聖書は自分の感情をぶちまけることを勧めていません。それは愚かなことだと言っています。一方、穏やかさを保つことは良い結果につながるので、そのように行動する人を聖書は「賢い者」と呼んでいます。
箴言は、「愚鈍な者は自分の霊をさらけ出し、賢い者は最後まで穏やかさを保つ」と述べています。(箴言29:11)
Anger(IMG_5119_2.JPG) by shawnchin (anger) 聖書は感情をさらけ出す人を愚かだと述べています
「霊をさらけ出す」とは何を意味するでしょうか。今日の分かりやすい言葉で言えば、霊とは、感情や態度を意味するようです。 聖書は、「自分の霊を制する」とか、「霊を冷静に保つ」とか、「霊を抑制する」という言い方をしています。(箴言16:32;17:27;25:28)これは、感情を制するとか、態度を冷静に保つと言い換えることも可能だと思います。
それで、霊をさらけ出すとは、自分の感情を抑えないで、自分が思っていることを感情に任せて話すことを意味していると思います。そのように行動すると、おうおうにして思慮に欠けたことを話して後で後悔してしまいます。聖書はそのように行動して、結果が悪かった例を挙げています。
自分の霊をさらけ出して失敗した一人は、モーセです。モーセは、基本的に大変穏やかな人でした。(民数記12:3) しかし、イスラエル人があまりにも、何度もエホバに対して反逆するので、モーセは怒っていました。モーセのそうした感情は当然のことだったでしょう。しかし、それでもモーセは自分の感情を抑えるべきでした。
しかし、モーセは、エホバから与えられた力で奇跡を行使した時に、イスラエル人皆の前で、自分の霊をさらけ出して愚かなことを言ってしまいました。
「さあ聞け,反逆の者たち!この大岩からわたしたちはあなた方のために水を出すのか」と言ってしまいました。(民数記20:10) 実際は、岩から水を出したのは、エホバ神だったのですから、モーセはそのことをはっきりさせるべきでした。しかし、モーセはイスラエル人に対する怒りのあまり自分に栄光を帰して、自分があたかも奇跡を起こしているかのような言い方をしました。
Moses Bringing Water from a Rock (moses9)モーセはイスラエル人の反抗にいらだち感情に任せて後で後悔するような言い方をしてしまいました
モーセの話し方は、怒りのあまり不適切なものでした。口がすべったと言えるところです。それは、エホバの不興を買いました。それで、モーセは、約束の地の直前で、死ななければなりませんでした。(申命記32:51,52) モーセは、自分の感情を抑えなかったので、残念な結果になり、後で本当に後悔したことでしょう。
パウロも自分の霊をさらけ出して、失敗しました。聖書はパウロがバルナバと共に宣教旅行を行って心躍るようなさまざまな経験をしたことを述べています。しかし、パウロが、自分の霊をさらけ出して、怒りを表したことによって、バルナバとの長年の協力関係を損ないました。
パウロはバルナバのいとこマルコを宣教旅行に連れていくかどうかで、バルナバとぶつかりました。パウロとバルナバは「怒りが激しくぶつかって」、ふたりはパートナーを解消して別れることになりました。 けれども、二人はそれで、エホバに不忠実になったわけではなくて、二人ともエホバに対する奉仕は続けました。(使徒15:39-41)
しかし、パウロは後になって、「バルナバのいとこマルコ」を良く言っていますから、パウロはバルナバやマルコとの良い関係を取り戻したようです。(コロサイ4:10) パウロは、神に忠実な奉仕者マルコの一時的な落ち度を辛抱していたら、バルナバとの長年の協力関係を失わないですんだので、その方が良かったと思います。
しかし、これはバルナバについても同じことが言えました。バルナバは感情をさらけ出してパウロに怒りをぶつけるのではなく、パウロの言い分をとりあえず聞いておけば、パウロとのパートナーを解消せずに楽しい宣教の経験を続けることができたでしょう。
Paul and Barnabas at Lystra (paul12)パウロとバルナバは長年の宣教のパートナーでしたが感情をさらけ出して良い協力関係を損なってしまいました
一方、聖書は、穏やかさを最後まで保った賢い人のことも述べています。例えば、ダニエルは、エルサレムを破壊したバビロンの王ネブカドネザルに対して彼の存命中、一貫して敬意を払った話し方をしました。(ダニエル2:29,30,37,38;4:19,22) エルサレムが悪にふけっていたので、バビロンのネブカドネザルは、神の「僕」と言われていてエルサレムに裁きを執行する神の器となりました。(エレミヤ27:6)ダニエルは、ネブカドネザル王に対してそのような見方をしていたのでしょう。
ダニエルは、ネブカドネザルに対して最後まで穏やかさを保ち厳しい言い方はしませんでした。その結果、ダニエルは、バビロンの王宮の中で、最後まで仕えました。 ダニエルは長生きをしてバビロンの倒壊を見ました。ダニエルは穏やかさを保った賢い者でした。
それで、私たちは、自分の感情に任せて何でもいいたいことを話すのではなく、さまざまな要素を冷静に考えて、自分の唇を抑制するようにしましょう。言わなければならないことがある時にも努めて感情を抑えて話しましょう。 感情に任せてすべてのことを話すのではなく、言うことを控えた方が、結果がいい場合が多いでしょう。(箴言17:27)穏やかさを保って賢い者となりましょう。
He is a cross pendant.
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Emmanuel
Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......
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