書評Books 希望の歩み

聖書に出てくる用語、クリスチャンが使う用語を説明しています。 ヘブル的視点で解説されていますので、すでにクリスチャン歴が長い方にも新しい発見があるかもしれません。

和泉保育園 園長/キリスト教保育連盟 理事長 片山知子

 

『語り継ぐクリスチャン実話
あの日、ぼくらは 天の家、独立学園、杉原千畝篇』
結城絵美子 文
みなみななみ 絵・漫画
A5判・定価1,430円(税込)
フォレストブックス

いま、私たちはCOVID-19のパンデミックの世界を不安の中で過ごしています。幼い子どもたちのいのちを守る責任を求められながら、度々心を弱められる思いを経験したこのコロナ禍です。当たり前だと思ったことが当たり前ではない状況として突き付けられる経験に、なぜ? どうして?と自分が納得したい回答を求めるだけの自分自身に戸惑い、それをなかなか拭うことができませんでした。
そこに届いたのが『語り継ぐクリスチャン実話 あの日、ぼくらは』です。挿絵付の物語と漫画で描かれた三つの物語。私は漫画嫌いではありません(!)からすぐに読ませていただきました。どの物語も平易な文章と柔らかなタッチの挿絵と漫画という表現で、今を生きる私たちに歴史の出来事を素直に伝えようとする内容でした。

第一話は、混乱と苦悩が日常であった、物質的な豊かさとは程遠い戦後間もない時代、宣教師たちの慈愛に溢れる生活の中で育まれた子どもたちの記憶。大人になってその時代を懐かしみ、親しんだ賛美歌を思い出して口ずさむ、かつての子どもたち。母国と違う気候風土と文化の日本で宣教師たちは、主の呼びかけに応え、“最も小さな者”に手を差し伸ばし、信仰に生きた方々でした。

第二話はキリスト教信仰を守りながら生きることが困難であった時代、信じる生き方を理想の教育活動として成し遂げた実践者である教師と、その家族の物語。安易な感動物語ではない神様の豊かな恵みの御手に支えられて生きる者の証しがありました。そして第三話は、近年その史実が伝えられ多くの方が知ることとなった、日本から遠く離れた欧州でナチスドイツの迫害に追われるユダヤ人を救った領事館員。自分の立場を危うくするかもしれない葛藤の中での決断が、多くの命を救うことになった物語。

小さなこの一冊の中に凝縮されていたのは、信仰に生き、他者のために生きた人々であり、主の前で誠実に生きる者としての証しの姿でした。読み終えて心が熱くなる思いを持たされます。そしてなにより、希望を失わず歩むことの恵みに気づかされ、良い励ましとなりました。

 

The Cross Pendant

He is a cross pendant.
He is engraved with a unique Number.
He will mail it out from Jerusalem.
He will be sent to your Side.
Emmanuel

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