考えられます。何らかの教えという意味の水をイエスはつかさどっておられます。また、イエスは、諸国民という形の水をある程度は、コントロールされ、最終的な運命を決められます。 

(1)どのようにイエス・キリストが神の決定が義にかなっていると認めるのか 

　では、水をつかさどるみ使い、イエス・キリストがどのようにエホバ神の決定が義にかなっていると認めるのでしょうか。おそらく、聖書の預言に基づいて、大いなるバビロン米国に最後の者たちの七人の使いの中から人が派遣されます。(イザヤ43:14) 

  そのクリスチャンは、聖書の預言に基づいて行動するので、イエス・キリストの代表者ということができます。そのクリスチャンは、米国での神の民の状況を調べます。そして、確かに神の民が迫害され、殺害されていることを確認することになるのでしょう。 

　それで、米国内に捕らわれとなっている良心的兵役拒否のクリスチャンたちに、聖書預言がどのように成就しているかを説明します。(啓示17:1)それで、聖書預言を説明する過程で、エホバ神の司法上の決定をバビロンに捕らわれているクリスチャンたちに知らせます。さらに、それらのクリスチャンたちが米国外に出るように援助します。 

　七人の使いのひとりは、米国内の実情を他の人々に知らせるでしょう。神の民がどのように扱われたかを世界中の人々が知る結果になるのでしょう。 

(2)川と水のわき出るところが血になりイエスが神の義を認める 

　基本的にエホバ神は、比ゆ的に水のわき出る所を造られた方です。それで、エホバ神は、龍である悪魔サタンが海や地に影響を及ぼすことを許しています。それで、神は、悪魔サタンが、大患難で人々が戦うように奨励するということが起きることを許します。 

　それで、人類の中には、剣をとって戦って、南の王を滅ぼそうという考えを持つようになる者たちがいます。また、以前に南の王と共に自国に対して攻撃されたことの復しゅうを南の王の同盟国に対してしたいと望む北の王の側に立つ諸国家も存在するでしょう。また、当然、南の王の陣営に立って戦う者たちも存在することでしょう。それらは、悪魔サタンが奨励する考えです。 

　しかし、水をつかさどるみ使いイエス・キリストは、ある意味、悪魔サタンがそのような考えを奨励するという状況が起きることを容認し、神の決定が行なわれるようにします。 

　それで、どちらかというと、世界の潮流が南の王を滅ぼそうというものになります。諸政府の多くがそのような考え方をするようになります。それは、大いなるバビロンを滅ぼすというエホバ神の決定を反映したものです。しかし、実際に、南の王を攻撃することになるのは、諸国家の信仰のない人々です。神の律法を守ることを意に介さない人々です。 

　それで、諸国民の風潮が反米に傾くことによって、最終的に南の王は滅ぼされることになります。すると、主に神の民の迫害に責任のある大いなるバビロンに神の復しゅうが行われることになります。しかし、それを奨励するのは悪魔サタンです。

南の王に敵して戦うように奨励するのは悪魔サタン 

　エホバ神は、ご自分を崇拝する者たちの流された血に対する復しゅうを行なうために、悪魔サタンと諸国家が自分たちの思い通りに行動することを許されることになります。そのようにして、水をつかさどるみ使いであるイエス・キリストは、エホバ神の決定が義にかなっていると認めることになります。

 

水をつかさどるみ使いイエスはエホバ神の下された決定が義にかなっていると認める