ある人々は、地球や世界は人間のものだと考えます。そして、神を度外視して人間中心の世界を造ろうと考えます。自分たち人間の力で、最善の世界を作り出そうと考えます。そして、その世界を人々が互いに愛し尊重し合う世界にしようと考える人もいます。
それは、一見して美しくすばらしい考えのように見えるかもしれません。しかし、それは間違っている部分があります。何が間違っているでしょうか。
そもそも、わたしたちは人間中心で互いに愛し合う幸福な世界を作り出そうとするのは現実的かということを考えてみなければなりません。 そして、人間の歴史が何千年も続いてきて、幸福な世界を作り出すために多くの誠実な努力が払われてきた今、人間はそうした幸福な世界を作り出してきたかを事実を調べてみる必要があるでしょう。
また、私たちは地球や世界は人間の物だという考えは正しいかどうかも考えてみなければなりません。
残っている古代社会の歴史によると、古代社会はどこでも、支配者たちが互いに争い合ったことを示しています。古代世界においては、軍事強国が周囲の諸国家を攻撃して虐げました。古代バビロンでも古代アッシリアでも、周辺諸国を攻撃し略奪し残酷に扱いました。また、一般的に支配者が一般民衆に圧政を加えました。(伝道の書4:1)
そして、中世も近代になっても現代になっても同じことが続きました。歴史を通してどの時代も戦争や流血や争いがありました。あらゆる政治形態が試みられてきましたが、政治家の権力の乱用が見られました。現実にはどの政治形態も、互いに愛し合う世界を作り出しませんでした。
Battleof La Higueruela (1431)between JohnII of Castile and MuhammedIX, Nasrid Sultanof Granada Uploadedby File Upload Bot (Magnus Manske)(war5)人間の歴史は戦争と争いで満ちていますー人間は互いに愛し合う幸福な世界を作り出すことに失敗してきました
Aphotograph taken during a typical RAF night attack with AvroLancasters farbelow(bombing1)
(bombing2Cologne)現代歴史も戦争と争いで満ちていますー人間には首尾よく自治を行なう能力に欠けています
人間の歴史は、人間は自らを首尾よく平和に支配する能力が欠けていることを示しているのではないでしょうか。聖書は、そのことを述べていました。「自分の歩みを導くことさえ,歩んでいるその人に属しているのではありません。」(エレミヤ10:23)
何が間違っているのでしょうか。まず、世界は、決して人間のものではありません。人間は宇宙をまたこの地球を作りだしたわけではありません。世界を人間は探求して学んでいます。人間が自然界から学んでいると言うことは、自然界に、人間以上の知性が反映していることを示しているのではないでしょうか。
聖書は、世界が人間をはるかに超えた知性を持たれる神によって創造されたことを述べています。(創世記1:1。詩編146:4)そして、神はこの地球を人の住みかとして創造してくださいました。しかし、この世界のものすべては神にもともとその所有権があります。(詩編50:2)
神は人間が自分勝手に行動することを許しておられるとは言え、ご自分の所有権と支配権を完全に放棄されたわけではありません。私たち人間は世界を創造されその所有権を持たれる神に敬意を払い、そのご意志を尊重する必要があります。 これは、尊ばれるべき最も大切な真理と言えるかもしれません。私たちは、この肝要な真理を無視しては決して幸福になれません。
(forest7)
Thealps Mt. Cook by FarbenfroheWunderwelt (forest9)自然界を創造された神が世界の所有権を持っておられます
人間は、万物を創造してくださった神に感謝する必要があります。(マタイ22:37,38)それは、物事を適正にするための、最も重要な真理です。この真理を無視しては、すべての物事はうまくいきません。人間が創造者に感謝して、そのご意志を考慮するというのは、道徳の最も基礎になる部分です。
例えば、私たちは通常自分の人間の両親が自分を産み出し育ててくれたことを認めて感謝することは、道徳的な義務ですし、また通常そうしなければ物事はうまくいきません。同じようにこの世界を産み出してくださった方を度外視しては、私たち人間は幸福になれません。
GeorgeGee and son (taken for J.C. Williamson), 23 October 1937, by Sam Hoodby State Library of New South Wales collection (parentandchild)子供は自分を産み出し育てた親に感謝することが求められます同じように私たちに命を与え自然界を創造された神に感謝をするのは当然です
また、私たちは貸家に住んでいる場合、その大家さんに家賃を払って大家さんの所有権を認めます。同じように、私たち人間が地球のオーナーである神に敬意を払うことは当然のことです。
Propertyfor Investment/Rent/Selling/Real Estate by MarkMoz12(renthouse1)家を借りている人は大家に家賃を払います-同じように地球を創造された神に感謝を表明するのは当然なことです
その上、人間中心の幸福な世界を作り出そうというアイディアは、もともとエデンの園でサタンが主張した考えです。 サタンは神を度外視しても、人間は生き続けることができると主張しました。(創世記3:4)サタンは、人間が神に従わなくても、自分で善悪を決めて人間の力だけで幸福な世界を作り出せると主張しました。また、サタンは神も人間がそのようにできることを知っていると主張しました。(創世記3:5)
GreenTree Python (Morelia viridis) by cliff1066™(snake6)サタンは人間は神を無視して幸福な世界を作り出せると主張しました-サタンの主張は正しかったでしょうか
実際は神は最初から人間に自ら首尾よく支配する能力がないことをご存知でした。 しかし、アダムとエバはサタンの言うことを聞いて神の支配権を否定しました。(創世記3:6)そして、エデンの園の外に追い出された時、神から独立してすばらしい世界を作り出すことに乗り出したのです。(創世記3:23) 結果はどうだったでしょうか。
エデンの園の外で、アダムの子孫は人殺しを始めました。アダムの子孫のカインもレメクも人殺しをしました。(創世記4:8,23)決して互いに平和に暮らし続けることはできなかったのです。
また、世界は悪霊たちの影響もあって、大変堕落しました。ノアの時代に地は暴虐で満ちました。(創世記6:11)アダムの子孫は、互いに愛し合う世界を作り出せず、暴力や殺人が行われる世界になりました。
また、ノアの大洪水後も圧政者が現れて、人々を支配しました。(創世記10:8,9)個人が尊重される世界は作り出されませんでした。
人間は万物に対する神の所有権、また支配権を認める必要があります。しかし、神はご親切に私たちがロボットのように機械的に神に服従することを要求されているわけではありません。人間は、神から非常に広範囲の自由意志の行使を認められています。神は、人間が神の支配権を自発的に尊重して、自ら進んで神に服することを期待されます。
人間はどうして他の人を適正に支配できないのでしょうか。人間は自分のことで精一杯になります。また能力も知識も欠けており、限界があります。とりわけさまざまな個性を持ったあらゆるタイプの大勢の人々を愛することは人間にとって難しいことでしょう。
確かに、人間には神から与えられた愛という特質も一部あります。しかし、人は善意を持ってはいても、他の人の状況を全部知っているわけではなく、あらゆる人に同情心を働かせるのが難しいことがあります。また、人間はそもそも自分たちがどのような存在であるのかを理解していないかもしれません。
また、人間は神から離れるならば、自分の利己的な欲望だけを追い求めてしまいがちです。そして、人間は権力をとるとそれを乱用しがちです。(マルコ10:42)そこが人間の限界です。そして、神の基準に注意を払わないならば、人間は自分の利己的な欲望を追い求めて殺人や盗みや淫行も正しいこと、美しいことと考えかねません。(エレミヤ17:9)
そして、人間は間違った判断をします。人間の場合は、後で振り返って賢明でなかった判断を下すということが何と多いのでしょう。人間は世界についても自分たち自身についても限られた知識しか持っていないので、間違った判断をしてしまいます。
しかし、創造者は違います。人類は神が創造された最初の人間男女の子孫なので、神はあらゆるタイプの人々を愛することができます。(使徒10:26)また、神は人間世界のあらゆる人を見張っておられます。(箴言15:3)
人間には、世界中の何十億もの人々の祈りに耳を傾けることはできません。しかし、エホバ神にはできます。私たちが神に祈れば、いつも神は私たちに注意を向けて下さいます。 詩編には、「祈りを聞かれる方よ,あなたのもとに,すべての肉なる者は来るのです。」と述べられています。(詩編65:2)人間のように自分のことに忙しくてそうできないということはありません。
さらに、エホバ神は万物の創造者なので、万物に関する完全な知識を持っておられ、人間がどのように行動する時、もっとも幸福になるかをご存知です。人間の最善の益になる基準を定めることができます。(イザヤ48:18)また、エホバ神は人間の心の中まで見ることができ、本質を見抜くことができます。(エレミヤ17:10)
それで、人間中心の世界は一見して自由で美しく見えても、現実は、さまざまな問題をもたらすのです。人間は決して自分たちだけの力で永続する平和な愛し合う世界を作り出すことができません。
私たちは自分たちが作り出してきた歴史を正視して、人間に自らを成功裏に導く能力がないことを謙遜に認めるべきでしょう。
人間にとって最善な世界は神中心の世界です。ひとりひとりがすべてのものを創造してくださった神に感謝して、神を第一に愛する世界です。そして、神に従って隣人を自分のように、あるいは自分以上に愛することによって神に喜ばれることを追い求める社会です。(マタイ22:37-39)
He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel
Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......
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