イエスはユダが自分を裏切ることを知っていながら、なぜ彼を選んだのですか?

私たちは聖書を唯一の土台とする、プロテスタントのキリスト教福音団体です。

#38. イエスはユダが自分を裏切ると知っていながら、なぜ彼を選んだのですか。

Q. 質問

ある本の中で、主人公が「ユダの裏切りをイエスは知っていたのに、なぜ行かせたのか疑問に思っていた」というセリフがありました。ユダの裏切りの話は、とても有名ですがイエスの真意についてはあまり書かれていません。イエスはユダが自分を裏切ると知っていながら、なぜ彼を選んだのですか。

A. 回答

これは、とても難しい質問です。どうしてかというと、ユダについて「全てを知ることは不可能」だからです。聖書には、全部のことが書かれているわけではないのです。

しかし、書かれている情報から、ある程度のことは分かってきます。そこで、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、このことを考えてください。「神の予知と人間の自由意思」という問題です。

神は、ユダの裏切りを予知しておられました。なぜかというと、神は全知全能のお方だからです。と同時に、ユダが自分で裏切りの道を選択したというのも事実です。つまり、神が予知しておられたからといって、ユダの「責任」が軽くなるわけではないのです。

これは、多くの方々には受け入れ難い教えだと思います。その理由は、時間という概念の複雑さにあります。

神が見ている時間の概念と、人間が見ている時間の概念は、微妙に異なります。人間にとって、時間は「直線的」概念です。ですから、過去のことは後ろにあり、未来のことは前にあります。それに対して、神は時間を超越したお方です。つまり、歴史の中で起こる全ての出来事は、神から見て「等距離」にあるということです。時間とは、神によって造られた概念、被造の世界に付随した概念なのです。ですから、ユダは自分の責任で裏切りを選んだとも言えるし、神はそれを予知しておられたとも言えるのです。

2番目に、「イエスの愛」と「ユダの選択」を対比させてください。

イエスは、聖書を読むと、繰り返しユダに「悔い改めの機会」を提供しておられます。ユダは最後まで、それを拒み続けています。あの最後の晩餐の席で、イエスはユダにしか分からない方法で警告を発しています。イエスが語られた「あなたがしようとしていることを、今すぐしなさい」ということばも、ユダにしか分からない警告のことばです。

そして3番目に、「イエスの死」と「ユダの裏切り」の関係について考えてください。

「ユダが裏切らなかったら、イエスは十字架にかかっていないのだから、ユダはかわいそうだ」という言い方をする人もいますが、そうではありません。たとえユダが裏切らなかったとしても、イエスは十字架にかかって死んでいました。その場合、イエスはローマの官憲によって逮捕され、十字架につけられていたでしょう。イエスの死は、自発的な死であり、贖罪の死なのです。

イスカリオテのユダに関する事実をまとめると、以下のようになります。

神は、ユダがイエスを裏切ることを予知しておられた。ユダは、自分の意志でイエスを裏切ることを選んだ。ユダはイエスから愛され、悔い改めの機会を与えられていたけれども、最後まで悔い改めようとはしなかった。ユダの裏切りがなくても、イエスは贖罪の死を遂げていた。

私たちにとって重要なのは、イエスは命を捨てるほどに私たちを愛してくださったという事実です。

参考になる聖句

「彼がパン切れを受けると、そのとき、サタンが彼に入った。そこで、イエスは彼に言われた。『あなたがしようとしていることを、今すぐしなさい。』席に着いている者で、イエスが何のためにユダにそう言われたのか知っている者は、だれもなかった」(ヨハネの福音書13:27〜28)

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