魂のピアニスト  フジコ・ヘミング

ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

フジコは日本人の母とロシア系スウェーデン人の父の間にベルリンで生まれます。5歳で日本へ帰国しましたが、戦時中の複雑な環境の中で、父が母国へ戻ったことにより、母、弟との3人での生活がはじまりました。また、その頃よりピアニストの母がピアノの手ほどきを始め、フジコのピアニストへの歩みが始まったのです。しかし、1歳のとき、中耳炎により右耳の聴覚を失ってしまいます。ハンディを持ちながらも、東京音楽学校(現東京芸術大学)に進み、在学中より多数のコンサートで入賞し、実力を発揮していきます。

東京音楽学校卒業後、本格的な音楽家としての活動を始め、オーケストラとの共演も数々と実現していきます。ピアノ留学を志していたフジコは、パスポート申請時に、無国籍であった事実が発覚し、一時は留学を断念します。しかし、日本でピアニストとしての活動をしながら、留学の機会が訪れるのを待ちました。28歳のとき、駐日ドイツ大使の助力により、難民としてベルリン音楽学校への留学を果たし、優秀な成績で卒業し、ヨーロッパ各地で演奏活動を行っていました。音楽生活は豊かでありましたが、物質面では母からのわずかな仕送りと奨学金でかなり苦しい生活が続きました。また、日本でもヨーロッパでも外国人として疎外を受けた生活は精神的には辛いものでした。

ヨーロッパで音楽生活を送る中、世界的指揮者、ブルーノ・マデルナに才能を認められ、彼のソリストとして契約をしました。しかし、“一流の証”となるはずのリサイタル直前に風邪をこじらせ、聴力を失うアクシデントに見舞われました。16歳のときにすでに右耳の聴力を失っていたフジコは、残された左耳の聴力も失ってしまいます。失意の中、ストックホルムに移住し、耳の治療を受けながら、音楽学校の教師の資格を得、ピアノ教師として働きながら療養生活を送ります。(現在、左耳の聴力は約40回復)

1995年、64歳の時に日本に帰国し母校の東京芸術大の旧奏楽堂などでコンサート活動を行っていました。1999年2月にピアニストとしてのフジコのドキュメント番組がNHKで放映され、大反響を起こし、一躍時の人となったのです。

同年に発売されたファーストCDはクラッシック界異例の大ヒットとなり、2001年6月には、ニューヨーク・カーネギーホールでのリサイタルを開き、感動の渦を巻き起こします。その後の、活動は現在に至るまで精力的に続けられています。

フジコさんは小さい時から教会の日曜学校で神様について聞き、青山学院でクリスチャンの教育を受けておられます。フジコさんは「人生で最も大切なのは信仰と祈り、それに愛です。私は波乱万丈の人生の終わりに幸運を勝ち得ましたが、「遅くなってもそれを待て。それは必ず来る。遅れることはない」という聖書の御言葉は、私に訪れたのです。どんな荒波の人生のときでも神の言葉を守り通した人に、神は必ず救いを与えて下さいます。」と語っておられます。

NHKからドキュメンタリーの話がくる少し前に与えらた御言葉がハバクク書2章3節「遅くなってもそれを待て。それは必ず来る。遅れることはない。」。また振り返りこのようにも語っておられました。「…途中、何度も思いました。なんで神様は私をこんな目に遭わせて平気でいるのだろう、と。だけど、そうではなかった。まるで、私の人生は神様にプログラミングされていたかのように感じます。」

波乱万丈の人生を「祈りがあったからやってこれた」とおっしゃっています。音楽家でありながら聴力を失い、最も大きなチャンスを失ったフジコさん。しかし、神様はその後に、想像を超えた、主にある大きな祝福を御言葉と共にフジコさんに与えられました。また、日本で受けている数々の取材の中で、ご自身の人生にはいつも神様が共におられる事を証しておられます。日本で多くの方に感動を与えるフジコさんの音楽を用いて、神様の御名が日本であがめられる事をお祈りいたします。

信仰の励ましを与えてくださるフジコさんは現役81歳です。

フジコさんの演奏「ラ・カンパネラ」

(LVJCCブログ制作チーム:薫)

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