CD係り
ラスベガス日本人教会 砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を
私達の教会の数ある奉仕の中に「CDの奉仕」というものがあります。それは毎週、鶴田先生の礼拝メッセージをCDに録音し、希望者に販売したり、礼拝中他の奉仕で席を外している方々のため、また教会の記録として保存するという仕事です。今現在、CDの奉仕に携わっているのは先輩のY姉妹と私の2人です。教会ではこの奉仕を「CD係り」と呼んでいます。CDの販売価格は$1です。$1で販売するには訳があります。どなたでも気軽に買うことができ、伝道ツールとして人に差し上げる場合も躊躇する価格ではなく、ということを前提に役員会で設定された販売価格です。買い求めた方々は車の中や家事をしながらなど、思い思いの聞き方で何回も繰り返して聞いておられるということです。礼拝をお休みした方でも、バックナンバーを後日お求めいいただくことができます。毎週コンスタントにCDをオーダーする方々は10人程ですが、聖書箇所や、メッセージの内容や、それぞれの興味のある事柄などにより、CDの売り上げが違ってくるのは面白い発見でした。1例を挙げると、「ヨハネの黙示録」のメッセージの時はいつもより多くCDの注文があります。たぶん、難しい箇所だから何度も聞いて理解したいと思ったり、これから起こることだから重要だと思ったり、理由は様々あるようです。礼拝と平行して子供達のサンデースクールや、ユースクラスが持たれていますが、先生方は教会員の奉仕者がされています。奉仕の先生方は礼拝メッセージを聞くことができませんので、礼拝後、録音したCDを差し上げることになっています。録音はメッセージの前に聖書箇所を読む聖書朗読から始まります。聖書朗読は3人の朗読奉仕者が順番でされています。聖書朗読の後鶴田先生のメッセージへと移って行きます。メッセージが終わり、最後のお祈りまで録音したものが1枚のCD となります。CDの録音手順はそれほど複雑なものではなく、すぐに慣れることが出来ます。音声レコーダーを礼拝が始まる前にあらかじめ準備しておき、録音は講壇のマイクを通して録音します。最大80分まで録れますが、通常は聖書朗読も含め60分くらいの録音になります。次に音声レコーダーで録音したものをCDに移します。大体10分もかからないでしょう。CDに録音できたら、次は皆さんにお渡しするCDを複数コピーします。これには、1回に7枚同時にコピーを作ることができるプロ用のマシンを使って作ります。私はこのCDの奉仕はただのお手伝いとは思っていません。鶴田先生のメッセージが、先生を通して語られる神様のメッセージであるように、私達CD係りは、その神様のメッセージをCDに録って誰もがいつでもどこでも聞けるように提供するという素晴らしい仕事に携わっています。ですから、私たちもまた神様の手足となっていることを思うと、この奉仕をさせていただいていることが心からの感謝なのです。CDを渡された友人も教会にはなかなか足を踏み出せないけど、このCDを聴いて何か感じるかもしれませんし、これをきっかけに教会に来たり、イエス様の事に関心を持ったりするかもしれません。そうなればとても素晴らしいことです。私はこの奉仕に携わっている事を誇りに思います。(LVJCC, CD係り: Tack)