北のイスラエル十部族王国の王アハブは、バアル神を崇拝していました。彼は、バアルの家にバアルのための祭壇を作り、聖木を作っていました。(列王第一16:31~33) また、アハブ王の妻イゼベルは、エホバの預言者を殺していました。(列王第一18:4,13)妻のイゼベルのしたことを、アハブ王は頭であるにもかかわらず大目に見ていたのですから、そのことについては、アハブにも責任があったと言えるでしょう。
ところが、シリアの王ベン・ハダドがイスラエルを攻めてきた時に、エホバは流血の偶像崇拝者であったアハブを助けられました。冒頭の聖句にあるように、その時、エホバ神は預言者を通して、アハブ王が戦いに勝利を得るよう助けることを予告されました。
それは、アハブがエホバを確かに知るため、また、エホバのみ名が高められるためでした。(列王第一20:13)シリアの王ベン・ハダドの軍勢は大群衆でしたが、アハブに率いられたイスラエルの軍勢は、七千人にすぎませんでした。ですから、人数はアハブの軍勢がずっと劣っていました。しかし、予告どおり、イスラエルはシリア人を打ち倒し、シリア人は逃げていき、イスラエルは彼らを追跡して、大いに殺し、シリア人に勝利を得ました。確かに、エホバはアハブを助けました。
また次にシリア人がイスラエルを攻めて来た時にも、エホバはアハブを助けられました。まことの神の人がアハブにエホバの言葉を伝えました。「シリア人が、『エホバは山の神であって、低地平原の神ではない』と言っているので、わたしはこの大群衆を皆あなたの手に必ず渡す。あなた方は確かに、わたしがエホバであることを知るであろう。」(列王第一20:28)
その時も、イスラエル人の軍勢は、やぎのごく小さな二つの群れのようでしたが、シリア人は、地を満たしている大群衆でした。数の点でイスラエル人は、全く劣っていました。(列王第一20:27)しかし、エホバは、イスラエル人がご自分を知るために、アハブを助けられました。イスラエル人は、一日のうちに徒歩のシリア人十万人を打ち倒しました。
エホバ神は、ご自分の名前つまり評判を非常に大切にしておられます。北のイスラエル十部族王国は、背教していましたが、それでも、諸国民に対してはエホバのみ名を担っていました。そのため、イスラエル十部族王国に起こることは、エホバのみ名つまりエホバの評判に影響しました。エホバは、ご自分のみ名の評判のために、背教したイスラエルの王を助けられました。
エホバ神のなさることは、時として人間の常識を超えており、エホバはご自分のみ名の評判を守るために、偶像崇拝者も、助けて親切にされることがありました。
エホバはご自分のみ名の評判を大切になさるので、私たちも祈る場合、エホバがご自分のみ名の評判を守るために行動してくださるように祈ることができます。エホバは、ご自分の名前の評判を守るために、私たちの祈りを聞き届けてくださるかもしれません。
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創世記39章・愛されなかったヤコブの妻レアの信仰
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Emmanuel
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