神様の同労者 エイブラハム・リンカーン
ラスベガス日本人教会 砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を
「さばいてはいけません。さばかれないためです」マタイ7:1(大統領就任式でリンカーンが引用した聖書箇所)第16代アメリカ大統領エイブラハム・リンカーンは信仰の人であった。リンカーンは大統領就任式の席に小さな古い聖書を持って現れ、このように告白しました。「この古い聖書は、母から私に受け継がれた聖書です。私はこの聖書によって大統領になり、この場所に立つことができました。私は聖書のみことばによってこの国を治めることを約束します。」この告白どおり、リンカーンは一つの国を治めるのに、聖書(信仰)を土台として築きあげ、また祈りによって絶えず神様の導きを求めました。リンカーンが大統領に就任して間もなく、南北戦争が始まりました。この戦いで、リンカーンは宿敵と言われていたエドウィン・スタントンを陸軍長官に任命したのです。スタントンはリンカーンが大統領に当選した後でさえ、「リンカーンが大統領に当選したことは、国家的な災難」と言って、攻撃しました。参謀たちは何故スタントンを重要なポストに置くのか理解できず、リンカーンに抗議しました。その時リンカーンはこう答えています。「彼が私を数百回無視したからといって、それが何ですか?彼は使命のある人で、陸軍長官をするのに十分な資質があります。彼は今の難局(南北戦争)を立派に克服することができる信念と推進力を持った人物です。彼がこの難局を解決してくれるなら、ほかのことは関係ありません。」参謀達は尚もリンカーンに進言しました。「しかしスタントは、大統領を非難し、侮辱する大統領の敵ではありませんか?敵は消してしまわないと!」リンカーンはにっこり笑い、こう答えます。「私もそう思います。敵は、私達の心の中からなくしてしまわなければなりません!しかしそれは「敵を抹殺せよ」ということではなく、「敵を愛で溶かし、友人とせよ」ということです。イエス様も、敵を愛せよと言われました。もうこの人は、私の敵ではありません。そうすれば敵はいなくなるし、このように能力のある人の助けを受けることもできるし、一石二鳥ではありませんか?」スタントは、リンカーンを侮辱していたが、後にはリンカーンを最も偉大な人物と尊敬するようになったのです。リンカーンは祈りの人であったが、特に南北戦争中は神への祈りを怠らなかった。彼は祈りの中で、危機に陥っている国を助けるためには、一人だけで祈るのではなく、すべての国民がともに断食をして祈らなければならないと考えました。また、南部が主張する奴隷制度と、アメリカが南北に分かれているという事実は、決して神様が喜ぶことではないという確信を持つようになりました。そこでリンカーンは南北戦争勃発から2年後の183年4月30日の木曜日を「断食祈祷の日」と定め、すべての国民に、ともに断食して祈ることを呼びかけたのです。全国民による断食祈祷が終わった後、ゲディスバーグの戦いが始まり、この戦いに主が勝利を与えてくださり、北軍は勝利を治め、4年を超えた南北戦争を終結へと向かわせたのです。南軍が降服宣言をした時に、リンカーンは官僚たちにこのように言っています。「私は、神様が私達に勝利をもたらせてくださると知っていた。神様に祈っているうちに、その確信があたえられた」リンカーンは大統領に当選した後も、ニューヨークアベニュー長老教会の礼拝に出席し、祈祷会にもよく参加をし、祈りのささげていました。また、就任式の前日にはこのような出来事がありました。「夫リンカーンが就任する前日、家族のみんなを呼び、作成した就任演説文を大きな声で読み上げました。演説文をすべて読んだ後で、彼は私に「なぁ、そろそろ静かな時間が必要だ。子供たちをほかの部屋に連れて行って静かにさせてもらえるかな」と頼みました。そしてその日、私たち家族は、彼がいつもよりさらに大きな声で神様に祈っているの声をしっかりと聞きました」最後にリンカーンの就任演説文の一部をご紹介します。「・・・・私たちが直面している困難な問題を解決しようとするとき、私たちの知恵と熱心さだけではだめです。当然、神様の言葉である聖書に頼り、神様を堅く信頼しなければなりません。神様はすでに、この国を顧みてくださっており、ついには私たちの国を困難な危機から救いだしてくださるのです・・・・」(LVJCCブログ制作チーム:薫)
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