信仰と希望と愛

ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

信仰と希望と愛

ストラディヴァリウスというバイオリンの名器があります。バイオリニストであれば誰もが手に入れたいと思う最高の名器です。しかし、最高級のストラディヴァリウスは数億円もする上に、なかなか売り手がないので簡単には手に入りません。

しかし、何としてでもこの最高の名器を手に入れようと、長年、捜し求めていたあるバイオリニストが1700年代の初めに作られた最高級のストラディヴァリウスをあるスイスの大富豪から手に入れることが出来ました。 

それまで手にしてきたバイオリンとは比較にならない美しい音色を出すその最高の名器を手に入れ、彼女は、心から満足し、それ以外の楽器を欲しいとは思わなくなったそうです。このように、最善のものを探し続け、それを見出すためには、最善を求める心が大切だということです。

聖書の中に真珠商人の話が出てきます。この真珠商人は、ついに最高級の真珠を見つけ出しました。つまり、この商人は最高の真珠を見分ける確かな目を持っていたということです。このことは、私たちが人生における最善のものを見分ける心を持つ必要があることを教えています。

では、その最善は、どういう基準で見分けることができるでしょうか。それは私たちに最高の喜びと満足を与え、しかもそれが一時的なものではなく永遠の価値を持つものであるということです。

このことについて、聖書は、「このように、いつまでも存続するものは、信仰と希望と愛と、この三つである。このうちで最も大いなるものは、愛である」と言っています。つまり、聖書は、信仰と希望と愛こそが、永遠に、そして最も価値のあるものだと教えているのです。

この信仰は、人間の永遠の課題である罪の問題を解決します。また、信仰はまだ見ていない事実を見ることができる心の目です。そしてまた、信仰とは絶望の中にさえ光を見出します。こんな凄いものは、この世のどこを捜してもありません。

それから、希望というのは死後の世界に永遠の命を見ることです。この死の問題を抱えている限りは、人は誰も希望を持つことはできません。ですから、永遠の命はこの宇宙に存在する究極の希望だと言えます。

そして、愛は人を生かす最大の力です。愛がなければ人間は生きることができません。愛がなければ人間の心は真っ直ぐに物を見ることができません。愛は、すべての問題解決の鍵です。 これ以上に人間に幸せをもたらすものはありません。神を愛し、隣り人を愛することは、最高の人生を生きるための最大の教えなのです。

ある16歳の少年がある教会に連れて来られました。教会のスタッフであるTさんというカウンセラーがそのC君と一緒に教会の寮に住んで面倒を見ることになりました。Tさんが何を言ってもC君は無言でジロリと睨むだけで、そんな一方通行の生活が何ヶ月も続きました。 

C君は、夜と昼をひっくり返したような生活で、食事のときも、Tさんが食べ終えていなくなった頃に台所にやって来て、自分の部屋に食事を持ち込んで一人で食べるという状態でした。しかも、食べ終わった食器は、汚れたまま部屋に放りっ放しで、片付けようともしません。しかし、それでもTさんは一言も説教めいたことを言わず、C君のすべての行動をそのまま黙って受け入れたそうです。

そして、折に触れて、優しい言葉をかけ続けました。そんな中、ある日のこと、教会の事務所で夜遅くまで仕事をしたTさんが、そろそろ寮に帰ろうと支度していた時、C君がやって来て、コピーを取らせてくれと言いました。 

「コピーをしたいならもっと早く来ればいいのにとTさんは思いましたが、そんな態度はおくびにも出さず、「おお、いいとも」と快く受け入れました。ところが、C君のコピーの取り方が非常に神経質で、15枚のコピーを取るのに二時間かかりました。その間、Tさんは黙って付き合い、二人が寮に帰ったのは夜中の一時過ぎでした。

そのあと、Tさんがおそ風呂に入っていたら、C君が風呂場の戸をトントンと叩き、「きょうは遅くなってすみませんでした。おかげでコピーができました。ありがとうございます」と言ってきたそうです。それは、C君と関わるようになってからTさんが聞いた初めての感謝の言葉でした。

それから一週間後、これまた夜中の二時に、眠っているTさんを起こして、「オレって変わってるか?」と聞いたそうです。「自分で変わってると思うのか?」とTさんが聞くと、C君はいかに自分が破壊的な人間であるかを話し始めました。 

きっかけは、C君がまだ幼い時、おもちゃの中の仕組みを知りたくて、歯でプラモデルを壊したところ、両親から「お前は何でもすぐに壊す」と非常にきつく叱られたことでした。それからは、壁を壊し、親子の関係を壊し、親の言葉どおり、どんどん「何でも壊す」人間になっていったそうです。

話のあと、Tさんは言いました。「いや、君は何も壊してなんかないよ。研究熱心なだけだったんだよ。」 その言葉が決定打となってC君はTさんに心を開き、それからは、まるで赤ちゃんのようにTさんのそばに居たがるようになりました。あるとき、急に、「オレ、勉強したくて仕方なくなった」と言い出しました。それまで全く勉強などしなかった彼が、一変して、勉強大好き人間になったのです。

そんな中、いよいよC君は大きな決断をします。それは、父親との和解です。C君は父親を受け入れられず、Tさんから受けたカウンセリングを通して、自分の問題の根底には父親との関係のこじれがあるということに気付いていました。さすがにためらいがありましたが、C君は勇気を出して父親のところに行き、和解をすることができたのです。

それからの彼は、人の三倍も四倍も勉強し、大学で心理学を学んで、カウンセラーの道を歩むようになりました。キリストの愛は、その人のあるがままを受け入れます。この本物の愛に触れるとき、人は本当の自分を見出し、死んでいたような人間が生き生きとした人生を生きるようになるのです。

人生における最善のものとは、その中に、この信仰と希望と愛が含まれているかどうかによって判断されなければならないということです。 

今日の一言: 信仰と希望と愛こそが大切

鶴田健次

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