血液の驚異」
ラスベガス日本人教会 砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を
今日は、“
血液の驚異”について考えてみました。旧約聖書のレビ記17章11節に「
肉のいのちは血の中にある」という言葉がありますが、血液の機能を考えれば考えるほど、なんという的確な表現であろうかと思わずにはいられません。
血液は血漿と呼ばれる55%の液体成分と、赤血球、白血球、血小板を合わせた45%の血球成分から構成され、人体の血液の総量は体重の約13分の1で、体重65キロの人であれば約5000ccです。人間の体は約0兆個の細胞によってできていますが、これらの細胞は、酸素と栄養分を取り込み、一種の燃焼を起してエネルギーを発生させることで、自らを更新したり、増殖したりして生命を維持しています。この新陳代謝に必要な酸素や栄養を全身の細胞に送り届ける役目をしているのが血液で、この血液には様々な機能があります。たとえば、その一つが輸送機能です。人間の血管の長さは、動脈、静脈、末梢血管の全てをつなぎ合わせると、約10万kmで、地球を2.5周する長さになります。そして、全身にある0兆個の細胞にエネルギー源となる栄養と酸素を送り届け、不要な老廃物と二酸化炭素を回収し運び去るのです。その中で、酸素を運ぶ働きをするのが赤血球ですが、直径7~8ミクロンにすぎないこの赤血球も、そのすべて一列に並べると地球を4周以上するほどに膨大な数にのぼります。次に、血液には防衛機能があります。人間の身体を細菌の感染から守るために、血液は驚くべき働きをします。たとえば、白血球は一種の自衛隊の組織のような存在で、血管の中だけでなく、細胞の間を自由に動き回り、敵を見つけ次第、これを包み込み、滅ぼしてしまうのです。さらに、白血球は免疫作用と大きく関わっており、これは驚くほど複雑な仕組みになっています。
また、血液には補修機能があります。これは血小板の役目です。人間の血液の凝固と止血の仕組みは、血液の性質の中でも最も神秘的であり、重要なものの一つです。怪我などで血管が破れると、そこから血液が流れ出ますが、血管の傷口に血小板が集まって塊となり、傷口をふさぎ、続いて血液の凝固が起こる仕組みになっています。また、血小板は、血管などを修復し、補修する働きもあります。それから、血液には体温を調節する機能があります。部屋の温度を一定に保つためにエアコンがあるように、人間の身体には、外気に関係なく、体温を一定に保つ機能が備わっています。体温が上昇すると、皮膚の中に入り込んだ血管が拡張し、その結果、温度の高い大量の血液が身体の内部から体表に移動します。こうして、体表で放射熱によって温度が失われ、体温が低下するのです。寒い時には、これと全く逆の現象が起こります。
人間の体は実に精巧に出来ていますが、この血液の働きは、人体で行われているほんの一部の機能に過ぎません。他の多くの臓器、神経、脳の働き・・・・・などを調べていくと、実に神秘的で驚くべきものがあります。私たちが、神の存在とその英知を認めなければ、説明のしようがないのです。進化論や唯物論では、決して説明できるものではありません。エントロピーの法則に反して、このように複雑で機能性に満ち溢れた人体が偶然の積み重ねで出来上がることは絶対にあり得ないのです。
神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は、世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるのであって、彼らに弁解の余地はないのです。・・・・・(ローマ書1:20)
このように人体の血液は驚くべき不思議な働きをするものですが、もっと素晴らしいのはイエス・キリストの血です。人間の肉体の命を支えているものは血液ですが、私たちが霊的な永遠の命を得るためには、イエス・キリストの尊い血が流される必要があったという事実を知ることは、全人類にとって何よりも重要なことです。聖書は次のように語っています。どうか、あなたもこの永遠の命を得るために、イエス・キリストを信じて、永遠の滅びから救われて下さい。
ご承知のように、あなたがたが先祖から伝わったむなしい生き方から贖い出されたのは、銀や金のような朽ちる物にはよらず、傷もなく汚れもない小羊のようなキリストの、尊い血によったのです。 (Ⅰペテロ1:18、19)今日の一言: 血は二重の意味で大切なもの鶴田健次
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