『小林和夫著作集』刊行に寄せて全10巻シリーズの第1巻を今春配本! 聖書に聴く日々から生まれた説教

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。

郷家一二三(ひふみ)
日本ホーリネス教団 坂戸キリスト教会

聖書に聴く日々から生まれた説教

心に残る小林和夫先生の一言がある。私が東京聖書学院の三年生のとき、卒業論文にヨハネ福音書の組織神学的なテーマを選んで書こうとして、先生に相談した。思弁的な論文を書こうとしていた私に、先生はこう言われた。「まず聖書に聴くことだよ。なによりもお言葉だよ」。聖書の言葉を無視して神学できると思い違いをしていた私は、「まず聖書に聴く」というまっすぐな杭を打ち込まれたように受け止めた。この一言は私の伝道者生涯の姿勢を決定した。「まず聖書に聴く。御言葉に聴き従う」。この言葉に、今も感謝している。

 小林和夫先生と坂戸キリスト教会の村上宣道先生とは、本当の兄弟以上の友情で結ばれていた。だから小林先生の説教を、教団の聖会・修養会・坂戸キリスト教会の礼拝で、私は何度も聴き信仰が養われてきた。ところが学院に入学すると、毎週数回の小林先生の授業は、神学概論でも新約聖書神学でも、すべての授業がいつの間にか説教になり、そのまま伝道会になり聖別会になってしまうのであった。それを修養生は喜んだし、授業で恵まれるのであった。

 先生は神学者であるが、それ以上に、学院教会を実質的に開拓されてきた伝道者である。だから説教するときに熱く燃え立たずにはいられない。何とか人を救いに導きたいと、いつも強く願っておられるから、説教の最後は自然と招きの言葉になる。また先生はいつも先頭に立って学院の責任を負われた。キャンパスに新寮や図書館やチャペル拡張の工事が計画されると、だれよりも資金集めに走り、学院教会員と共に、まさに献身的に学院を支えてこられた。日本にあって、またこの時代にあって、伝道者の養成がどんなに大切かを先生は熟知されておられたからである。

 こういう姿勢はどこから生まれるのか。神の言葉である聖書に聴き、聖書を語る日々から生まれてくるのではないだろうか。聖書に聴くとは、神の御心に聴き従うことである。当時の東京聖書学院の先生方は、旧約の千代崎秀雄先生も、新約の松木祐三先生も、他の全ての先生方が、聖書に聴こうとされ、聖書の言葉を解き明かす授業をされ、また各教会の伝道を精力的に進めておられた。学院の三年間は、一言で言うと、聖書は実に深くまた実に面白い、ということを徹底的に知った三年間であった。それが伝道の意欲を生み、力を生み、賛美の声を高らかなものにしていった。まず聖書に聴く。神に聴く。そこから無尽の恵みがあふれ、命みなぎる奉仕の力が与えられる。小林先生の一言は、この最も大切な真理を教えてくれたのである。

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Emmanuel

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