ダニエル2章には、バビロンの王の見た預言的な夢の像について説明されています。それは、バビロンの王ネブカドネザルを初めとする世界強国についての預言です。もちろん、預言された世界強国は、人間歴史のすべての世界強国を網羅しているわけではありません。昔から神の民に関係の深い世界強国に焦点を当てています。
王が見た夢の像は、バビロン、メディア・ペルシャ、ギリシャ、ローマとそれに続く米国、そして、それにとって代わる北の王の王国です。今回はこの北の王の王国について考察してみたいと思います。王が見た夢の像は、金の頭から体の下に下がるに従って、銀、銅、鉄となり、そして、足とその指の部分が一部は鉄、一部は粘土になります。(ダニエル
2:32,33)
ネブカドネザルはバビロンを初めとする世界強国が終わりまでどのように移り変わるかを示す像の夢を見ました―足の部分は鉄と粘土でできていました―それは何を意味するでしょうか
三番目の鉄の王国は、すべてのものを粉砕する鉄のようにすべてを打ち砕いて粉砕します。(ダニエル2:40)これは、ローマとその後継国であるアメリカ合衆国の特徴を表しています。
ローマ帝国は、自らに反逆したユダヤを二度攻撃して、二度目の攻撃の時には、過ぎ越しの祭りのためエルサレムに集まっていたユダヤの全土のユダヤ人110万人を殺したということを歴史家ヨセフスは証言しています。まさに、「粉砕」しました。
また、今日、アメリカは世界第一の軍事大国であり、他のすべての王国に勝っています。アメリカは、多くの戦争で勝利を得たか、引き分けであっても敵対する諸国家に大きな人的、物的被害をもたらしています。まさに、すべてのものを「粉砕して」います。
そして、その鉄の国アメリカはダニエル書によると、南の王です。そして、南の王は三度の戦いを経て、北の王に移り変わります。北の王の王国は、足の指が一部は鉄、一部は成形した粘土でできています。それで、「分かたれたものとなります。」(ダニエル2:41)
鉄が粘土と混ざりあうように、その鉄の部分も「人の子らと混ざり合うことになります。」しかし、「それとこれとが堅く付くことは」ありません。(ダニエル2:43)これは、何を意味するのでしょうか。
聖書は、「鉄は他のすべての物を打ち砕いたりひき砕いたりします」と述べ、鉄の特徴が他を破壊するという特徴があると述べています。(ダニエル2:40)このことと調和して、聖書は北の王が自らの影響の及ぶ富んだ地域を攻撃することを預言しています。そして、北の王は、強奪物により物質的に豊かになります。(ダニエル11:24)
また、北の王を表すと考えられる他の預言は、北の王が「南」だけでなく、「日の出」と「飾りとなる所」に向かうことになっています。(ダニエル8:9)ですから、北の王は、世界各地を軍事的に攻撃するようです。
北の王には、鉄のように強い部分があることを啓示の書も述べています。啓示13章に、北の王を表す「別の野獣」が登場します。この野獣は、「野獣のために像を作るように」と地に住む者たちに言います。(啓示13:14)
そして、その野獣、つまり北の王は、「野獣をどうしても崇拝しない者たちをみな殺させるように」します。(啓示13:15)また、「すべての人」を「強制して、その右手や額に印を受けさせ、また、その印、つまり野獣の名もしくはその名の数字を持つ者以外にはだれも売り買いできないように」します。(啓示13:16,17)
ですから、北の王は偶像崇拝を強制して、そうしない者を殺すと述べられています。北の王は強権を奮います。(ダニエル11:37) 今日、世界にもそのように政治指導者や政府に対して絶対的な服従を求める国家も存在します。そうした国家は、市民が絶対服従を示さないならば、処刑して殺したり、強制収容所に入れたりします。そうした国家はある意味、鉄のような部分を持っていると言えます。
そして、ダニエル書の中にも、北の王が自分に対する崇拝を推進する一方、エホバ神に対しても、敬意を払うことが記されています。(ダニエル11:38)今日、民主主義の国家が存在します。聖書は粘土のように「変容」すると述べています。(ダニエル2:42。ヨブ38:14)ですから、それらの国家はある程度、「もろい」、言い換えれば、国民の意見に柔軟に対応します。(ダニエル2:42)
また、啓示の書も北の王が人間的な部分があることを示唆しています。北の王を表すと考えられるその「野獣の数字」は、「人間の数字」であり、「六百六十六」であると啓示の書は述べています。(啓示13:18)
聖書は全部が揃っている場合に、七という数字を使う場合が多いです。ですから、六というのは不完全であることを示しています。ですから、北の王が不完全でもろい人間的な部分があることをこのことは示唆しているのでしょう。
ダニエル書の像の北の王を表す足の指の部分が粘土であること、また、啓示の書の北の王の数字が人間であるということは、そうしたある程度変化可能な民主主義的な部分が北の王の政府に含まれることをおそらく意味しているのでしょう。
それで、北の王の中で、エホバ神に対して敬意を払う部分は、ある程度、自らに対する偶像崇拝を求める点で、柔軟性があることを意味しているかもしれません。このことは、北の王が自らに対する偶像崇拝を求めて、そうしない者たちに売買を禁じたとしても、そこに何らかの抜け穴が存在することを示唆しているのかもしれません。
または、啓示の書は、「野獣の数字を計算しなさい」と勧めています。(啓示13:18)「費用を計算する」とは、それができるかどうか結果を考えることを意味しています。(ルカ14:28)それで、このことは、野獣に偶像崇拝を捧げて売り買いをするのと、野獣に偶像崇拝を捧げることを拒否する結果のメリット、デメリットを比較考慮することを意味しているかもしれません。
北の王の立てた国際組織に属するならば、売買ができても、大患難で戦うことを強制されて罪を犯したり、命を失う結果になる可能性が高いでしょう。また、エホバ神の是認を得られず永遠の命を得ることができません。(啓示14:9-11)しかし、偶像崇拝を拒否しても農業をするならば必要な食糧は自給できるでしょう。
昔、メディア・ペルシャ帝国の政府は、政府の要人に、メディア人とペルシャ人がいました。ですから、メディア・ペルシャ帝国は、二つの角を持つ雄羊で表されていました。(ダニエル8:3,20) そして、啓示13章にも、北の王は、二つの角を持っていると述べられています。(啓示13:11)
そして、ダニエル書の足の部分は、粘土と鉄の部分が互いに和合することはありません。北の王国は「分かたれた」ものとなります。(ダニエル2:41)このことは、おそらく北の王の政治体制に二つの異なった特徴を持つ部分があることを意味しているのでしょう。
しかしながら、メディア・ペルシャ帝国は、もともとふたつの王国だったものがひとつの国家になりました。ですから、北の王にしても、ふたつの王国が連携して、ひとつの国家を形成し、北の王がふたつの異なった特徴を持つ勢力で構成されるようになる可能性も除外できません。
北の王はひょっとするとふたつの異なる特徴を持つ国家で構成されるか、あるいは国内で主義の異なる二つの政党あるいはグループで構成されるかもしれません。この理解が聖書の他の部分と調和しているかどうか調べていきたいと思います。
He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel
Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......
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