ブック・レビュー 『「セカンドチャンス」は本当にあるのか』未信者の死後の救いをめぐって

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。


畑野 順一
日本フリーメソジスト教団 岸之里キリスト教会 牧師

日本文化に対する宣教の切り込み方への警鐘かもしれない

 「セカンドチャンス」とは、著者も冒頭で述べていますように、「何とも不思議な響きを持つ言葉」です。一般的には希望を与える言葉ですが、副題に「未信者の死後の救いをめぐって」とあり、これが本書の内容を言い表しています。

 近年注目を浴びている「聖書的セカンドチャンス論」に対する肯定的・否定的見解を、読みやすくわかりやすく解説をしています。もちろん中立的な解説というのは存在しません。とくに「聖書的」との冠がつくと、聖書本文に即してどう読まれているのかが何よりも問われるものです。その側面で肯定的展開への反論が整理されて述べられています。

 つまり、肯定的見解を紹介したあと、肯定的見解を否定する見解が述べられ、最後に「セカンドチャンス論」そのものを否定する聖書的見解を主張されています。オーソドックスな展開ですが、それが本書の中心になっていて、読者にとって理解しやすいものを目指しています。

 それだけに、第四章の「否定する聖書的根拠」の段落の展開は著者のとくに主張したいところでもあり、肯定論への最大の反論であろうかと思われます。引用聖句も多く、わかりやすく述べられており、心情的妥協的肯定論者(これが一番やっかいな存在)へのブックレットならではの平易さと優しさが感じられました。

 日本宣教の土着化を目指す領域からの「肯定論」が、聖書本文の読み方をリードすべきものではなく、またご都合が優先される聖書的見解も許されるべきではないとの主張は明瞭です。その意味では、日本文化に対する宣教の切り込み方への警鐘であるかもしれません。

 参考引用にあった柳田国男(民俗学者)は農漁民の困窮する生活を改善するために官職を捨てて日本人の信仰生活を探求した人物です。立場はまったく異なりますが、日本文化・伝承への切り込み方には一考を要します。

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Emmanuel

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