『第二コリント4:8-9の黙想』
「私たちは、四方八方から苦しめられますが、窮することはありません。途方にくれていますが、行きづまることはありません。 迫害されていますが、見捨てられることはありません。倒されますが、滅びません。」(2コリント4:8-9)
『病床は人生最大の学校である』という言葉があります。また、『寒さに震えた者ほど、太陽の暖かさを知る。人生の悩みをくぐった者ほど、生命の尊さを知る』とは、アメリカの詩人ホイットマンの言葉です。
辛い病床生活の背後に神様の摂理があるということは確かですが、だからと言って、その状況を喜んで受け入れるというのは簡単ではありません。重い病気にかかったりすると、人生が暗いものに思われてきて、何かにつけ悲観的になりやすいものです。
人間は、元気で調子がいい時には、何でも自分の力でできるような気がするものですが、病気になると、別人のように弱気になってしまいます。それが人間の正直な姿だと思います。
ところが、絶望と逆境と孤独の中でこそ、人生の真実を見出すことができるというのもまた事実です。それは、私たちの困難のすぐそばに神様がいらっしゃるからです。
イ・チソンという韓国人クリスチャンのお証しをしたいと思います。2000年の7月、彼女は当時、女子大生でした。笑顔の絶えない、子供好きな彼女は、将来は子供に関わる仕事をするのが夢でした。ある日のこと、学校が遅くなった彼女は、妹思いのお兄さんに車で迎えに来てもらうことにしました。ところが、その帰り道、二人が乗った車は、酔っ払い運転の車に追突され、チソンさんは体中に大火傷を負うことになります。
救急車で病院にかつぎ込まれ、すぐに手術を受けた彼女は、火傷の中でも一番重い第三度の火傷、つまり内部の組織が破壊され皮膚が黒く焦げる状態、その第三度の火傷が体の55%に及んでいました。医者は一週間の命と診断しましたが、チソンさんは奇跡的に一命を取り留めます。しかし、指先は焼けただれてしまい、親指を除く8本の指が切断されてしまいます。落胆に泣き叫ぶチソンさんに、医者は、「言い難いが顔の火傷はもっと深刻だ」と伝えます。誰もが彼女の人生は終わりだと思いました。彼女自身も、「神様、私を長生きさせないでください」と泣いて訴えました。
ある夜のこと、病室で付き添って寝ていたお兄さんは、チソンさんが窓ガラスに映った自分を見て泣いているのに気づいて、声をかけると、「お兄ちゃん、どうして私を助けたの?私を殺して」と言いました。彼女は、どうしても、変わり果てた自分を受け入れることができなかったのです。
ほどなくして退院を許されたものの、毎日が苦しみと悲しみの連続でした。外出の際も、小さな子供たちに心ない言葉を投げかけられ、涙を流すこともありました。子供が大好きで、子供のカウンセラーになることを夢見ていた彼女にとって、それはとても残酷な現実でした。
しかしある時、神様は牧師を通して彼女にこう語り掛けられました。「チソン、私がお前をこの世界の真ん中に立たせてあげよう。苦しみ病んだ者たちへの希望のメッセージにしてあげよう。」 彼女は、その言葉を信じ、神様に感謝できることを数えることにしました。
顔は焼けただれたけれども、目には異常がなかったこと、切断するのは指先だけで、腕や足は大丈夫だったことなどを感謝しました。すると彼女は、「神様は、この体に奇跡を見せて、愛をお示しになる理由があるはずだ」という考えに満たされ、思わず神様をほめたたえる賛美を口にしました。
そして事故から5年後の秋、チソンさんはリハビリテーション・カウンセリングを勉強するために、ボストン大学の大学院に入学しました。リハビリテーション・カウンセリングとは、障害者となった人たちの心を癒すことを目的とするものです。チソンさんは、火傷で自分の顔が変わり果てた時の思いがどんなものかを理解できますし、人から興味本位で見られることの辛さも分かります。その心の傷をイエス・キリストの十字架の苦しみによって癒されるという経験を彼女はしました。ですから今度は、チソンさん自身が、心の痛みに耐えている人を理解し、受け入れ、その癒しの手助けをするようになられたのです。
周りの人は、チソンさんの人生は終わりだと言いました。しかし、彼女の本当の人生はそこから始まったのです。神様は約束どおり、チソンさんを、人々を助けるために、この世界の真ん中に立たせられたのです。
人生のほとんどの試練は、成功のための良い機会だというのが聖書の考えです。多くの場合、試練というのは、自分の思い通りにならないことを言います。しかし裏を返せば、明日のことも分からない自分の思い通りではなく、先の先までを見ておられる神様の完璧な計画を見出すチャンスがそこにあるのです。
今日の一言: 試練は成功のための良い機会
鶴田健次
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