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聖書の世界を地図でめぐる 過去と現在とつなぐ一冊

岡田秀樹日本バプテスト連盟 福生バプテスト・キリスト教会員高校時代の日本史の授業を思い起こした。〝講談日本史〟と呼ばれ、受験科目にない生徒も、この時間に眠る者は一人もいなかった。先生は生徒が歴史に興味を持ち、自ら勉強することを狙って、史実を広い観点から面白おかしく話した。私もまんまとその作戦に乗ってしまい、『日本の歴史』(中央公論社)二十六数巻を読破したのであった。この本も、地理からそのような興味を起こさせ、聖書を読み返す役割を担っているようだ。聖書には、聞き慣れない多くの地名が出てくる。アブラハムから現在までも四千年あり、変遷したりなくなっている地名も多々ある。だが、地名(場所)の背景を深く知ることで、史実をより正確に学ぶことができるのである。私はもっと聖書を肌で知りたいと思い、地図片手に

つい人に話したくなる 聖書考古学 第11回 大工は家を建てない!?

杉本智俊慶應義塾大学文学部教授、新生キリスト教会連合(宗)町田クリスチャン・センター牧師(http:// www.mccjapan.org/)Qイエスは大工でしたが、どんな家を建てたのですか?聖書は、イエスが父親の仕事をついで、大工だったことを記しています。「この人は大工ではありませんか。マリヤの子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではありませんか」(マルコの福音書6・1/マタイの福音書13・55参照)日本で大工というと、「家を建てる職人」ですね。しかし、イスラエルで大工というと、家を建てる人ではありません。先に話したように、イスラエルの家は洞窟だったり、レンガや石を積み上げた家でした。つまり、家を建てる人は「大工」ではなく、「石工」なのです。大工は、木材を使って扉や窓、家具などを作りまし

神様がくれた風景 8 十五夜の月

やまはな のりゆき十五夜とは、新月から数えて15日目の夜のこと。旧暦15日の夜であり、満月です。旧暦の秋は7月から9月までとされ、それぞれ、初秋(7月)中秋(8月)晩秋(9月)と呼ばれました。中でも8月15日の月が最も美しいと言われ、よって「中秋の名月」と称されたのです。旧暦の8月15日は、新暦においては、9月中旬から10月の初旬にあたるそうです。北国北海道では秋の到来は早く、8月のお盆を過ぎれば雲は高くなり、夜にはキリギリスの声と共に秋の空気がスーッと流れ、急に冷え込みます。そんな月夜の記憶を絵にしてみました。7月号にも父のことを書かせていただきましたが、まぁ、彼も“昭和の父”ですから、お酒好きだったわけです。あの頃の父親たちは飲んで帰るのが男の甲斐性と思っていたのか、そう刷り込まれていた

子どもたちに今! 伝えたい「性といのち」の大切さ… 第27回 性欲とセックスレス

永原郁子マナ助産院院長男性の性欲については、いろいろと知られていますが、女性の性欲は、人に尋ねることもできないので、どういったものとして考えられているのか教えてください。女性にも性欲があってよいのでしょうか。聖書の教えのように、婚前交渉はよくないと思います。ただ、性欲をどう考えればいいかも知りたいんです。結婚後にセックスレスに悩んでいる人の話も聞いたことがあり、いろいろと不安になります。それはなにが原因なのでしょうか。よろしくお願いします。(匿名希望)       *    *    * 「性」は神がお創りになったものそもそも「性」は神が人類に与えてくださったもので、創世記1章27節に「神は人をご自身のかたちとして創造された。……男と女とに彼らを創造された」と書かれています。また、それに続く

What’s New 東日本大震災から1年 ――二つの意義ある集会

礒川道夫ライフ・クリエイション ディレクター東日本大震災から1年。スタイルは対称的だが、とても意義ある二つの集会が仙台で開かれた。一つは、「東北・希望の祭典」。セキスイスーパーアリーナでの3日間の集会だ。ゲストがすごい。第一線で活躍するゴスペルシンガーのカーク・フランクリン。彼は六本木のライブハウスを満席にするほどの根強い固定ファンを持っている。小柄だがステージに立つと存在感があり、会衆を巻き込むビッグなアーティストだ。そんな彼が福音をはっきりと全面に出して歌うのだから、これこそ本物のゴスペルである。また、韓流スター元U-KISSのアレクサンダーや、最終日には、5月に東京ドームでコンサートを行うスーパージュニアのチェ・シウォンが登場した。こういったキリスト教色の強い集会に出演するには、自費が

時代を見る目 234 加害者と生きる社会 [3] DV加害者は変われるのか

栗原加代美NPO法人 女性・人権支援センターステップ代表DV加害者更生プログラム ファシリテーター「DV加害者更正プログラム」を始めて3年になる。相談に来るDV被害者の妻たちの半数以上が、抑うつ状態にある。自傷行為をくり返し、自殺を考える人も多い。愛を誓い合い、子どもまでもうけた夫から叩かれ、無視され、「おまえは能なしだ、妻失格だ、母親失格だ、死ね」と怒鳴られ、自分も夫も信じられなくなる。自分が悪いから夫になぐられるのだと自分を責める。夫におびえ、自分の意見が言えなくなり、離婚を決断して逃げる妻も多い。これが夫からDVを振るわれた妻たちの実態である。このような妻たちが、夫に変わってほしい、自分にできることはあるのかと、悲痛な叫びとともに「加害者更生プログラム」に訪れる。そして夫が変わることを

わが家の小さな食卓から愛し合う二人のための結婚講座 第8回 夫婦げんかに名前をつける

大嶋裕香 1973年東京生まれ。宣教団体でキリスト教雑誌の編集、校正を手がける。99年にキリスト者学生会(KGK)主事の夫と結婚後、浦和、神戸、金沢と転々としながら年間100~200名近い学生、卒業生を自宅に迎える。KGKを中心に、夫と共に結婚セミナーで奉仕。その傍ら、自宅でパン教室、料理教室を開き、子どもたちにパン作りを教えている。13歳の娘と10歳の息子の母親。わが家の食卓で結婚前のカップルとしている学びは、結婚前に二回か三回、結婚後一回を目安にしています。その後できれば毎年、または数年に一度はわが家に来ていただき、学びを続けていくことをお勧めしています。結婚後初めての学びでは、夫婦げんかに名前をつけてもらいます。以前、十数組が集った結婚セミナーにおいて、「夫婦げんかに名前をつけて、報告

時代を見る目 241 新しいメディア・リテラシー教育 [1] 犬に教わるメディア・リテラシー

牛山 泉足利工業大学 理事長兼学長単身赴任の4年目を迎えて、東京の連れ合いとの連絡は、無料通話アプリ「スカイプ」を使ったビデオ通話が慣例となった。あるとき、妻が愛娘である愛犬を抱いてカメラの前に座り、私は画面に向かって手を振って、愛犬の名前を呼んだ。数回のトライアル後、反応を示さない愛犬を前に私の期待は裏切られた。「そうか、犬にとって画面の映像は色が動いているだけで、私の声は別の音に聞こえて私だと認識できないのか!」平面の画像を現実の世界のように見て、機械から出てくる音を実際の声のように聞く。これはすべて人の脳のなせる仕業であって、実際に目で見、耳で聞いている出来事(事実)と、頭の中で理解される出来事(認知)は別個の感覚であることをペットは教えてくれた。夏の風物詩の一つNHKの「子ども電話相

ブック・レビュー 手のひらサイズのコンパクトな聖書絵本

三谷和司神木イエス・キリスト教会牧師この本は、旧約聖書、新約聖書の代表的な出来事が、全四十話、コンパクトにまとめられた絵本です。一つひとつのお話が、絵と文の見開き一ページで完結しており、文はひらがなを中心に書かれています。ですから、お子さん一人でも読むことができますし、寝る前に、親が子どもに読み聞かせてあげるのにもいいでしょう。また、教会学校やキリスト教系の幼稚園の先生が、子どもたちに読み聞かせたり、素話をしたりするのにも活用されることでしょう。幼い頃に触れるものは、人生に大きな影響を与えます。この絵本の絵は表情がとても明るく、人を良き者として造られた神の愛が伝わってきます。神を怖い方ではなく、愛の方だとイメージできることはとても重要です。さて、私は、この絵本を読みながら、これは子どもだけで

flower note 6 優しさと初夏の香り

おちあい まちこ今月の表紙はアジサイです。6月生まれの私は、以前は誕生日が来ることを喜ぶことができず、6月に入ると「アジサイが咲くなぁ、誕生日が来るなぁ」とため息をついていました。写真も難しくてなかなかうまく撮れず、好きになれない花でした。近所にモノレールが開通し、アジサイがたくさん咲くことで有名な高幡不動尊へはわずか20分で行けるようになったので、アジサイをちゃんと撮ろうという気持ちになりました。アジサイの時期は早朝から撮影に出かけ、10時には帰宅するのですが、繰り返すうち、心を静めることができる「至福の時」であるとまで思えるようになりました。深い緑の中に静かに咲くアジサイの花。緑の風が吹き渡り、鳥たちの歌声に満ちています。時折聞こえてくる町の物音や匂いもすべてが調和し、それはそれは美し

戦争を知らないあなたへ ◆「戦争の日々」と「非戦の志の日々」

渡辺信夫日本キリスト教会 教師私の長い生涯を短くまとめてみますと、「戦争の日々」と「非戦の志の日々」、この相反する生き方をしていた二つの時期に区分されるように思います。後者は聖書の言葉を引いて「平和ならしむる者であろうとする日々」と言い表すほうが適切でしょう。転換点は一九四五年八月十五日、日本が無条件降伏した日で、私は二十二歳でした。その日までの二十二年の人生は、結果としては死ななかったのですが、戦争で死ぬために生きていました。そして、それ以来の六十六年は平和のために生きました。……人生が二つに区分されると言い切るのはあまりにも単純で、乱暴ですが、作り話や誇張ではありません。その日まで、「自分は戦争で死ぬのだ。戦争で死ぬために自分は生きているのだ」、あるいは「戦争で死ぬ備えとして今日を生きる

キリスト教良書を読む  第9回 No.9『ガリラヤのイェシュー』

工藤信夫医学博士神のことばキリスト者にとって聖書のみことばは、いのちそのものである。キリスト者とは聖書を神のことばと信じる人々のことだからである。それゆえ、その翻訳の重要性は言うまでもなく、その責任たるや重大なものである。しかし、今私たちが手にしている聖書が、主イエスの言われたことばそのものであるか、また御思いを正しく伝えているのか、ということになると、事態はそう単純ではない。古来さまざまな訳があるからである。宗教においては、その教祖が本当にそう言ったのかということが大きな問題となる。昔友人から、浄土真宗の宗祖である親鸞の『歎異抄』は、当時都に流布していた親鸞の教えが本物かどうか、京都の信徒が関東に使いを送り、その真偽のほどを尋ねたところから始まると聞いて、ひどく驚いたことがある(「歎異」と

ブック・レビュー 日本に生涯をささげた家族の物語

赤江弘之日本同盟基督教団 西大寺キリスト教会主任牧師言葉にならない感動に包まれています。だから書評が書けません。これが拙いながら本書の魅力を最大限に表現する私の読後感です。「素晴らしい! ぜひ読んでください」とだれにでも言いたい思いがあふれてきます。著者や主人公を知っている方も、知らない方にもお薦めの本です。クリスチャンであろうとなかろうと関係なく読んでいただきたい本です。よい本に出会いたいと思っている人に最適です。本書の内容は、戦後初期の宣教師夫妻の愛の物語です。けれども、そこらへんにある甘っちょろいラブストーリーなんかではありません。生涯懸けて使命に生き、ビジョンを実現した仕事人間の猛烈な人生ドラマが描かれています。成功者に学ぶためのビジネスマンブックにも匹敵するアイデアがあふれています

ブック・レビュー フクシマの十六人の証言

高橋浩美宇治福音自由教会牧師夫人二〇一一年三月十一日。その日、十六人の人たちが福島県のどこにいたのかが示され、各自の体験がつづられた本書は、牧師や伝道者、牧師夫人として、家族そして教会の方々、またご自分が関わっている人々のために行動されたことを私たちに教えてくれる。大地震・津波・原発事故から二年が経った今、あの時を振り返って語られているのは、私が考えていた以上に混乱していたということ。「放射能のもっとも大きな影響は、人の心をこわしてしまうところにある」そんな現実の中で、神様の助けをいただきながら前を向いて頑張っておられる先生方の働きに、ただただ頭が下がる。そんな中で、家族を避難させるために福島をいったん離れた牧師に対して、つまずいた方がいたという現実。このことが何より私にはつらかった。あの時

ブック・レビュー 人はかならず、やり直せる

安田 眞日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団 川口神召キリスト教会牧師この本は、一章―六章の短い文章で、簡潔に綴られた逆転人生を歩みたいと願う人々の教科書、手引書ともいえる本です。『人はかならず、やり直せる』という著書の最初の印象が強烈に残っているまま、本書を読み始めました。著者や著者のもとを頼ってきた方々のさまざまな体験から、神様に示された逆転人生を歩む秘訣が記されています。人はそれぞれ違うようですが、神様の目から見るならば「あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」と語られた預言者の言葉の真実が伝わってきます。第一章で、著者の人生にも、人生を逆転させるチャンスがあったことが記されています。そのチャンスをしっかりと掴み取ったときに、人生が逆転するのです。それはまた、神様に捕らえられ

見えない戦争 揺れる平和この国は、本当に平和なのか ■マンガで世界の現状を見る!

廣島 尚日本バプテスト連盟宣教部国外伝道室長、花小金井キリスト教会牧師BOOK Review『旅をしながら』四六判 192ページ 1,260円みなみななみ 著マンガというとっつきやすさと、内容のわかりよさによって、ルワンダやカンボジアで起こったこと、エチオピアのたいへんな食糧事情が自然と入ってくる。エチオピアの村の長老が語った「私たちは物乞いではありません。……だから食べ物をくださいということを言いたくない。でもみなさんの技術や道具で助けてもらえませんか」(四一頁)ということばに、支援の考え方が問われる。また、子どもが二十歳になるまで生きてくれることが親たちの夢だという。そんな彼らとともに、「主の祈り」を祈るためにはどうしたらよいのか考えさせられる。「人はなぜ こうも残酷になれるのだろうか」

ブック・レビュー 中東の世界を生きたイエスの人生

石川葉子日本オープン・バイブル教団 墨田聖書教会牧師夫人教会の子ども会では、毎回絵本や紙芝居を読む。この絵本は読むのに三十分はかかりそうなので、宣言して始めた。「今日は超大作だよ。イエスさまの人生をじっくり紹介するからね」。園児や小学生の目が集まる。表紙はガリラヤ湖だ。聖書絵本シリーズの第一巻は暗闇に覆われていたが、最終巻には朝日が射し込む。イエス・キリストは光、人類の希望の物語を暗示している。「早く、早く」と子どもたちがせがむ。イエスの誕生。東方の博士や羊飼いなど、見慣れない中東の人々の顔に、一瞬誰かがくすり。でも、ページを繰るごとにみんなの表情が変わる。心の旅が始まった。絵本の力だ。イエスがそこに生きている。画家の小林豊さんは、中東を長年旅し、人々の暮らしを慈しむ眼差しで絵本を描き続けて

CD Review ◆ CD評 この国がいま復活進行するのさ!!REVIVE !

横山大輔ゴスペルシンガーソングライター二〇一一年の東日本震災での痛みを払拭し、この日本が復活へと向かうため、サルーキ=の新しいアルバム「復活のロックンロール」が発売された。はじめに聞いたときの印象は、サルーキ=らしい、人間らしさ、泥臭さ。多くの人が日常で悩み、葛藤していることをロックンロールを通じて励まし、聞く人に前に進む勇気を与えてくれるメッセージ性のある作品だと思った。さらに今までの作品よりも強く感じたのは、ところどころにさりげなく出てくるバイブルの言葉だ。自分としっかりと向き合っているボーカルのチヨ君と、そして試練の中に励ましを与えてくれる神様との関係において、自然と出てきた言葉なのだろう。一曲目の「復活進行」は、ヨブ記にある「私は裸で母の胎から出て来た。また、裸で私はかしこに帰ろう」

豊かなディボーション生活のために―もっと知りたい聖書の世界 ◆普段使っている聖書の隣に……

森恵一保守バプテスト津田沼教会牧師『バイブル・ナビ』の注解部分を抜き出した『ディボーショナル聖書注解』が出版されたと伺い、それは何より、と喜んでいます。『バイブル・ナビ』は、発売前は『チェーン式聖書』ほどの解説を推測していましたが、実際には膨大な注解が書き込まれており、その内容と分量に大いに感心させられたものでした。ただ、その大きさにも圧倒されまして、コンパクトカーを好む日本社会にはちょっと負担かなと感じていました。聖書本文と別にした今回の出版では、この注解書の魅力がますます高まるように思わせられています。その意義はまずやはり、コンパクトになった点です。机のスペースを考えると、『バイブル・ナビ』の大きさでは本棚が定位置とならざるを得ません。でも本棚というものは概して〝埋蔵〟の温床です。今回の

子どもが集まる教会に

CS成長センター、CS活性化推進委員会が教会に子どもが来ない現状を打開しようと検討するなかで生まれた『教会学校スターターキット』。教会学校に必要なものをすべてそろえてパッケージにしたその中身、具体的な使い方を大公開!教会に子どもが来ないみなさんの教会には、教会学校がありますか。あるいは子どもたちを対象にした伝道プログラムや教育プログラムがありますか。それはどのようなかたちで行われているでしょうか。そしてそのプログラムに満足しているでしょうか。CS成長センターが主催してきたCS教師セミナーや全国の教会を対象に行った「教会学校の実情アンケート」を通して、教会学校の現状と課題が明確になってきました。課題は要約すると、次の四点に集約されるようです。1 地域の子どもが教会に来ない。2 イベントには集ま

The Cross Pendant

He is a cross pendant.
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Emmanuel

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Bible Verses About Welcoming ImmigrantsEmbracing the StrangerAs we journey through life, we often encounter individuals who are not of our nationality......

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