ブック・レビュー 教会が自己検証できない団体にならないために

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。


森谷正志
仙台バプテスト神学校 校長

三・一一大震災後、子どもたちの学習支援「Sola」を立ち上げた米内宏明牧師によるブックレット、この国を愛する牧師たちにぜひお薦めしたい書物です。百ページ足らずの冊子ですが、真摯に「自己検証」に取り組む粘着力のある言葉に改めて考えさせられます。日本、この文化の中で神学することの重要性が本書を貫いています。
いつしか日本も「独立的自己を生きる」欧米の個人主義が浸透し、教会までもが「相互協調的自己を生きている」文化を古き皮袋にしています。そして東日本大震災がもたらした悲劇の地、東北に引き寄せられた国内外のボランティアが直面したのは、まさに日本文化そのものでした。自分の満足より相手の満足を優先し、常に相手を意識し、他者との関わりで行動している人々、相手の気持ちへの気遣い、「人」ではなく「人間」、つまり世間を重んずる文化に息づいていたのです。「申し訳ない思い」、相手の体面を重んずる文化、「遠慮する心」に「察する心」があって成り立つ共同体でした。否定的に捉えていた「建前と本音」、むしろ自己規制の歯止めであったのです。対立が当然という欧米文化に対して、人との対立を極力避けようとする日本文化を保持する地域でもありました。そうした日本の文化を踏まえ、支援活動に取り組む米内牧師たち、支援と宣教を考えるうえで「日本という土壌に根を張り、実を結んでいきたい」、「日本そのものを建て上げていくほどのビジョンと使命を持ちたい」と言明します。さらに教会共同体を建て上げるうえで「多文化共生」を受け止め、「その地域の冠婚葬祭を含む風習、文化までをも身に引き受ける覚悟が必要だ」と、そのために牧師は「公共性」を身につける必要があると言います。日本の文化に対立的に対応するのではなく、むしろ福音は日本の文化を完成するものとして取り組むべきことを読み取りました。そういう意味で教会が「自己検証できない団体」にならぬようにとの警鐘に真摯に耳を傾けたいのです。

The Cross Pendant

He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel

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