啓示13章・十本の角と七つの頭がある第一の野獣とは何か

正しいか間違っているかは別として、私は最善を尽くしましたが、これらは私の意見を表明しているだけです。

 啓示13章の前半には、十本の角と七つの頭のある野獣が登場します。(啓示13:1)地に住む者たちはその野獣の頭のひとつを崇拝するようになります。(啓示13:8)では、13章の前半に出てくる野獣は何を表すのでしょうか。

   その野獣は、第一の野獣と言われているようです。(啓示13:12)十本の角と七つの頭のある野獣が啓示の13章で第一番目に出てくる野獣なので、それは「第一の野獣」と呼ばれているのでしょう。

 また、啓示13章の後半には、子羊のような二本の角のある「別の野獣」が登場します。その野獣は、第一の野獣の一つの頭のために像を作るようにと地に住む者たちに言います。また、別の野獣は第一の野獣の崇拝を促進します。(啓示13:14,15)

 ところで、聖書の預言の中で、北の王と南の王との抗争、とりわけその最後の国際戦争である大患難は、一つの大きな頂点になっています。(マタイ24:21。啓示7:14。ダニエル11:40-42)そして、聖書の預言はさらに北の王が設立する「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」という国際組織にもフォーカスしています。(マタイ24:15。ダニエル11:31)    このことを考慮に入れて、啓示13章前半の野獣を再検討してみたいと思います。

 第一の野獣は、海から上ってきます。(啓示13:1)また、その野獣は、十本の角と七つの頭があり、その角の上には十の王冠があります。(啓示13:1)その頭には冒とく的な名があります。(啓示13:2)その野獣は、ライオンと熊とひょうの特徴を持っています。龍は自分の力と座と大きな権威をその野獣に与えます。(啓示13:2)

FacundusBeatus, f. 191v: The Dragon gives his power to the Beast(beast1)龍である悪魔サタンは七つの頭と十本の角のある野獣に権威を与えます―その第一の野獣は何を表しているのでしょうか

 ところで、啓示17章に同じように七つの頭と十本の角がある緋色の野獣が登場しています。(啓示17:3)その野獣は冒とく的な名で満ちています。その緋色の野獣の上に、大娼婦大いなるバビロンが座っています。(啓示17:1,5)そして、その緋色の野獣は、大娼婦を憎んで、荒れ廃れさせ、火で焼き尽くすことになっています。(啓示17:16)

 

 そうすると、七つの頭と十本の角という点や冒とく的な名を持つという点で、啓示13章の第一の野獣は啓示17章の緋色の野獣と同じ特徴を持っています。(啓示13:1;17:3)それで両者は同じ政治的実体を表している可能性が高いです。おそらく同じ実体の別の特徴を表しているのでしょう。

 ところで、ダニエル7章には、四つの巨大な獣が出てきます。(ダニエル7:3)最初の三頭の獣は、ライオン、熊、ひょうの特徴を持っています。(ダニエル7:4-6)そして、四番目の獣には、十本の角があります。(ダニエル7:7)そして、十本の角とは「別の角」がその角の間に生えてきます。(ダニエル7:8)その小さな角は、殺され滅ぼされる結果になります。(ダニエル7:11)

   この「別の角」は大いなるバビロン、南の王を表すと考えられます。(啓示17:16。ダニエル11:40-42)大いなるバビロンと南の王はどちらも殺され滅ぼされることになっていて、ダニエル7章の「別の角」の特徴と同じだからです。

 説明の詳細は省きますが、ダニエル7章の最初の三つの獣は、バビロン、メディア・ペルシャ、ギリシャ帝国を表していて、四番目の獣は、ローマとそれから発生する諸国家を表しているのではないかと思います。四番目の獣についての解釈は間違っている可能性もあるので、また将来再考したいと思います。

 それで、ダニエル7章の四番目の獣が十本の角を持っていることから、啓示17章の緋色の野獣と、啓示13章前半の野獣と同じ特徴を持っています。ですから、三者は同じ実体もしくは重複する所のある似た実体を表している可能性があります。

 ですから、これらの獣は、ローマ帝国から発生した諸国家すべてを表しているのではないかと思います。ですから、これらの獣は、東西ヨーロッパ諸国、中東諸国、北アフリカを含みます。

Mapof the RomanEmpire showing MauretaniaTingitana and MauretaniaCaesariensi sAregakn at en.wikipedia(romanempire2)第一の野獣はローマ帝国の後継国が中心になっているのではないかと考えています

 アメリカは、ローマ帝国の一部であったイギリス、フランス、スペイン、ポルトガル、オランダ、スウェーデンなどが新大陸に植民して始まりましたから、ローマ帝国の後継国の一つだと言えます。確かに、四番目の獣の一部として生えてきた獣、つまり国家です。(ダニエル7:8)

The1750 possessions of Britain (pink), France (blue), and Spain (orange)in contrast to the borders of contemporary Canada and the UnitedStates. Pinpin - Ownwork from Image:Nouvelle-France1750.png(colonialamerica1)アメリカはイギリス・フランス・スペインの植民地が中心で始まっているのでローマ帝国の後継国です

 それで、啓示13章の前半に登場する第一の獣は、ローマ帝国から発生した諸国家すべてを表していて、東西ヨーロッパ諸国、中東諸国、北アフリカを含んでいるのではないかと思います。

 また、この第一の野獣はひょうと熊とライオンの特徴を持っています。(啓示13:2)ですから、この獣は、バビロン帝国とメディア・ペルシャ帝国とアレキサンダー大王のギリシャ帝国の後継国も含んでいるのではないかと思います。ですから、この獣は、中東諸国家やギリシャ周辺の諸国家や西アジアの諸国家も含んでいるのではないかと思います。

 

 ですから、啓示13章前半に登場する第一の野獣は、やはりサタンから権威が与えられる地の王たち全体を表していると言っても間違いではないかもしれません。しかしながら、その獣は、ローマ帝国の後継国が中心になっているでしょう。そして、アメリカを初めとしたローマ帝国の後継国が中心になって国際連合が組織されています。

    啓示13章3節には、第一の野獣の頭の一つがほふられて死んだかのようになっていましたが、その致命的な打ち傷がいえてしまうことが述べられています。(啓示13:3)その一つの頭は、「剣の一撃を受けながら生き返った野獣」と言われています。(啓示13:14)ですから、その頭の一つは、一つの「野獣」つまり国家です。

 頭の一つがほふられて死んだかのようになることは、南の王が北の王の総攻撃を受けて一度は大きな敗北を喫することを意味しているのではないかと思います。   それで、最初の攻撃で南の王が敗北してしまう時、アメリカが中心になって設立された国際連合は、消滅してしまうのではないかと思います。国際連合は、その本拠地がアメリカにあるからです。

 その致命的な打ち傷がいえてしまうということは、その後、回復して二度目の北の王の攻撃の時には勝利を得ることを意味しているのではないかと思います。

 その結果、全地は感服して南の王に従います。(啓示13:3)そして、全地は南の王に対する崇拝を通じて、龍である悪魔サタンを崇拝します。(啓示13:4)そして、南の王に対抗できる野獣、すなわち政治国家がいないと考え南の王を高め崇拝します。(啓示13:4)

 そして、その後北の王と南の王は協力して神の民を攻撃し、神の民の奉仕が捧げられなくするようです。(啓示11:7.8。ダニエル11:31)

 その後、北の王はとても巧みに行動し、南の王に対する崇拝を利用して、南の王を中心として「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」を設立します。(ダニエル11:31,32)

 このようにして私は現時点では、啓示13章の第一の野獣は、アメリカを含むローマ帝国の後継国を中心とした政治諸国家であると解釈しています。その野獣の像は、最初は国際連合であり、二度目には北の王の設立する「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」として再び現れることになっている国際組織であると考えています。

 私は、聖書預言の理解が深まってくると、聖書預言の解釈を少しずつ変更してきました。現時点では、以上のように解釈しています。また、他の預言書や啓示の書の理解が深まると調整する可能性があります。

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