藤掛 明
聖学院大学大学院准教授
日本のプロテスタント教会では、この十~二十年、新しい動きがあると私は考えています。説教塾など実践神学の興隆、ヘンリ・ナウエンやジェームズ・フーストンらの人気、牧会ジャーナル誌の定着、そして最近でもニュータイプ雑誌ミニストリーの創刊、対話を重んじる牧会塾の登場などがそうです。
ほかに信仰の一二ステップの活動もそうですし、キリスト教カウンセリングセンターなどのカウンセリング講座の充実ぶりもこれに加えることができるでしょう。これらのどの活動にも、自分の弱さを真に知り、それを受け入れ、先入観や慣習を見直し、本来の信仰の歩みを取り戻そうとする視点が共通しているように思います。
本書の著者である丸屋真也先生も、臨床心理学の立場から、こうした動きを牽引しているお一人だと勝手ながら私は考えています。本書を一読して感じることは、わが国で実際に信仰者の心理相談をされている先生ならではの実感が反映されていることです。そのために、多くの信仰者が直面するであろう具体的なトピックスが見事に取り上げられています。
内容の順を追うと、第一章、第二章では、現状(健全でない信仰)の理解を扱い、第三章、第四章では、健全な信仰のあり方について扱っています。また、第五章では、健全な信仰の霊的習慣を身につけ、霊的ライフスタイルを確立するよう提唱し、最後の第六章では、信仰の成長の段階モデルを提示しています。一般に心理臨床では、種々の問題を、目先の言動だけにとらわれず、その背後にある人生や生活全体の適応のあり方にまで広く重ねて受けとめ、対応していきます。
丸屋先生は、クリスチャンは何か失敗したりすると悔い改めはするが、その問題や失敗から学んだことを次に活かせず、成長につなげないという指摘を何度か繰り返しています。この心理臨床家らしい視点こそが、本書の底流にある最大の問題意識であり、魅力であると感じながら読了しました。
He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel
Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......
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