エレミヤ27章・南の王に服することによって滅びを免れる

正しいか間違っているかは別として、私は最善を尽くしましたが、これらは私の意見を表明しているだけです。

       

Commemorative Cylinder of Nebuchadnezzar II by ellenm1(ネブカドネザルのシリンダー)昔エホバは諸国家がバビロンのネブカドネザルに服するように求めた

「バビロンの王ネブカドネザルに仕えようとしない国民や王国,また,バビロンの王のくびきに自分の首をあてようとしないもの,わたしはその国民に剣と飢きんと疫病とをもって注意を向けることになる』と,エホバはお告げになる,『そしてついには,彼の手によってわたしはこれを滅ぼし尽くすであろう』。」(エレミヤ27:8)

先回「マタイ24章・未曽有の大患難はどこが関係するか 」の中で、もし、諸国家が南の王アメリカ合衆国に総攻撃をすることになるなら、未曾有の大患難になり得ることを説明しました。今回は、諸国家は、自らを守るために、今どのように賢明に行動できるのかを説明したいと思います。

聖書は、北の王が南の王を攻撃して、最終的には成功することを示していますが、その時は、今ではありません。なぜなら、聖書は、北の王がアメリカを攻撃しようと考えるのは、アメリカが全地で流血行為をしているため、また、アメリカが良心的なクリスチャンを大量虐殺するゆえだということを示しているからです。(啓示17:6;18:20,24)しかし、アメリカが自国で良心的なクリスチャンの血を大々的に流したという証拠は現在ないと思います。

ただ、米国で、ベトナム戦争への徴兵に従わなかった者は57万人、うち起訴された者は2万5000人、有罪判決を受けた者は9000人、実際に処罰されたのは3000人というデータ もあります。

エホバは昔、「すべての地を,バビロンの王,わたしの僕,ネブカドネザルの手に与えた」と述べ、周囲の諸国民の王たちに、バビロン自身の「時が来るまで」、バビロンに服するように勧めました。(エレミヤ27:8)

エホバは古代バビロンをメディア・ペルシャによって倒壊させることを意図しておられ、そのことを予告されました。(イザヤ13:17-19。歴代第二36:20)しかし、その時が来るまでは、エホバはバビロンに服さない国家が、「飢きんと疫病」を経験すること、最後にはその国家をバビロンの「手によって」「滅ぼし尽くす」ということを警告されました。(エレミヤ27:6-9)

           メディア人とペルシャ人

ペルシャがバビロンを倒壊させる定めの時でなければバビロンを倒すのは不可能だった

 

そして、西暦前539年メディア・ペルシャによってバビロンは倒れました。それは、バビロンの犯した流血の罪に対するエホバ神の「復しゅう」でした。(エレミヤ50:14,15;51:6-8,11)しかし、その時が来るまでは、どんな国家もバビロンを倒壊させることは不可能でした。それで、当時、諸国家がバビロンに服するのは、エホバのご意志であり、賢明なことでした。

エホバ神は時が来たら、緋色の野獣が大いなるバビロンを滅ぼすことを予告しておられますが、その時までは、南の王である大いなるバビロンの支配の時と言えます。(啓示17:16)聖書は主の日に大いなるバビロンが地の王たちの上に支配権を行使していることを述べています。大いなるバビロンは、「地の王たちの上に王国を持つ大いなる都市」と述べられています。(啓示17:18)

国によっては、南の王によって、国民の命を残虐な仕方で大勢奪われたことを恨みに思って復しゅうをしたいと考える国家があるかもしれません。しかし、聖書はエホバ神が定められた大いなるバビロンに対する復しゅうの時が来なければ決して成功することはありません。(啓示18:21,24;19:2)

時が来ないのに大いなるバビロンの支配に反逆する国家は大いなるバビロンに滅ぼされる危険があるでしょう。実際、今までも、多くの政権が南の王に反逆して、滅ぼされてしまっています。それで、時が来るまで、神への崇拝と神の律法に反さない限り、南の王に諸国家が服するのは、世界平和に貢献し、賢明なことです。

また、聖書は戦争を始める前に結果を考慮するように勧めています。イエスは、「どんな王が,別の王と戦いを交えようとして行進するにあたり,まず座って,二万の軍勢で攻めて来る者に,一万の軍勢で相対することができるかどうかを諮らないでしょうか。」と述べられ、敗北する危険があるなら、「一団の大使を遣わして和平を求める」と述べられています。(ルカ14:31,32)

世界の軍事費全体の中で、北アメリカと西ヨーロッパと中央ヨーロッパの軍事費が占める割合は、全体の五分の三です。それで、もし、アメリカが国際社会と共に行動している場合、どの国もアメリカとアメリカを支援する諸国家を攻撃しても、勝ち目はありません。負けることが予想できる戦争は始めないのが賢明です。(ルカ14:28)

また、聖書は、今までに死んだ数え切れない死者が、将来地上が神の王国の支配下に置かれる時、イエス・キリストによって復活してくることを示しています。イエスは、「このことを驚き怪しんではなりません。記念の墓の中にいる者がみな,彼の声を聞いて出て来る時が来ようとしているのです。」と予告されました。(マタイ5:28) エホバ神による死者の復活は、エホバの時を待つ助けになるのではないでしょうか。

       Cemetery on Okinawa by dok1

       戦争で死んだ大勢の人々が地上の楽園で復活してくる

エホバにとって命は貴重なものなので、エホバは、基本的に殺人をする人の命を、殺された人の命の代償として求められます。(創世記9:5,6。出エジプト20:13。ヨハネ第一3:15)殺人の罪が許されるのは、キリストの贖いに基づいて、個人的に許されるだけです。(コロサイ1:14)

確かに、悔改めを示すことによって、国家の存続が延ばされるということはあります。(ヨナ3:10)しかし、神によって復活してくるからといって、大いなるバビロンの流血は、許されるものではありません。(啓示19:2)しかし、時が来ないのに、アメリカに対する復しゅうをしようとするならば、罪のない市民の命を奪ってしまい、自分も神の前に流血の罪を犯してしまうでしょう。

また、多くの国家は、軍備のためにお金を費やす余裕はありません。聖書は、「自分の土地を耕している人はパンに満ちたり(る)」と述べています。(箴言28:19)ですから、軍備の増強などの「無価値なもの」を追い求めるのではなく、資金面で農業に力を入れるなら、食糧問題を解決できます。

            North Korea — Pyongyang by (stephan)   

      今南の王に対抗するなら南の王に滅ぼされる

 

ですから、どの点から考えてみても、アメリカに反抗して、戦争をしようとするのではなく、和平を講じて平和な生活を送るのが賢明なことだと言えます。

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