ブック・レビュー 自己中心に病んだ教会の現実の中で

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。


斉藤 隆二
日本聖約キリスト教団 山陽聖約キリスト教会牧師

本書は、現代のクリスチャン生活・キリスト教会が直面している諸問題についてとり扱ったエッセイ集である。
一つのトピックに関する文章は三、四ページと短い。取り上げるトピックも、教理に関するものから、飲酒・喫煙といったような具体的な事柄にまで多岐にわたる。体系的に論理が展開する構成ではないので、読者は当初脈絡の無さや、物足りなさを感じるかもしれない。紙面の都合だからだろうか、具体例も少なく、聖書の引用も決して多くない。しかし、まとまりを欠いた書物かと思うと、そうでないことは、読み進めるうちにわかってくる。
「病める社会」とは″罪ゆえの自己中心性に支配されたこの世〟であり、そこに生きるクリスチャン・教会も、実は自己中心性を強く残していることが次第に浮き彫りにされる。そこに、教会内のトラブルの根源、そして日本におけるキリスト教の停滞の原因を著者は発見している。すなわち、クリスチャンの自己中心的な教会観、造り変えられようとしないかたくなさ、言葉だけの「兄弟姉妹」、過度の傷つきやすさ等である。教会もまた、自分たちの教会こそ、と信徒を囲い込もうとしたり、教団同士も十分に連携しようとしないことも、キリスト教の停滞の仕組みとして指摘される。
読者は、深いエゴの根がクリスチャンと教会にはびこっている現実に気づかされるだろう。「私たちはみな、存在自体が迷惑という部分を持っている」(一五一頁)という言い切りには、人の目のちりに気づきつつ、己が目の梁は除かない自分を問われる。
しかし著者は、批判のためにこの書を記しているのではない。自己中心性ゆえに引き起こされる多くのつまずきの中で、その病理を直視するなら、そこから真の求道が始まることが指し示されている。やはり福音にこそ解決があるのだ。
「赦された罪人」としての自己認識こそが、健やかな歩みの秘訣であることを改めて教えられる。

The Cross Pendant

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Emmanuel

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