コロナウィルスの流行にどのように対処できますか

(1)今回の新型コロナウィルスとは？(2)神がイスラエル人の国家が不従順ならもたらされる災いの中に疫病が含まれていた(3)エホバ神からの災厄としての疫病が起きる場合神に罪の許しをお願いできる　2020年2月の時点で多くの国々でコロナウィルスが蔓延しつつあります。今回はこの疫病の蔓延をどのように食い止めるかを聖書がどのように述べているかを考察したいと思います。 

China: Millions of people quarantined to check coronavirus spread

(1)今回の新型コロナウィルスとは？　新型コロナウィルスは、中国中部・湖北（Hubei）省武漢（Wuhan）市で流行が始まったとされています。 

　2020年2月29日午前2時現在で、これまでに世界59か国・地域で8万4117人の感染が確認され、うち2870人が死亡しています。

 コロナウィルスの感染は世界的な規模となっている

 

　これまでに感染者が確認された国と地域の一部を掲載します。

　中国本土が7万8824人・日本が210人・横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス（Diamond Princess）」で705人、以上は2020年2月29日午前2時現在です。　以下は、2020年3月2日 21時01分のＮＨＫのまとめです。韓国が4335人、イタリアが1694人、イランが1501人、ドイツが150人、フランスが130人、シンガポールが106人、香港が90人、スペインが79人、クウェートが56人、バーレーンが47人、タイが43人、台湾が40人、イギリスが32人、マレーシアが29人、スイスが27人、オーストラリアが23人、アメリカが22人、ＵＡＥ＝アラブ首長国連邦とイラクが21人、ノルウェーが19人、ベトナムが16人、オーストリアが15人、スウェーデンが14人、イラクが13人、カナダとマカオ、オランダ、レバノンが10人などとなっています。

　中国と韓国とイタリアと日本そしてイランの感染者の多さが目立ちます。

　最近は、サーズ、マーズ、エボラ出血熱、ジカ熱など世界でさまざまな疫病が流行することがあります。また、毎年のように新種のインフルエンザが流行します。

　現時点で流行しているのは、新型コロナウィルスですが、サーズやマーズも、やはりコロナウィルスです。今回の2019年の新型コロナウィルスは、国際ウイルス分類委員会によりSARS-CoV-2と命名されたそうです。それで、今回の新型コロナウィルスがサーズの類縁種であることが分かります。　サーズが流行した時は、サーズが新型コロナウィルスでした。今回の新型コロナウィルスはサーズと死亡率は同じくらいで、やはり、八割は軽症で済みます。マーズの方がサーズより、死亡率は高いそうです。　今回の新型コロナウィルスの拡散地のひとつと考えられる中国の武漢は、中国の主な軍事中心地のひとつのようです。wikiには、中国共産党中央軍事委員会に直轄される、五大戦区の後方支援を担当する聯勤中心を総括し上位機関となる中国人民解放軍武漢聯勤保障基地が武漢にあるとされています。　また、武漢には七つの軍事大学があります。七つの軍事大学というのは、武漢がかなり、国家主義と軍国主義が強い都市であることを示しているのではないかと思います。　イエスは、ご自分の臨在が近い時期には、地震や疫病があちらこちらで起きることを予告されました。(ルカ21:11)ですから、何十年ものあいだすでに、こうしたイエスの預言された出来事が起きています。　それは、単に、医療上の問題ではないかもしれません。疫病の流行は、エホバの不興の表明である場合もあります。　もちろん、すべての病気が、エホバの不興の表れとは決して言えません。わたしたちは、皆罪を犯したアダムの子孫なので、病気になりやすい傾向を持っています。(詩編51:5)また、悪魔サタンをヨブを撃って病気にさせたこともありました。(ヨブ2:7)　しかしながら、聖書は疫病がエホバ神の不興の表れである場合があると述べています。どうしてそのように言えるのでしょうか。その場合、どのようにそれに対処できるでしょうか。今回は、それらの点を扱います。(2)神がイスラエル人の国家が不従順ならもたらされる災いの中に疫病が含まれていた　エホバ神はイスラエル人にご自分に従順ならば、国家を祝福することを約束され、聞き従わないならば、災いをもたらすと警告されました。レビ記の中では、エホバ神はイスラエル人にご自分を崇拝することを求められ、無価値な神々を作ったり、身をかがめたりしてはならないと戒められていました。(レビ26:1,2)　イスラエル人が、そうした神のおきてに従って歩むなら、エホバ神はイスラエル人に祝福を与え、雨はふさわしい時に降り、産物も豊かに産出し、食物を満足するまで食べ、子供も増えてイスラエル人は神が愛される民になり、平和に過ごすことが約束されています。(レビ26:3-13)  　一方、イスラエル人が神に聞き従わず神の律法を無視して歩む時に、「処罰として結核と燃える熱病をもって」かき乱すことが警告されていました。(レビ26:16)　そして、イスラエル人が災いを経験しても、神に聞き従わない場合は、さらにエホバは大きな災いをイスラエル人にもたらし、イスラエル人の「ただ中に疫病を送り込み，・・・敵の手中に渡される」と警告されていました。(レビ26:25。申命記28:15,21)　　ですから、イスラエル人の間に起こる疫病の流行は、イスラエル人が神に不従順になっていたゆえに神からもたらされた処罰の表れでした。

(3)エホバ神からの災厄としての疫病が起きる場合悪い道から立ち返り神に罪の許しをお願いできる

　ソロモン王は、晩年に至るまでは、エホバ神に忠実な油そそがれた王でした。ソロモン王は、イスラエルに疫病が起きる場合、イスラエル人が祈りをしたなら、天からその祈りを聞いてくださいとエホバにお願いしました。(列王第一8:37-39)　エホバ神はソロモン王の祈りを聞き届けられて、疫病が生じた場合、イスラエル人がへりくだって悪い道を悔い改めエホバ神に罪の許しを祈り求めるならば、エホバ神はイスラエルの地をいやされると言われました。(歴代第二7:13-15)

疫病が起きる場合罪の許しを祈り求めるならその祈りを聞かれるとエホバ神はソロモン王に約束された

　ですから、疫病が生じる場合、自分たちの道がエホバの律法から離れていないか吟味して、とりわけ、キリストの贖いの犠牲に基づいてエホバ神に罪の許しを求めることができます。(コロサイ1:14)    ですから、疫病は、わたしたちが神の崇拝と律法から違犯する時にエホバ神がもたらされる剣と飢きんと疫病などの災厄のひとつです。(エレミヤ14:12)そして、現実に淫行や同性愛や売春や輸血などは疫病の感染や蔓延につながります。　ですから、私たちはそうした苦難に直面した時には、エホバ神に心を向け、悪い道を避け、エホバに助けを叫び求めることができます。エホバ神はその謙遜な祈りを聞き届けられるでしょう。(歴代第二20:9)