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けっこうフツーです 筋ジスのボクが見た景色 第7回 自立生活とキリスト教

黒田良孝(くろだ・よしたか)1974年福井県生まれ。千葉県在住。幼少の頃に筋ジストロフィー症の診断を受ける。国際基督教大学卒。障害当事者として、大学などで講演活動や執筆活動を行っている。千葉市で開催された障害者と健常者が共に歩く「車いすウォーク」の発案者でもある。大学を卒業して社会に出るときに経験した困難と挫折は、いくつかの出会いに導かれて希望へと変わりました。自立生活センターの活動に参加することで一定の方向性が決まり、精神的にも安定したのです。*「自立生活運動」と「自立生活センター」について説明します。米国で始まった「自立生活運動」は、障害者を「一方的にサービスを受ける存在」ではなく「サービスを主体的に自らの意志で選択する消費者」と定義することで、障害者の発言権を強める役割を担いました。さ

日常の「神学」 今さら聞けないあのこと、このこと 第15回 デボーション

岡村 直樹横須賀市出身。高校卒業後、米国に留学。トリニティー神学校を卒業し、クレアモント神学大学院で博士号(Ph.D.)を取得。2006年に帰国。現在、東京基督教大学大学院教授、日本福音主義神学会東部部会理事、hi-b-a責任役員、日本同盟基督教団牧師。 教会で時々、「デボーション」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。英語の辞書には、「献身的愛情」「宗教的情熱」「個人の勤行」「祈り」などとありますが、クリスチャンの間では、朝起きてすぐや、寝る前に聖書を開き、祈り、時には賛美する、ひとりだけの時間を指す言葉として用いられることが一般的です。聖書の中にも、さまざまな「デボーション」の場面が登場します。特にイエス様は、ことあるごとに「デボーション」を行っておられました。「さて、イエスは朝

特集 戦争を語り継ぐ “二つの日々” を歩んだ生涯 ~追悼・渡辺信夫氏~

今年三月。東京告白教会の牧師を務め、生涯を通して自身と教会の「戦争責任」を見つめ続けた渡辺信夫氏が、九十六歳で亡くなった。一九二三年に大阪のクリスチャン家庭で生まれた渡辺氏は、学徒出陣で出征し、当時の若者として「戦争で死ぬための日々」を送った。しかし敗戦を境に、人生を「平和のために生きる日々」へと一変させる。戦場での九死に一生を得る体験を通して、「戦争に抗し得なかったそれまでの生き方を恥ずかしく感じ、……平和を造り出す者として、戦争否定に徹して生きよう」と、決意するのである。渡辺氏の生涯を表す〝二つの日々〟は、著書『戦争で死ぬための日々と、平和のために生きる日々』(いのちのことば社、二〇一一年)に詳しい。自身の「戦争責任」を問う中で見えてきた教会の責任、キリスト者の生き方等について、深い洞察

第9回 この本のココが良かった ~愛読者の声~

『寄り添いの小みち 日ごとの黙想録』堀肇さんの本は心についてとてもわかりやすいです。読んでもすぐ忘れますが、すっと頭に入ってきます。いつも机の上に置いておいて読みたいと思います。【70代・女性】心の悩み、魂に向き合える一冊堀 肇 著B6判 160頁 本体1,300円+税 『神を知る365日 for Guys』神様と出会って20年ほどですが、毎日新しく神様の愛の深さ、広さ、高さを教えていただいています。おばさんでもわかりやすい、毎日のみことばの本、神さまと出会う本としてよみやすく、息子にも友だちにもプレゼントしています。【50代・女性】 中学生以上対象のやさしい聖書日課キャロリン・ラーセン 著B6変型判 392頁 本体1,500円+税書籍のご感想をぜひお寄せください専用ハガキから 書籍に愛読者

書評Books みことばと経験と伝統の融合

みことばと経験と伝統の融合関西聖書神学校校長 鎌野直人『コリント人への手紙第一に聴くⅠ 教会の一致と聖さ』袴田康裕 著B6判 2,000円+税いのちのことば社『聖書 新改訳2017』による新約聖書全体の講解説教集の出版を、と始まった「シリーズ・新約聖書に聴く」の第三弾として出版された本書は、神戸改革派神学校の教授であり、日本キリスト改革派園田教会でも牧師をしておられた袴田康裕氏によるものである。コリント人への手紙第一の一章から六章までの説教二十六編が収められており、『コリント人への手紙第一に聴く』は全三巻となる予定であると聞いている。本書に収められている説教は二〇〇八年に実際に語られたものであり、氏の改革派教会の牧師としての姿勢が透けて見えてくる。氏の説教の特徴をいくつか挙げておこう。まず、

けっこうフツーです 筋ジスのボクが見た景色

けっこうフツーです 筋ジスのボクが見た景色黒田良孝(くろだ・よしたか)1974年福井県生まれ。千葉県在住。幼少の頃に筋ジストロフィー症の診断を受ける。国際基督教大学卒。障害当事者として、大学などで講演活動や執筆活動を行っている。千葉市で開催された障害者と健常者が共に歩く「車いすウォーク」の発案者でもある。第8回 試練続きの二十代念願の自由を手に入れた自立生活でしたが、「二十歳までの命」の限界を超えた二十代は、試練の連続でもありました。自立生活二年目には心臓の機能が悪化しました。筋ジストロフィーの症状は全身の筋肉に及ぶので、筋肉の塊である心臓への影響は避けられません。筋ジストロフィーという病の主な死因は未だに呼吸不全です。人工呼吸器の開発により、呼吸機能は代替できるようになりましたが、心臓につ

書評Books 疑い抜いたから出会えた神

あおぞら書房代表 御立英史『グレイスノート 366日』フィリップ・ヤンシー 著山下章子 訳A5判・定価3,630円(税込)いのちのことば社日本でもファンが多いフィリップ・ヤンシー。長い作家生活で紡ぎ出した膨大な文章から、自身の編集眼でエッセンスを抽出した本書は読み応え満点だ。ヤンシーが育った米国南部のファンダメンタルな教会は、礼拝に黒人が入り込むのを避けるために執事が見張るような教会だった。「人種差別主義、共産主義の黙示的恐怖、米国第一の愛国主義」が教えられ、疑問をもつことは許されず、教えから踏み出た者は罰を受けた。そんな教えにつまずいたヤンシーが健全な疑問をもったきっかけはC・S・ルイスの著作との出会いだった。ルイスは「無神論者で、信仰に疑念をもっていた」が、格闘の末に「想像していた神とは

書評Books 罪の赦しあるところに命がある

神戸ルーテル神学校教授 橋本昭夫 『罪の赦しについて』カール・オルーフ・ロセニウス 著レア・ルッカ 訳A5判・定価660円(税込)いのちのことば社『罪の赦しについて』という書名は地味に響く。「罪の赦し」を言わないクリスチャンはいないであろう。しかしいつしか「旧聞」扱いになってはいないか。目を引く多くのタイトルの中、キリスト教を唯一の福音とするのは何かを不断に問うことを忘れてはなるまい。なぜなら「罪の赦しのあるところに命があるから」だ(ルター)。 本書は、十九世紀半ば、スウェーデンで信仰覚醒の指導者のひとりであったカール・オルーフ・ロセニウスの手による「短編」の翻訳である。「罪の赦しを得ていなければ」、たとえ何であっても「キリスト者ではありません」とロセニウスは言う。ルターの語っていることに重

特集 心に刻む聖書 聖書は毎日読むべき?

特集 心に刻む聖書一年の始まりに「今年こそ聖書に親しもう!」と決意するも、どう取り組めばいいのか、ひとりで読んでもわからない、という方々に、聖書に親しむ助けとなる本をご紹介します。新しい一年、聖書とともに歩んでみませんか?聖書は毎日読むべき? 日本基督教団牧師  鈴木崇巨聖書は、なんて長い読み物なのでしょうか。毎日一章ずつ読んでも、全部で千百八十九章ありますから、全部を読みきるために三年二か月もかかります。それほど月日が経つと、最初に読んだところに何が書いてあったかを忘れてしまいます。それで、私は旧約聖書の「歴史書五章」「文学書五章」「預言書五章」、新約聖書の「福音書二章」「使徒書二章」計二十二章を毎日読むようになりました。毎日二時間以上かかります。ことわっておきますが、私は一つの教会の牧師

第11回 この本のココが良かった ~愛読者の声~

『「聖書は初めて」という人のための本』大切な人に聖書をプレゼントし、初めての人のための入門書として牧師先生に紹介いただいたのが本書でした。必要なことが簡潔に書かれていてよかったです。聖霊の助けを求めつつ、牧者であり、人生を導いてくださるイエスさまに出会えますようにと祈り続けたいと思います。大切な人とは89歳の父です。【50代・女性】ファースト・ステップシリーズ内田和彦 著B6変型判 96頁 本体500円+税『コリント人への手紙第一に聴くⅢ 聖霊の賜物とイエスの復活』講解説教シリーズなので、一つ一つのみことばが分かりやすく講解されており、大変益となり、良かったと思います。シリーズのⅠとⅡも読了しましたが、パウロの主イエスへの愛に打たれました。【60代・男性】 使徒であり牧会者であるパウロから学

野の草を見つめながら 第6回 梅雨の晴れ間

フォトグラファー 市川五月6月といえば、日本は梅雨の季節。海外では、「ジューンブライド(6月の花嫁)」という言葉があるくらい、結婚式にふさわしい良い日和なのだそうです。日本でいえば、5月くらいの気候なのでしょう。私は結婚式の撮影もよくしているのですが、日本は梅雨とはいえど、やはり人気の月です。*      *      *今月の表紙は、これを表紙に選ぶのはどうだろうと思っていました。というのも、表紙にしてはちょっと寂しいような気がしたのですが、連載としてこれまで見てくださっている方には、これはどんなストーリーがあったのかな? と楽しみに見てもらえればいいなと思い、選びました。この写真にも、確かに神さまからのメッセージがあったのでご紹介します。*      *      *それは梅雨の晴れ間で

書評Books 希望の歩み

和泉保育園 園長/キリスト教保育連盟 理事長 片山知子 『語り継ぐクリスチャン実話あの日、ぼくらは 天の家、独立学園、杉原千畝篇』結城絵美子 文みなみななみ 絵・漫画A5判・定価1,430円(税込)フォレストブックスいま、私たちはCOVID-19のパンデミックの世界を不安の中で過ごしています。幼い子どもたちのいのちを守る責任を求められながら、度々心を弱められる思いを経験したこのコロナ禍です。当たり前だと思ったことが当たり前ではない状況として突き付けられる経験に、なぜ? どうして?と自分が納得したい回答を求めるだけの自分自身に戸惑い、それをなかなか拭うことができませんでした。そこに届いたのが『語り継ぐクリスチャン実話 あの日、ぼくらは』です。挿絵付の物語と漫画で描かれた三つの物語。私は漫画嫌い

書評Books 私から始まる信仰ではなく、神から始まる信仰へのパラダイムシフト

上野の森キリスト教会 牧師 重田稔仁『信じても苦しい人へ 神から始まる「新しい自分」』中村 穣 著四六判・定価1,540円(税込)いのちのことば社「現代の信仰の問題の一つは、“神を感じないと信仰がない”と判断してしまうことだと感じています」(本文三頁)との著者中村穣さんの率直な意見に、私たちは共感できるか。大多数のクリスチャンは、彼の告白を我がものとして受け止めるのではないか。なぜなら、私たちは著者の指摘にあるように、極端に形而下の世俗的な文化の影響下で、信仰の先達から継承した信仰の本質と内実を見失って、信仰することで傷つき呻いているからだ(七四~七五、一一三頁)。著者によれば私たちを傷つける“信仰”とは、それは“私”が理解し、私にとって価値あることを真理として信じる“私から始まる信仰”を指

けっこうフツーです―筋ジスのボクが見た景色 第2回 ステレオタイプは越えられる?

黒田良孝(くろだ・よしたか)1974年福井県生まれ。千葉県在住。幼少の頃に筋ジストロフィー症の診断を受ける。国際基督教大学卒。障害当事者として、大学などで講演活動や執筆活動を行っている。千葉市で開催された障害者と健常者が共に歩く「車いすウォーク」の発案者でもある。私は四十五歳の筋ジストロフィー症患者で、ほぼ寝たきりの生活を送っています。皆さんは筋ジストロフィー症(以下、筋ジス)という病気をご存じでしょうか? この病気は三十年ほど昔は「二十歳までの命」というセンセーショナルな触れ込みでドラマなどの題材になり、世間の注目を集めることもありました。小学校まで普通に暮らしていた子どもが突然難病に冒され、家族が医師から「現在の医療では根本的な治療法はなく、病気の進行を止めることもできない。二十歳を越え

新連載 本ソムリエが惚れた1冊 書店員に聞いてみました!

『思いがけないところにおられる神』フィリップ・ヤンシー著 齋藤登志子訳B6判 224頁 1,500円+税今月のソムリエCLCお茶の水店 内藤 優祐さん何一つ疑わずただただ神を信じる…といった信仰に、疑いの多い者ほど憧れるのではないだろうか。実際に私はそうであったし、中年にさしかかった今でも「幼子のような信仰」という言葉を眩しく感じる。しかし本書の著者フィリップ・ヤンシーは、とかく疑いを持つことが好ましくないと考えられがちなキリスト教において堂々と根本的な疑問を提示するジャーナリストだ。「神は本当にいるのか」「祈りは聞かれるのか」などの、誰もが心の中で疑問に思いつつも、きっと解決することがないだろうと諦めている疑問に対して、彼は多くの著書の中で正面から向き合ってきた。しかし、そこで抽象的な説明

320 時代を見る眼 東日本大震災から10年を経て〈2〉迷いの森を歩みながら

ミッション東北・郡山キリスト福音教会 牧師 木田惠嗣2月13日午後11時8分に、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震が起きました。東日本大震災から10年を経てやって来た余震に、当時の記憶が生々しくよみがえりました。この10年を振り返るとき、迷いの森に踏み込み、出口の見えない森の中をひたすら歩き続けてきたように感じます。*      *      *福島では、地震、津波に加えて東京電力福島第一原発の事故が起き、事故による放射能汚染は、浪江町の請戸川沿いに北西に広がり、内陸部の中通り地方に及びました。「ふくしまHOPEプロジェクト」という子ども保養の活動に関わりながら、見えない放射能を見える化するため、食品放射能計測、空間線量測定を始めました。放射性ヨウ素による初期被ばくをした子どもたちの甲状

野の草を見つめながら 第5回 道ばたのハルジオン

フォトグラファー 市川五月今月の表紙の花は、きっと日本人なら誰もが目にしたことのある花だと思います。そう、ハルジオン(春紫苑)です。ハルジオンは、秋に咲くキク科のシオン(紫苑)に見立て、春に咲くということから、ハルジオン(春紫苑)と名づけられたそうです。5?8月に咲く花で、一部の地域では「貧乏草」と呼ばれており、花を折ったり、摘んだりすると貧乏になってしまうと言われているそう。なぜって感じですが。貧乏草の由来は「どんな貧乏な家の庭にも生える」「手入れをされた庭には生えず、手入れの行き届かない貧乏な家の周囲に生える」などの説があるそうです。つまりそのくらい生命力も強く、そのようなところから、雑草として扱われてしまったのではないかと思います。私は5月の気候が大好きでよく散歩をするのですが、ハルジ

書評 言葉と心のキャッチボール

日本基督教団・更生教会 牧師  山口紀子『真実の自分と向き合う 100の寸言 50のおしゃべりレシピ』藤掛 明 著B6判 1,200円+税いのちのことば社本書は、気づきへのきっかけを与えてくれる本です。教えるのではなく、気づかせてくれる。それは臨床心理士である著者のスタンスそのものなのでしょう。第一部「100の寸言」は、著者の人気ブログ「おふぃす・ふじかけ」の記事から生まれました。開設七年目にして改めて読み直し、印象的だった四百余からさらに百に絞り込んだ選りすぐりです。たとえば「4 中間の世界」(一二頁)。「私たちは、もっと中間を大切にしなくてはならない。社会が100点か0点かに振り分け、中間を排除しつつあるからこそ、この中間を意識し、保持していく必要がある。そのためには中間の成功を積極的に

295 時代を見る眼 発達障害を知る [1] 発達障害バブル ―過剰診断VS過小診断―

臨床心理士・公認心理師 森 マミ昨今「発達障害」はテレビでも頻繁に取り上げられ、出版物の刊行も後を絶ちません。発達障害の人はそんなに増えたのでしょうか。増えてはいないという方の多くは、「昔は発達に凸凹がある子どもを社会が上手く抱えていたが、今は社会が変化したので表面化した」と言います。また、「生きづらさを発達障害という理由によって納得したいと自ら積極的に診断を求める人もいる」ようです。疑いがあるだけで詳細を考慮せず、早急に診断や薬を出す「過剰診断」。疑いがあるにもかかわらず症状や問題を見逃してしまう「過小診断」。「発達障害バブルは、医療業界によって意図的に仕組まれた」と主張する方たちは、この「過剰診断」には反対の立場です。一方、「過小診断」に問題を感じる立場の方は、幼少期あるいは思春期から発

書評Books 慰め、励ましを与える「ことば」の力

淀川キリスト教病院チャプレン 藤井理恵『ことばの花束』森 祐理 著B6判 1,200円+税いのちのことば社ある「ことば」との出会いが人生を豊かにしてくれた―そのような経験を持つ方がおられると思います。『ことばの花束』は、ラジオ番組「モリユリのこころのメロディ」の中で紹介された、数々の心に響く「ことば」を一冊の本にまとめたものです。各章にはユリ、エーデルワイス、マーガレットなど花の名前が付けられ、花言葉によって内容がまとめられているからでしょうか、「ことば」と一緒に綴られた著者森祐理さんの短いエッセイからは、花の香りがほのかに漂ってくるかのようです。祐理さんに出会った人は、その澄んだ優しい声の中に、強く揺るぎない芯があることを感じるでしょう。だからこそ、その歌声は人々に深い安心を与えるのだと思

The Cross Pendant

He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel

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Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......

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