ハロウィーンを祝うのは良いことですか

ハロウィーンを祝うのは良いことでしょうか。ハロウィーンとは、毎年10月31日に行われる、特にアメリカで定着している民間行事です。古代ケルト人が起源と考えられています。　この夜は死者の霊が家族を尋ねに来ると信じられており、この時に魔女や精霊も出てくると考えられていました。それで、昔は、それらから身を守るために仮面を被り、魔よけのたき火を焚いていました。これにちなみ、現代では、31日の夜、中をくりぬいた中カボチャやカブを用いて人面を作り、中にロウソクを立てて飾ります。

The Evil Fruit by orangeacid(halloween6)ハロウィーンのカボチャは魔よけが起源となっています　アメリカでは、ニューイングランドのピューリタンがハロウィンに強く反対する立場であり、19世紀半ばまで特定の移民共同体内でだけ祝われていました。ところが、20世紀初頭には、ハロウィンはアメリカ文化の広がりとともに、全世界へと広められていきました。 　ハロウィーンは、心霊術と関係しています。聖書は大いなるバビロンの「心霊術的な行いのためにあらゆる国民が惑わされた」と述べており、事実は、聖書の言葉を裏付けています。(啓示18:23)　アメリカでは、魔女やお化けに仮装した子供達が近くの家を1軒ずつ訪ねては「トリック・オア・トリート（Trick or treat. ご馳走をくれないといたずらするよ）」と唱えます。家庭では、カボチャの菓子などを作り、子どもたちにあげます。子供たちはもらったお菓子を持ち寄り、ハロウィン・パーティーを開いたりします。　ハロウィーンでは、人々は、いろいろなものに仮装をします。幽霊、魔女、がい骨、ゾンビ、悪魔、ドラキュラなどに仮装したり、これらのシンボルで家を飾ったりします。ですから、ハロウィーンは、悪霊崇拝や心霊術を促進します。また、人々に現実には存在しないものを信じさせます。

Halloween (2 be or Not 2 be) by Erwss, peace&love (halloween1)ハロウィーンは幽霊や死者に仮装するので死者が生きているという偽りを信じさせます　しかし、聖書によると、悪魔や悪霊たちは実在します。イエスは悪魔サタンと話をしました。(マタイ4:1-11)また、聖書によると、天の霊者たちは、ノアの日の大洪水の前に、神から離れて悪霊になりました。(ペテロ第一3:19,20。創世記6:2)しかし、ハロウィーンは、そうした悪魔や悪霊たちに注意を向けさせさせます。悪魔を崇拝させ、心霊術を促進します。

The Children's Friend (Part 2) -- Jesus tempted in the wilderness by Satan to turn stones into bread (jesussatan)聖書によるとイエスはサタンと話しました―サタンは実在しています　また、聖書は、幽霊、つまり死者の霊が存在しているとは言っていません。聖書は、人は死ぬと土の塵に戻ると述べています。(創世記3:19。詩編22:29;104:29)それで、聖書によると、人は死んでも霊魂のようなものは何も残りません。しかし、幽霊に仮装すると、人々に真実には存在しない物に対する信仰を持たせることになります。

Lands End soil trade by iagoarchangel (soil9)人間は死ぬと土の塵に帰り存在しなくなります　　　そして、人々によって死者の霊と考えられている者は、実際は、悪霊たちです。悪霊たちは死んだ人のふりをして、人々が死んだとしても、霊魂が残ると信じさせようとしています。　魔女は存在しているかというと、存在するでしょう。なぜなら、聖書は悪霊の力によって奇跡的に占いができたり、魔法や魔術、呪術などの超能力が使えることを示しています。(使徒16:16。申命記18:18-20)また、死者と生きている人間の仲介をするとされる霊媒も存在しています。(レビ19:31)しかし、死者は存在していないので、霊媒は実際は人間と悪霊の仲介をします。　ですから、それらのものは実在しますが、占いをしたり、超能力を使ったり、霊媒の業をすることは心霊術で、神から忌み嫌われる行いです。

Carolyn Steinmetz dressed as a witch for Halloween: Sarasota, Florida　by State Library and Archives of Florida (witch)ハロウィーンは神に忌み嫌われる魔法などの心霊術を促進します　また、悪趣味で人の血を飲む人は存在していても、ドラキュラは存在していません。また、神の律法に反する血を飲むというような風習を強調するのは良いことではありません。(レビ7:16,17)　心霊術を行う人は、神の王国に入ることはできません。(ガラテア5:19-21。啓示21:8)ですから、心霊術を行う人は、この事物の体制の終わりに神の王国によって滅ぼされてしまいます。心霊術を行う人は、この世の終わりを生き残って、地上の楽園に入ることはできません。ですから、ハロウィーンを祝う人は、永遠の命を受ける見込みが危うくなるでしょう。　ハロウィーンの時には、子どもたちは、お菓子がもらえなかった場合は報復のいたずらをすることが許されると考えられています。それで、子どもたちが家の庭木にトイレット・ペーパーなどをかけたり、卵を家に投げつけたりするそうです。　トイレットペーパーや卵を投げるくらいなら小さないたずらですが、ネットによると、30年前くらいから、遊びがエスカレートして過激なものになっているということです。その期間に、放火をしたり、ガラス窓を割るというような悪質ないたずらをする子供たちもいるそうです。そして、中には、子供たちのいたずらの報復として、ケーキの中にガラスを入れて、子供たちにけがをさせた家庭もあったそうです。　　子どもたちにいたずらをする言い訳を与えるというのは、ふさわしくありません。聖書は、愛は「みだりなふるまい」をしない、また、人々に「悪を行わない」と述べています。(コリント第一13:4,5。ローマ13:10)ハロウィーンで、若者がいたずらしたり、人々にぞっとする思いをさせることが容認されます。これは、良いことではありません。愛のあることではありません。　ハロウィーンは単なる遊びではありません。人々に悪魔や悪霊を崇拝させ、心霊術を促進させ、エホバ神の恵みと報いを失わせる可能性が高いです。是非、ハロウィーンの祭りを行うのをきっぱりとやめてしまいましょう。そして、エホバ神の恵みを追い求めましょう。