流血の政府に軍事攻撃をして復しゅうすべきですか

 　政府を倒すために武器をとって戦おうする人がいます。政府が流血行為を行っていたり、腐敗している場合はどうでしょうか。その政府に対して軍事攻撃して、自分で復しゅうすべきですか。

〇流血を行う政府はいつか取り除かれる時が来ます

　聖書は、昔の世界強国が移り変わったことを述べています。バビロニア世界帝国は、メディア・ペルシャ帝国によって、メディア・ペルシャは、ギリシャ帝国によって、ギリシャはローマ帝国によって倒されました。

　聖書は、とりわけ、昔のバビロニア世界強国が流血を行う独裁的な政府であったことを述べており、バビロンよりは公正な政策を取るメディア・ペルシャが、バビロンを倒したことに注目しています。また、昔多くの諸国家が、アッシリアやバビロンによって倒されました。(イザヤ36:18,19。エレミヤ51:7)

 例えば、流血を行っていたアッシリアはバビロンによって倒されてしまいました。(ナホム3:1,19)

(assyria)大英博物館にあるアッシリアの王の宮殿の浮き彫り－流血の国アッシリアはバビロンに倒されてしまいました－流血の国家は他の軍事強国によって倒されるかもしれません

 ですから、政府は、自国の国民が倒さなくても、他の軍事強国によって倒されることがあります。そのようにして、ある国が行った流血の罪は、清算されることになるでしょう。

　それで、例え自国の政府が流血の罪があると考えたとしても、自分で武力に頼って自国の政府を倒そうとしないのが賢明です。そうするならば自らの命を失う可能性が高いでしょう。(箴言24:21,22)

　復讐は神に任せることができます。(ローマ12:19)賢明なのは、問題の少ない国家、すなわち日の出の国家に逃げることです。(ダニエル8:9)