歴代第二25章・アマジヤはエドムの神を崇拝し戦いに敗北する

「しかし，アマジヤは聴き入れなかった。これは，彼らがエドムの神々を求めたので，彼らを彼の手に渡す目的で[まことの]神から出たことだったからである。」(歴代第二25：20)

背教したエホアシュ王は彼の僕たちによって殺され、エホアシュの子アマジヤが、ユダで王として治め始めました。アマジヤは、エホバの目に正しいことを行ない続けましたが、全き心を抱いてはいませんでした。

　アマジヤは、勇気を奮い起こしてユダの民を率いてエドム人一万人を打ち倒しました。そして、生け捕った一万人も滅ぼしました。ところが、以前にアマジヤは北のイスラエル人から、銀百タラントで十万人を兵士として雇っていましたが、それらの兵士は、まことの神の人の勧めに従って自分とともに戦いに行かせずに送り返しました。それらのイスラエルの部隊が、ユダの諸都市に侵入し、三千人を打ち倒し、多くのものを強奪しました。

　アマジヤはその時、エホバの預言者の言うことを聞いて悪い結果になったと考えたのかもしれません。その時、エホバを崇拝するのは、無駄だと考えたのかもしれません。アマジヤは、エドム人を打ち倒して帰って来て後、今度はエドム人の神々を自分のために神々として立て、それらに犠牲の煙を立ち上らせ、崇拝するようになりました。(歴代第二25：14)

そこで、エホバは怒り、アマジヤに預言者を遣わしてこう言われました。「なぜあなたは、あなたの手から自分たちの民を救い出さなかったその民の神々を求めたのか。」(歴代第二25：15)それでも、アマジヤは、その預言者の助言を聞き入れませんでした。それで、アマジヤに遣わされた預言者は、エホバはアマジヤを滅びに陥れようと決意されたと言いました。(歴代第二25：16)

それから、アマジヤは、相談して、イスラエルの王エホアシュに人をやって戦いを挑みました。イスラエルの王は、アマジヤに人をやってそうすることをとどめましたが、アマジヤは聴き入れませんでした。

　ユダのアマジヤが北のイスラエルと戦ったのは、アマジヤがエドムの神々を求めたので、彼らをイスラエルの王の手に渡す目的で、エホバ神から出たことだったと聖書は記録しています。(歴代第二25：20)そして、ユダはイスラエルに撃ち破られて逃げました。

　イスラエルの王エホアシュは、ユダの王アマジヤを捕らえました。そして、イスラエルの王は、エルサレムに破れ口を作りました。さらに、まことの神の家と王の家にある財宝と人質をとりサマリアに帰りました。

　それで、ユダの王アマジヤは、エホバを捨て、エドムの神々を崇拝するようになったので、イスラエルとの戦いに敗北して、災いを被ったということが分かります。

　私たちも、エホバを捨てて偶像崇拝に陥るならば、エホバからの祝福と保護は得られないでしょう。そのために、私たちは偶像崇拝に陥るならば、災いを経験することになるでしょう。私たちも、ユダの王アマジヤに起ったことから教訓を得て、エホバを捨てて、偶像崇拝を行なわないようにしましょう。

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