啓示8・9章-七人のみ使いが第一から第六のラッパを吹く(9)太陽と月と星の三分の一が強打される

正しいか間違っているかは別として、私は最善を尽くしましたが、これらは私の意見を表明しているだけです。

 第四のみ使いがラッパを吹くと、太陽と月と星の三分の一が「強打され」、それらが暗くなり、昼がその三分の一にわたって光明を持たなくなりました。そして、夜も同じようになりました。(啓示8:12)今回は、ここの解釈にトライしてみます。

(1)太陽と月と星とは 

 太陽と月と星とは、何を表わしているのでしょうか。聖書の中では、太陽と月と星という場合、文字通りの自然界の太陽と月と星を表わしているだけではありません。とりわけ、預言の中では、象徴表現です。創世記37章では、ヤコブが太陽、ヤコブの妻が月、ヤコブの息子たちが星として表わされています。(創世記37:9) 

太陽と月と星は何を表わしているのでしょうか 

預言的な夢の中でヤコブは太陽彼の妻は月子供たちは星で表されていた

 

 また、エレミヤ書には、「自分たちが愛し,仕え,その後に従って歩み,求め,身をかがめた太陽,月,天の全軍」という記載があります。(エレミヤ8:2)このことから、太陽と月と星は、人々が愛し、仕え、その後に従って歩み、求め、身をかがめる著明で地位のある人々を表わしているのではないかと思います。 

 そして、創世記に記されているヤコブの家族の事例から、太陽は、その中でも中心的な人物、政治指導者や宗教指導者を表わしており、月は、それらの人々の周辺に存在する要人、また、星は太陽のような人々の支持者や追随者たちを表わしているのではないかと思います。 

 例えば、エレミヤ8章では、文脈からは判断できないのですが、「ユダの王たち」が太陽で、「君たち」「祭司たち」「預言者たち」が太陽に協力したり追随したりする月を表わしていて、「エルサレムの住民」が星を表わしているのではないかと思います。(エレミヤ8:1) 

 聖書の中には、太陽や月によって打たれることについては述べられていますが、太陽や月や星自身が他から強打されることについては、記載がありません。しかし、聖書の中で「打つ」とか「打たれる」という語は、災いを被るとか、苦しみや戒めや叱責を与える、あるいは死に至らされることに関連して用いられています。(詩編121:6,7;141:5。箴言19:25。イザヤ27:7;50:6) 

 しかし、ここの場合、「強打され」るという語になっています。「打つ」より、「強打され」る方が度合いが強いはずです。ですから、そうした社会の中心的な人々、著名な人々の多くが災いで打たれること、そしてある場合は命を失う事態になる事を意味するだろうと思います。 

  福音書の中には、イエスが大患難について預言した文脈で、「どこでも死がいのある所,そこには鷲が集まっている」ことが預言されています。(マタイ24:28)ですから、大患難の戦闘で非常に大量の死者が出ることが預言されています。 

 ですから、この啓示8章の太陽と月と星の三分の一が「強打され」るという預言は、そのことと調和して、大患難の戦闘で、地位が高いと低いとにかかわらず非常の多くの死者が出ることを、傍証したものなのではないかと思います。 

太陽と月と星の三分の一が強打されるとは地位が高いと低いとにかかわらず大勢の死者が出ることを預言したものではないか

 

(2)太陽や月や星が暗くなり昼が光明を持たなくなるとは 

 太陽と月と星が暗くなり、昼が光明を持たなくなるとは何を意味しているのでしょうか。イザヤ書には、「苦難の闇」という語があります。(イザヤ5:30)さらに、「苦難と闇,薄暗さ,困難な時,輝きのない暗がり」というフレーズもあります。(イザヤ8:22) 

 ですから、暗くなり闇になることと苦難や困難な時を経験することが結び付けられています イザヤ13章には、「天の星もケシルの星座もその光を放たず,太陽はその出て行くときに実際に暗くなり,月もその光を輝かせない。」という記述があります。(イザヤ13:10)太陽や月や星が輝かず、暗くなることが預言されています。啓示8章の太陽と月と星が暗くなることを理解するためにこの部分が何を意味するか検討してみます。 

  続く節では、神は、「産出的な地にそれ自身の悪を,邪悪な者たちに彼ら自身のとがを必ず帰させ」ます。そして,「せん越な者たちの誇りを実際に絶やし,圧制者のごう慢を卑しめ」、「死すべき人間を精錬された金よりも,地の人をオフィルの金よりもまれなものとし」ます。(イザヤ13:11,12) 

 ですから、太陽や月や星が暗くなるとは、せん越な者たちや圧制者や邪悪な者たちが、その悪の当然の結果を経験し、卑しめられ、命を失うことを意味しています。人間が希少で貴重な金よりもまれなものとなるほど、ある地域では、人口が減少してしまいます。 

 当然、命を失った邪悪な者たちは、誇ったり、民に圧制を加えたりすることができなくなります。その影響を受けた人々も、神の律法に違反する行いを続けることはできなくなります。 

 さらに、ヨエル2章では、「太陽や月」が暗くなり、星も輝かなくなるとは、だれもその下でこらえることができない「大いなる日」である「エホバの日」が到来することを意味しています。(ヨエル2:10,11)エレミヤ4章では、「上なる天」が「暗くなる」とは、「全土は荒れ果てた所となり」、神が全土を「完全に滅ぼし絶やす」ことを意味しています。(エレミヤ4:27,28) 

 総合すると太陽や月や星が暗くなることと、エホバの日が到来して、邪悪な人々や圧制者たちが、苦難や困難の闇を経験し、命を失い、人口が減少し、土地が荒廃することと結びつけられています。 

太陽や月や星が暗くなるとはエホバの日が到来して邪悪な人々が命を失うことを意味している

 

(3)昼が光明を持たなくなるとは 

 昼が光明を持たなくなるとは何を意味するのでしょうか。アモス5章では、エホバが、「昼を夜のように暗く」するとは、「強い者に奪略を襲い来たらせて,防備の施された所にも奪略を臨ませる」ことを意味しています。(アモス5:8,9)さらに、続く節では、「エホバの日は暗闇であって,光ではない。それは暗がりであって,明るさはない。」というフレーズがあります。(アモス5:20) 

 ですから、昼を夜のように暗くするということは、強い者や邪悪な者に安全や繁栄があるという状況を覆し、エホバの日が臨むようにすることを意味しているようです。 

 昼が暗くなるとは、別の意味もあるようです。ミカ3章では、「昼」が不忠実な預言者たちに対して「暗くなる」とは「幻がなくなり」、「闇が来て、占いをすることはできなくなり」、「幻を見る者たちは恥じ入り,占いをする者たちは失望させられ」ることを意味しています。不忠実な預言者たちは、「神からの答え」を得ることができません。(ミカ3:6,7) 

 それで、昼が暗くなるとは、神に不忠実な預言者たちが聖書から神からの明るい希望や啓示を得ることができないことを意味する場合もあります。夜にも月や星がなくなるのですから、全くの暗闇となってしまいます。ですから、神からの明るい希望や啓示を不忠実な預言者たちが全く提示することができなくなります。 

 啓示8章によると、太陽と月と星の三分の一が「強打され」、それらが暗くなり、昼がその三分の一にわたって光明を持たなくなり、夜も同じようになりました。(啓示8:12)この預言が意味することは、人類の非常に大きな地域において、人々が社会的な地位が高いと低いとにかかわらず、大患難で苦難や災いを経験し、命を失い、悪行を続けることができなくなることを意味するでしょう。そして、邪悪なことを続ける人々には、神からの明るい希望や啓示はまったくありません。(4)第四のみ使いがラッパを吹き太陽と月と星の三分の一が強打されるのは特定の出来事を預言しているのか

 第四のみ使いがラッパを吹き太陽と月と星の三分の一が強打されるのは大患難ではなく、それ以前に起きる何らかの特定の出来事を予告しているのでしょうか。正直言って分かりません。

 第五のみ使いがラッパを吹いた後、「一つの災いが過ぎた。」と言われています。(啓示9:12)第六のみ使いがラッパを吹いた後、「大川ユーフラテスのところにつながれている四人のみ使いがほどかれ」ます。(啓示9:14)この時点で大患難はまだ起きていないと考えられます。

 第七のみ使いがラッパをふいた後、「地を破滅させている者たちを破滅にいたらせる定められた時が到来しました」と言われています。(啓示11:18)この言葉は、大患難を示唆しているのではないかと思います。

 では、啓示8章12節で預言されているのは、大患難の前の何らかの特定の国際紛争を予告しているのでしょうか。ここが何らかの特定の国際紛争を予告しているのか、それとも大患難が非常に大きなダメージを与えて、地球人口が大変減少することを予告しているのか、それは分かりません。

 引き続き、啓示の預言の解釈を続けて検討していきます。

 いずれにしても、わたしたちは、流血や偶像崇拝や淫行などの神からの災いを経験する原因となる神の律法違反を避けるのが賢明です。そして、諸国家は剣をもって戦い合い、神のご意志に反する進路をとるのではなく、互いに平和共存を求めるのが賢明です。

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