イエスと統治体の権威に関する聖書的な考察(34)不法の者がキリスト教世界の僧職者たちでない理由

正しいか間違っているかは別として、私は最善を尽くしましたが、これらは私の意見を表明しているだけです。

 イエスは、羊のようなクリスチャンを永遠の命か永遠の死かに分ける根拠は、ご自分の霊的な兄弟たちに愛ある協力をするかどうかだと言われています。(マタイ25:31-40)ですから、どんなクリスチャンがイエスの霊的な兄弟たちなのか、つまり、本当に天的な希望を神から与えられて、神に是認されているかを見分けることは必要です。 

 そのことを判断するために、どんなクリスチャンが神から非とされるのかということを調べてみるなら、助けになります。聖書の中に、「不法の者」と呼ばれている実体があります。今回の記事では、この「不法の者」について考えてみて、この実体がなぜキリスト教の僧職者たちでないかを考えます。

(1)テサロニケ第二の手紙の中で不法の者はどのような特徴を持つことが描写されているか 

 「不法の者」に関する描写が、テサロニケ第二の手紙2章3節から12節に見い出されます。この不法の者にはどのような特徴があるでしょうか。 

 「背教が生じて,不法の者つまり滅びる者が明らかにされてからでなければ,その日(エホバの日)は来ないからです。」とあります。(テサロニケ第二2:3新世界訳改訂版)「不法の者」とは、「背教」と同時に、現れます。(テサロニケ第二2:3)つまり、不法の者とは、キリスト教の背教者です。 この不法の者は「滅びる者」と描写されているので、永遠の死、もしくは永遠の滅びを受けることになります。(テサロニケ第二2:3) 

     さらに、不法の者は、「神と呼ばれているものや崇拝されているもの全てに逆らい,自分の方が上だと考え,ついには神殿の中に座って人々の前で神のように振る舞います。」と描写されています。(テサロニケ第二2:4新世界訳改訂版)ですから、不法の者は、自らを神より上に置き、神のように振る舞います。

 

不法な者は人々の前で神のように振る舞うことが預言されている

 

 将来、いずれ、「不法の者が明らかにされる」時が来ます。イエスは、ご自分の「臨在が知れ渡る時にその者を滅ぼ」されます。(テサロニケ第二2:8新世界訳改訂版)ですから、イエスはご自分の臨在を明らかにされる時に、不法の者を明らかにして滅ぼされます。 

 不法の者が登場するのは、「サタンの働き」によります。(テサロニケ第二2:9)さらに、 「不法の者はサタンの力によって,あらゆる強力な行い,偽りの奇跡,不思議なことを見せ,あらゆる不正な手段を用いて,滅びに向かう人々を欺きます。」(テサロニケ第二2:9,10)さらに、不法の者は、「偽り」を教えて、背教を促進します。(テサロニケ第二2:10,11) 

 ですから、「不法の者」の登場には、奇跡や不思議や強力な行いが伴います。ですから、不法の者は、悪魔サタンに影響されています。不法の者は、悪魔崇拝や心霊術に欺かれているか、心霊術を行っていると考えられます。さらに、不法の者は、聖書に調和しないことを聖書の教えだと言って人々に欺きを教え、人々を滅びに導きます。 

 さらに、不法の者に欺かれる「人々が滅びるのは当然の報いです。」なぜなら、不法の者に欺かれる人は、「救いをもたらす真理を愛そうとしなかったからです。」(テサロニケ第二2:10)そして、神は,人々が「偽りを信じるままにします。こうして彼らは皆,真理を信じないで不正を好んだために,断罪されます。 」(テサロニケ第二2:9-12) 

(2)神に非とされる不法の者とは誰を意味するのか-統治体の解釈とわたしヨハネの解釈 

  テサロニケ第二の手紙の中に登場する「不法な者」は誰を表わしているのでしょうか。 エホバの証人は、この不法の者を、キリスト教世界の僧職者であると解釈しています。「クリスチャンとしての生活と奉仕 集会ワークブック 2019」には、『現代の「不法の者」は,グループとしてのキリスト教世界の僧職者たち 』という記載があります。 

 このエホバの証人の統治体の解釈は、啓示17章に登場する神から徹底的に裁かれる大娼婦大いなるバビロンが偽りの宗教の組織すべてであるという解釈とも調和しています。(啓示17:16) 

 エホバの証人は、自分たち以外のキリスト教の指導者たちを、「不法の者」であるとみなしています。そのような考え方であると、わたしヨハネも「不法の者」の一部であるとみなされかねないと思います。わたしはエホバの証人の統治体とは異なる聖書の解釈をしているからです。 しかし、「不法」とは「罪」ですが、わたしは神の律法に違反しないようにできるだけの努力をしていて、ほとんど神の律法に従っていると思います。(ヨハネ第一3:4) 

 そして、わたしは実際にキリスト教の牧師たちの話も聞いています。確かにキリスト教会の牧師の中には、進化論を受け入れたり、兵士として戦うことも場合によっては、間違ってはいないと教えたり、同性愛者であっても良心的なクリスチャンがいるというような聖書に調和していないことを教える人たちもいました。

 

 しかしながら、教会の牧師の中には、神の律法を守る点で、エホバの証人にとてもよく似ている人もいます。偶像崇拝や淫行を避けるように牧師自身、努力を払って、そのように教会員に教えている人もいます。わたしは、すべてのキリスト教会を知り尽くしているわけではありませんが、アメリカ人の牧師の中にそのような人たちを見ました。「罪」つまり、「不法」を避けるよう努力を払っていて、「不法の者」とは言えない教会の牧師も存在していると思います。 

教会の牧師が性の不道徳や偶像崇拝を退けるよう教えている場合不法の者とは言えないのではないか 

 

 そして、完全に真偽を確かめてはいないのですが、統治体の兄弟たちの中にも、以前、性の不道徳に陥って、その後悔い改めた人もいるという情報もネットで見ました。もし、その情報が偽りであっても、エホバの証人の会衆の長老や奉仕の僕の中には、児童の性的な虐待に陥ったことが明らかになった人たちもいます。それは事実です。  そうであれば、エホバの証人の中では、神の律法違反が生じる確率は低いと思いますが、それでも、「不法」つまり、罪に陥る長老たちもいます。 

 ですから、不法を避ける点で、クリスチャンの誰もが努力しなければならず、 エホバの証人も他のキリスト教会の状況も五十歩百歩なのではないかと思います。ですから、「不法の者」が、 自分たち以外のキリスト教世界の僧職者たちであるというエホバの証人の解釈は間違っているのではないかと思います。 

 現在、わたしが理解している聖書の言葉から考えて、不法の者がどのような特徴を持っていて、いつどのように登場するかを推論してみます。結論から言うと、わたしはこの「不法の者」とは、ダニエル書に登場する北の王であると考えます。次の記事で、不法の者の特徴と北の王の特徴が合致していることを説明します。 

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Emmanuel

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