書評 問題の核心に読み手を先導し、 神の御心という高嶺に案内する

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。

『喜びの満ちるために―愛の人ヨハネの記した手紙』
遠藤嘉信 著
四六判 1,500円+税
いのちのことば社

日本同盟基督教団 和泉福音教会 牧師 青木義紀

旧約の専門家による新約聖書からの説教! その福音理解は深く正確で、神の心が伝わってくるいのちの躍動に満ちています。それは、聖書の書き手たちが持っていた旧約的な背景を、説教者自身も持ち合わせているからこそ、著者たちの訴えたいことが手に取るようにわかるのではないかと思います。そういう聖書記者と説教者の心のつながりが、神の心を伝える躍動感を生み出していると思うのです。
著者は、神学校で聖書釈義を教えていた専門家ですから、おそらく説教も聖書の原語にさかのぼった字句に関する説明が主体だろうと、身構えて本書を手に取ると、早々にこの緊張は崩されます。むしろ、そういった釈義や解釈といった説教の「下準備」は、すべて調理場である牧師室においてきて、説教壇というテーブルには、できあがった料理だけが並ぶのです。そこでは、私たちが日頃考えること、身近に感じていること、具体的な課題や問題が取り上げられます。「ああ、この説教者は自分の葛藤をわかってくれている」と、そんな気持ちにさせてくれます。しかしそこから、私たちの歩調に合わせて問題の核心に読み手を先導し、さらには神の御心という高嶺へと私たちを一歩一歩案内してくれるのです。
それはまさに、主イエス・キリストご自身の歩みにも似ています。私たちのためにこの地上に降ってきて、私たちと同じ目線に立って地上を歩まれ、そして私たちを天へと引き上げてくださる、あの救い主の私たちに対するアプローチです。
また説教の中には、きわめて具体的な課題が取り上げられ、それに対する信仰者としてのあり方・考え方が提示されます。しかもそれが、単なる対症療法的な答えではなくて、キリスト者としての世界観や生き方をトータルに踏まえた視点から、具体的な問題へと切り込んでいくのです。説教によって、私たちの生き方が変えられ、考え方が整えられる、そんな聖霊の取り扱いを受ける温かな一書です。その温かさが、装丁に使われた太陽のようなオレンジ色から伝わってくるようです。

The Cross Pendant

He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel

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